-No.1616-
★2018年02月23日(金曜日)
★11.3.11フクシマから → 2542日
★ オリンピックTOKYOまで → 882日
◆風邪っぴきで、あえなくダウン…
連載記事を2回オヤスミさせてもらったのが、2月3日と5日のことだった。
その後は…恢復したかのように、装っていたのだけれども、ほんとは違って、どうもイケナイ。
お察しのとおり、じつは、このオヤスミのもっと、しばらく前から風邪ぎみ、ずっとオカシかった。
それを、いつもの売薬にたよって騙し騙し、していたっけが…。
あるとき外出して、なにかしら鼻に侵入したような、<ツン>というか<ミシ>と表現すべきか、とにかくゾクッと嫌ぁな感じがあって…これはイケナイと思った。
鼻水の症状がつづいて、熱はないのだが、頭の額のあたりがボッとしている。
けれども、インフルエンザのワクチンは昨年末に注射してもらってあったから、どうせ鼻風邪だろうとタカをくくって。〝隠れインフル〟なんて考えてもみなかった。
こんなときには暖ったかくして寝ているにかぎる…から、とにかく本を枕の横に寝てすごした。
1~2日すると、いくらか気が晴れて(どうやら風邪が抜けてきたような)気がする。
風邪とのつきあいも何10年とつづけば、それくらいの見当はつくようになる。
……ところが。
これが、ことしはイケナイ。
寝起きはイイようでも、朝飯をすませる頃には、首すじに寒気が擦り寄ってくる。
そんなことを繰り返して、なんとか連載だけはこなしてるうちに……
ふと「鬼門」に思いあたった。
<鬼門>といえば、ふつうは方角か場所だが、ぼくの場合は「月」である。
どうも、寒いのがイケナイ。
いやがっていると向こうからやってくるところなんざ、まるで<悪女の深情け>も顔負けのありさまだ。
2月には、「初花月」「雪消月」の別名もあるのだけれど、ぼくの2月はひたすら「衣更着(かさね着)」である。
ついに観念して、かかりつけ医のもよへ。
診てもらったけれども、インフルエンザではなかった。
「よしんばインフルでも、治療にはもう遅い」
といわれた。オカシイと感じてから72時間以内に受診しないと対処ができない、あとは自然治癒にまかせるしかないのだ、と。
テレビ駄目、風呂もいけない、酒!もってのほか、汗をかくくらい暖かくして寝てること!!
……………
いわれたとおりに過ごして。
こんどこそ、昨日になってようやく「抜けた」らしい。
朝の寝起きに<パラ>っと、なにかが剥がれるような感覚があった。
ただし、医者に言われたとおりにしなかったことが、2つある。
ひとつは、酒。
「卵酒」は、経験して身体を温めるのにいいとわかっている、から、ついに酒はやめなかった。
もうひとつは、風呂。
風邪が抜けたかどうかは、風呂を浴びたあと頭のスッキリ感で確認できるからである。
(もっとも、その時機を誤ると酷い目に遭うのだが…)