どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

全線開通した「常磐線」沿線を訪ねて① /    ウイルス感染列島の不安な春を行く

-No.2378-
★2020年03月26日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 3304日
★ オリンピックTOKYOまで →  開催(再開?)まで中断中
★旧暦3月3日、三日月・若月・眉月
(月齢1.7、月出06:44、月没19:34)


※21日。「ねむの木学園」の設立者で、女優・歌手の宮城まり子さんが悪性リンパ腫で亡くなりました(享年93歳)。彼女が若き日に唄った『ガード下の靴磨き』(1955年)は、まだわが家にテレビのなかった時代、たしか「日劇」あたり、当時の大劇場の舞台で触れた記憶があります。眩しくて、チャーミングでしたネ。
 ぼくの青春時代の宮城まり子さんは、映画『黒い十人の女』(61年、市川崑監督)の女優としてより、作家(故)吉行淳之介を愛した佳きパートナーとして認識され。
 68年に私財を投じて肢体の不自由な子どもたちの養護施設「ねむの木学園」を設立、園長に就任したときには、美談を讃えられる一方に「売名行為」という、いつの世にもある〝つれない〟批判があったことも識っています。
 「ねむのき学園」が、はじめに在ったのは美しい浜岡砂丘でも知られた静岡県浜岡町。ぼくはそんな「ねむのき学園」を、仕事をはなれて訪ねたこともありました。が、その浜岡町に中部電力原発が立地すると、宮城さんはこれを忌避して97年、学園を掛川町に移していました。
 葬儀はその学園で、園生たち関係者に見守られて行われました。ご冥福を……

 ※突然のこと(でも予感はしていた)になりました、けれども、この臨時版『新型コロナウィルス「感染列島」に想う〈番外日記〉』は、オリンピックの開催延期決定によって、急遽、先日24日の⑩回をもって終了にしました。ゴメンナサイ。これまでの後手踏みつづきで遅きに失しながらも、なんとか決着がついたことはヨシとして、政府はこれを機に「ウイルス感染防止」に全力を傾けてもらいたい。だってまだ、〝中止〟になる最悪のシナリオが回避できたわけじゃありませんからね。感染が広がり長引けばヤーメタはありうるし、トウゼンとも言えるでしょう。専門家の先生たちにも、甘い見透しなんかヤメにしてもらいたい。政府の〈判断を民間にゆだねる〉ごとき無責任は、もう、許されませんゼ。

 ともあれ、この「常磐線乗車、沿線報告記」を3回ほどでおえたら。
 さきにお約束しておいたとおり、このチャンスに考えておきたい「象徴天皇制」について、このブログで。それから、「ひと任せにしない吾が身の片づき」アドバイスを、こちらは別ブログ「ちっこ房だより」で、お知らせしていくことにします。





◆IOCのバッハ会長が「延期もある」と語った

 22日(水)。これを受けて、開催都市東京をもつ(…と勝手に思いこんでいる)日本国の安倍首相も「IOCが決めれば容認する」と応じた。
 どちらも、いかにも鷹揚に(なにものも怖れず悠然と、ゆったりと落ち着いて)振舞って見せた、けれど。
 内実は、その責任を(一身に背負わされてはたまらない)、みずからの立ち場を守ろうとする〝自己中〟ばっかり、そこにはアスリート・ファーストなんぞ、これっぽっちもなかった。

 そんな顛末になるであろうことは、前から見え透いていたから。
 ぼくは、新型コロナウイルス騒ぎの渦中、最寄りのJR駅に赴いて、かみさんと二人「東日本大震災被災地東北巡訪」再開22回目の旅へ、切符を手配しておいた。
 このたびは諸事情を踏まえ、車でのロングランは控えて、14日(火)9年ぶりに全通なった常磐線に身をゆだねて福島〝浜通り〟を行く、日帰りの旅にした。

