-No.2281
★2019年12月20日(金曜日)
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★ オリンピックTOKYOまで → 217日
★旧暦11月24日
(月齢23.9、月出....:....、月没12:34)
◆高齢化社会に開かれたドア
…が、ひとつ閉じようとしている…ように思えました。
というのは…
ぼくが通う北里大学東病院、心臓二次予防センターで行われていた「心臓リハビリテーション」(以下〈心リハ〉と略す)が、来年3月末をもって終了する、通知がありました。
あとのことは、北里大学病院であらためての診断と、患者個々との応談とにゆだねられることになる、というわけです。
心臓二次予防センターは、心臓の手術を受けるなどした患者むけ、再発予防の〈ケア診療科〉であり、〈心リハ〉はその再発予防に有効な診療行為であることが確かめられています。
ぼくは、〈心リハ〉初期段階からの患者(兼、承諾のうえの被験者)で、16年から正式に始まったプログラムに参加して3年あまり。ほぼ隔週の運動療法をつづけて、もうじき通算100回くらいにはなります。
年に1度の検査受診と心肺・身体・運動機能検査のおかげで、自身の経過を確認してきましたから、それがストップされるとなると、やはり胸中の不安を禁じえません。
それは、この東病院が、近在する北里大学病院に吸収合併されることになった、事情にともなうもので、心臓二次予防センターも同時に移行されることになり。
すると、これまで特例で続行されてきた〈心リハ〉療法は、一般のリハビリと同様、開始から3ヶ月を限度とせざるをえない…ということになります。
人口減社会の進行にあわせての、医療機関の規模縮小・統合のうごきはやむをえないのでしょう…けれど、医薬を含む医療費負担をトータルで少なくするには、患者個々の健康維持がいちばん。
とすれば、リハビリの重要性はますます高いわけで、リハビリ療法の縮減は現実に逆行するものとも言えます。
ですからそのこと(患者に寄り添う医療であってほしい旨)は、いま〈心リハ〉を担当してくれている理学療法士にも伝えておきました。
(これも患者側からできる協力であり、同時に義務および権利でもありますから)
……………
ともあれ
ことし74歳の、心肺・身体・運動機能検査を先日すませ、結果の詳細説明をうけたボクのいま現在の心境と、そこから導きだされた考え、これから先の対処策をお伝えして、参考に供したいと思います。
【心肺機能】
○肺活量と呼吸機能は、ほぼ年齢相応、平均的な数値。
欲を言えば、もう少し活性化させたいところ。
〇脈拍と血圧は、現在はほぼ正常に近い。
けれども運動時に血圧が上がりやすいため、心臓への負担が懸念される。
【身体機能】
〇体重72.5kg、体脂肪率25.7%、脂肪量18.6kg、
除脂肪量53.9kg、BMI(ボディー・マス指数=肥満度)25.1。
いずれも標準よりやや高いレベルで、体型は「普通」より「肥満型」に近い。
※シェイプアップ(脂肪量が多め)の要あり。
※ちなみにボクの体重、16年には71.4kgしかなかった。
〇筋肉総合評価はほぼ標準値ながら、基礎代謝量は「燃えにくい体質」レべル。
内臓脂肪レベルも「過剰」気味で、要注意。
〇下肢筋力右51.5%、左54.1%。
やや標準を下まわるレベルで、筋力アップの要あり。
〇片足立ちは、60秒維持できており問題なし。
〇重心移動距離(リーチ)は、平均値をクリア。
〇握力右30kg、左26kgは、平均値を下まわる。
※腕力に劣るのは若い頃から…
【運動機能】
〇快適歩行時間(10m)6.79秒、最大歩行時間(10m)4.95秒。
いずれも平均値をクリア。
〇6分間歩行距離435mで、前年の465mを30mも下まわり。
この数値は体力低下に要注意のレベル。
※これは右脚大腿部の動脈硬化による影響大かと思われる。
【生活習慣記録】(ライフレコーダ/2週間計測)
〇平均歩数4418(目標10000)
平均運動量121kcal(目標365kcal)
平均活動時間51.6分
平均歩行距離2.9km
以上いずれも「低調」「不足」の診断。
このままの状態がつづくと体力低下、生活習慣病発症のおそれあり、とされる。
※この場合の目標数値は、年齢による平均値ではなく。そんなに世のなかの皆
さん、熱心に運動なさっているのか知らん…というのが、ぼくの感想。
……………
結果は、ほぼ予想されたとおりではありました…けれど。
それほどひどくサボっていたとも思われない…のが正直なところ。
要は、「筋力」と「体力」、そうしてなによりも「歩け歩け」。
ハッキリはしていますが、生半〔なまなか〕なことでは成就しそうにもありません。
まずは、これまでの吾が常識をすべて無にして、めげずに励んでみるしかなさそうです!
……………
くわえて
ひとつおおきな気づきは、ぼくの体調管理が「守り」の姿勢であったこと。
基本「抗老(アンチエイジング)より馴老(老いを受け容れる)」は、まちがっていない…と思うのですが。
いかんせん、運動ばかりか栄養摂取にまで消極的になっては元も子もないわけで、これでは若い女性たちにありがちな「体調無視のダイエット」と同じことでした。
「無理」はいけない、けれども、せっかくの「伸びる芽」(筋肉は一生、成長をつづけられる組織だそうです)を摘んでしまうのもいけない。
これからは、あらためて「攻め」の姿勢をとり直していくことにします。