-No.2081-
★2018年06月03日(月曜日)
★11.3.11フクシマから → 3007日
★ オリンピックTOKYOまで → 417日
★旧暦4月27日、新月
(月齢0.1、月出04:19、月没18:36)
※先月末5月31日(土)は、七十二候の「麦秋至(麦が熟し〝麦秋〟となる頃)」であった。そろそろ風に梅雨の匂いがしてきた……
「銀座は古くならない、銀座は銀座でありつづける」
日々、進化と変貌をとげていく銀座通りの、ひとすじ有楽町寄り。
数寄屋橋交差点の銀座5丁目辺りも、街の表情がかわってきている。
交差点南角、2017年3月に「ソニー・ビル」が閉館した跡地に。
18年3月には、地上から地下4階まで広がる立体構造の〝スクエア〟が誕生。
「変わりつづける公園」がコンセプトとかで、遊び心あふれる体験型イベントの〝広場〟になった。
オープニング・イベントは地下2Fフロアに「パーク×ミュージック×ローラースケート」場を登場させて「ウォークマン」イメージを表現。
夏には、「ソニー・ビル」の恒例イベントだった大水槽に、沖縄の「美〔ちゅ〕ら海水族館」の魚たちを泳がせた。
この「Ginza Sony Park」のもうひとつの刺激的な表情は、日本一の繁華街の空を個性的な緑でシェイプアップするこころみ。
樹齢1000年のオリーブの大木もあれば、イトスギが天を突くように伸びていたり……
しかも、これらの樹々も「買える公園」だというのだから、さすがソニーの面目躍如といえる。
ぼくが、ここを初めて訪れたのは18年初夏、そのときには南国果実の文旦〔ぶんたん=ザボン〕に驚かされ、そして今年3月に再訪したときには、ブータン・ミツマタ(和紙原料になるミツマタの仲間)の鮮やかな黄花に目を見晴らされた。
銀座で自然を学んでしまった……
ただし
この「変わりつづける公園」も、オリンピック・イヤーの20年秋までの期間限定。
すぐに建て替えの予定だったというが、五輪ムードの建設ラッシュと重なったため、「…なら建てない。人がやらないことをやるのがソニーのDNA」ということらしいが。
これだけでも充分、ソニーらしさの訴求効果グンバツであったろう……
www.ginzasonypark.jp
数寄屋橋交差点。
「Ginza Sony Park」(かつての「ソニー・ビル」)の、外堀通をはさんだ向かいの一郭。
ここにはかつて、「モザイク銀座阪急」デパートがあった(12年8月閉館)。
ただ、根っから<江戸っ子系>のぼくにとってのデパートは、日本橋の白木屋か三越がずっと馴染みであったし、しかもボクの小遣いにはかぎりがあったから、関西系の「阪急」にはとんと縁がなかった。
そこに、こんどは替わって「東急プラザ銀座」が建ち。
その奥1~3階に、ちょいと気軽に立ち寄れる<科学技術系>の展示施設ができた。
「メトア・ギンザ」は三菱電機が運営する、まぁ、ニュ-タイプのアンテナショップといっていい、かも知れない。
展示見学は無料だし、博物館の堅苦しさとは無縁だし、期間をかぎった展示もコンパクトだし、おまけに無料ときているから、待ち合わせ場所にもいい。
もちろん運営する会社の得意分野がメインではあるけれど、「なにげない日常のなかにも、さまざまな技術が生かされていることを知ってほしい」とのネライどおり、きっちり企業イメージづくりに役立てられている。
2~3階の展示室を観たあとは1階に下りて、「Cafe & Kitchen」に憩ってみるのも、ちょいとお洒落。
オーストラリアのカフェをコンセプトにした、というオープン感覚のフロアでは、外の人通りを眺めながら、スーパーフードや野菜たっぷりの、彩りもチャーミングな食スタイルが愉しめる。
metoa.jp