 いまは、わざわざ出張るまでもなく、スマホで手軽に乗車券や指定券が買えるシステムになっているけれど、高齢者むけ割り引きがある「大人の休日ジパング倶楽部」のキップは、窓口でないと発行してもらえない。

 この旅のために、交通公社の「時刻表」を、ひさしぶりに買った。
 ふつうの「行って帰る」旅なら、いまどきはネット情報でも充分まにあう、が。
 経路も変え、乗ったり降りたりを繰り返す細かいことになると、運行ダイヤを克明に記した「時刻表」がなくては、できない。

 かつて、むかしの「国鉄」が現在の「JR」に民営化される前、地方交通の通称「ローカル線」が次々に廃止されてゆき、もう鉄道取材では覚束ないことになるまでは、「時刻表」は取材の必需品であり。
 毎月のように…少なくとも年に一度、春の「ダイヤ大改正号」は買いそびれないように心がけたもの。そう、いまの人たちには信じられないかも知れないが、うっかりすると売り切れの店がでるほどの人気であった。

 冒頭の写真、(右)はボクが「片道最長切符」の旅に使った頃、1972年3月号の「時刻表」。月刊で、定価は250円。(左)は2020年現在の「時刻表」春号。いまは季刊になり、世情を反映して〝文字が大きくて見やすい版〟も登場、定価は1080円。
 (ほんとうの「旅」というのは、これら時刻表などの情報から、みずから計画し旅程を組むものであって、他人まかせのパック・ツアーでは、本来の〝旅〟の醍醐味は味わえない…ことを、知っておいてほしい!)

 ともあれ、「時刻表」を調べて検討の結果。
 往復「常磐線」特急の旅では、〝のりてつ〟だけの日帰りがやっと。行程も、便利な運行の東北新幹線「下り」で仙台まで行き、「上り」常磐線に乗り換えての途中下車旅が有利である、ことが判明。
 そのカタチで、変則往復の乗車券と特急指定席券とを購入したのが1週間ほど前のこと。

 その時点では、IOC会長も日本の総理も、口をそろえて「オリンピック開催は予定どおり」と唱えていたのだ、けれども。
 世界のウイルス感染、蔓延状況はすでに「パンデミック」の極み。重大な局面はすぐ目の前に迫っていたこと、みなさんもすでに実感されていたとおり。
 
 19日〝花に嵐〟の強風下、仙台空港にもたらされたオリンピック「聖火」は、26日、サッカーの聖地(つい先ごろまではフクシマ原発の事故対策基地)「Jビレッジ」からスタートすることになっており。
 そんな現況にある福島県浜通り常磐線沿線の情景を見とどけておきたいと、ぼくは思った。
 2日前のタイミングは、これがぎりぎりのリミットだった。

 でも、まさか……
 その夜遅くに帰宅してみれば、急転、オリンピックは「1年延期」。
 これをうけて、聖火リレーは直前に中止!
 結果、これほど劇的なことになろうとは……

 次回28日(土)から沿線風景をお届け。

  ……………
 
【余禄】

 クラスター 集団感染
 オーバーシュート 感染爆発
 ロックダウン 都市封鎖

 「なぜ日本語で表現しないのか…」と、自身のツイッターで表明したのは河野太郎防衛相。
 これに反応したリツイートが多数にのぼったらしい。

 同じ指摘は、すでに、ぼくもしている。
 いわゆる専門用語系に多い、英語など欧文による表記は、往々にして深刻な「実相」を懐柔するオブララート効果につながりやすい。深刻さが薄れる。
 安倍政権の影で、こうした表現操作を画策する者がいるのではないか…これも、すでにこのブログで指摘しておいたこと。

 「ほんらい政策は、国民にわかりやすい表現で、丁寧におこなわれるべきもの」
 との声は、与党・自民党からも聞こえる。が…
 おなじ言うなら、もっと大きな声でハッキリと発言してもらいたい。