-No.2347-
★2020年02月24日(月曜日)
★11.3.11フクシマから → 3273日
★ オリンピックTOKYOまで → 151日
★旧暦2月1日、新月・朔日
(月齢0.5、月出06:51、月没17:58)
★〝桜〟開花まで積算600度追跡=23日まで301℃
※ついに開花目安600℃の半分まできました。まともな〝花見〟…ができればいいのですが。
◆日本〝感染〟・〝浸透〟列島
先週2月18日(火)に掲載した、新型ウィルスに対するニッポンの認識の甘さ、危機意識や備えの低さは、1週間を経てもザンネンながら、まるで変わりません。
もうちど、あの日の記事を〝再掲〟させてもらって、いまの気もちに代えます。
……………
※2月18日(火)-No.2341-記事『〝オリ・パラ景気〟を壊滅さないためにも…いま日本がしなければならないコト』抜粋
◆新型コロナ(肺炎)ウィルス…国内感染へ
ここまで来てしまったら、もう、スッパリ覚悟をきめて。
「日本感染/緊急対応」
を内外に宣言するほかないでしょう。
中国のことは言えません。日本だって、もっと早期に敏感な対応がとれていたら、状況はこうも悪化せずに済んだでしょう。そうですよネ。
それが〈水際阻止〉には、ドジって失敗。
(どうやら中国での感染拡大は〝終わりに近づいた〟ようだ…とのこと、すると、これからは日本が感染阻止の最前線、国際的にも責任は重い!)
このウィルスの感染力はかなり強いし、重症率・死亡率は低いからといって、そんなことナンの慰めにもなりぁしません。
ざんねんながら日本政府、現政権はことに、民生・福祉政策には鈍感で、暗愚〔くら〕く、非情です。そして、政治家ばかりでなく、いわゆる専門家と呼ばれる方々のヨミ(想定)も、いつだって、きまってアマい。
それだけじゃありません。
国民だって、「ほかよりよさそう」なんてよくワカラナイ判断で、現政権の延命を許してきたのですから、おなじくヨミも評価もアマい、だからやむをえない、ところもあります。
口惜しいけれど、そうですよね。
現政権は、あくまでも〈上流国民を主〉とした経済政策さえ、まぁまぁ、なんとかなっていれば「いいだろう」くらいの立場です。
(それだって、消費税増税後の痛みがひどくて、体力はガクンと落ちてしまいましたが…)
野党も、ざんねんながら国民目線など「まったくない」といっていい。
このだいじなときに、喫緊の課題に向きあい知恵を絞る姿勢そっちのけで、バカのひとつ覚えみたいに「桜がどした!?」じゃないだろが。でしょ。
〈集中審議〉を求めるなら、「新型コロナウィルスの感染から国民をどう守るのか」じゃないか、どこ観てやがんだ、怒阿保奴が!
アメリカのトランプ政権も非情、だけれど。
それでも、ほかにも「有為な人材はある」と見えて、この新型コロナウィルス問題に関しては超大国らしく、先手・先手とうってきたのは流石〔さすが〕と思わざるをえません。
それにくらべると、インド…ダイヤモンド・プリンセスのサービス・スタッフたちへの対応…はお粗末、お気の毒。
いっぽう日本は、初動から後手・後手にまわりつづけた結果、リスクは〈倍…倍…〉ゲームで増えちまいました。
理由〔わけ〕いろいろあるでしょう、けれど、今夏にせまったオリンピック開催の大事が、国際的にも国内的にも、決断を鈍らせたことはまちがいありません。
(やることが姑息だと、傷はかえって大きくなっちまう!)
ここは、一番。
「国家非常事態宣言」まではいかない…にしても、それくらいの「覚悟をもって国をあげて対処する」決然たる意志の、内外への表明を、いまこそすべきときでしょう。
「ウィルス感染の蔓延阻止」を最優先に、1~2ヶ月。
生産・活動・交流を半減(できることは停止および中止、あるいは中断)。
国レベルでの利益は半減を覚悟、国民も不自由・不便を覚悟と我慢。
そうして、感染のピークを低く抑える実効が見えれば、すべての「信用」を回復できます。
結果的には、1~2ヶ月の減速は〈オリンピック景気で挽回〉できるに違いありません。
反対に、八方シンパイのあまりグズグズして、後手にまわりつづけて失態を重ねれば、すべてを失うことになるでしょう。
「どっちをとるべきか…」は、自明なことです。