-No.2354-
★2020年03月02日(月曜日)
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◆『さすらいの航海』…の決算は!?
新聞、社会面の小さな記事。
1日、加藤勝信厚生労働相が記者会見で公表。
とどまのつまりは、このたび新型コロナウィルス集団感染の象徴になってしまったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(船籍はイギリス、運航はアメリカ)。
2月3日に横浜港沖に到着してからずっと、つい、数日前までは、数多の話題と関心を集めつづけてきた〈ひとつの巨大な閉鎖空間〉から、全乗客&乗員の〈下船〉が完了。
入港時には3,700余人いた乗船者たち。
船内で検査の結果、「陽性」(感染して発症)だった人は病院に隔離、あるいは収容され。
「陰性」だったうち、外国籍の人の多くは、各国のチャーター機などで帰国。
日本人乗客たちは、公共交通機関などで、それぞれに帰宅。
(検査結果の〝陰性〟が、確実ではなかったこと、後に判明…)
下船した人たちのうち、63人は〈健康観察〉のため税務大学校(埼玉県和光市)に移り。
68人はインドネシア政府のチャーター機で帰国、という。
なお、この件の対応にあたった副大臣と政務官は、いちおう〈陰性〉が確認されたものの、2人ともしばらくは、自宅待機のテレワーク態勢ですごす、とのこと。
ちなみにクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は、横浜寄港の前からすでに船内感染が始まっていた、とされ。これによって、日本の感染者数からは除外。
……………
後日いずれ、新型コロナウイルス「ダイヤモンド・プリンセス」船内集団感染についての詳細は、数字的なこともふくめて整理、発表されることになると思うけれど。
いち時期あれだけ騒いだにもかかわらず、その後の国内で、政府から「高等学校までの全校休校」要請があってからは、ほとんど〝無関心〟にも近い状況の激変ぶりには、オドロキと???の塊である。
日本国内で、ぼくが見聞したかぎりでは、わずかに。
イタリア人船長の、「機知にとんで勇敢な」乗船客への対応を評価する声が紹介(ただし、それが日本人乗客たちにどれだけ伝わっていたかは疑問)されたこと。
そして、運航会社「プリンセス・クルーズ」は全乗客の旅行代金等を払い戻し、無料とするコメントを発表したこと。
これくらいしか伝わっていない。
したがって、このようなの「クルーズ船による(地球規模の)旅行の時代」、ナニか大きなコトがあったときの〈国際的な人道ルール〉とり決めの、早急な必要を痛感させられることになった。
思えば、海事に関しては幕末・維新、坂本竜馬の「海援隊」以降、他の分野にくらべて時代対応の著しい遅れが指摘されてひさしい。
いまのうちにナントカしておかないと、未来ある「海の時代」は来ないだろう。
そうして、もうひとつ。
「ダイヤモンド・プリンセス」の、今後のあれこれ。
結局のところ『さすらいの航海』…の決算はどうなるのかも、おおいに気にかかる。