-No.1389-
★2017年07月11日(火曜日)
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◆孫にやさしく…10食品群をチェック
「まごわ(は)やさしい」
これは、栄養のバランスをとるのに必要な食品群を言ったもの。
以下のようになる。
まめ(豆)
ごま(胡麻)
わかめ(ワカメ)
やさい(野菜)
さかな(魚)
しいたけ(椎茸)
いも(芋)
なるほど……だが、すぐに気づく、「肉」「酪(乳製品)」が含まれていない。
「わ(は)」を「に」にかえると、「にく(肉)」が入って「まごにやさしい」となる、が。
「ワカメ(海藻類)」もやっぱり欠かせない。
最新の、医学・生理学・栄養学の知見によれば、良くないのは「偏食」と「過食」であって、「まんべんなく食べる」のがよい。
むしろ、無理無体のダイエットとか高齢者の栄養不足にこそ、気をつけなければならない…と。
そこへ「これですね」と提案されたものがある。
「10食品群」…1日に少しでも気をつけて食べておきたい食品の種類だ。
〈肉酪系〉
➀肉(加工品でもよい)
➁魚介類(加工品でもよい)
➂卵(マヨネーズでもいい…かどうかは不明、魚卵は不可)
➃乳製品
➄油脂類
〈野菜系〉
➅大豆(加工品でもよい、油揚げも可)
➆緑黄色野菜
➇海藻類
➈芋類
➉果物
チェックシートをネットからプリントアウトできるので、わが家でも一週間ほど試してみた。
結果、満点(10点)から低い日で7点まで。ま、合格レベルであろう。
わが家の場合には「卵」と「芋類」が盲点であることもワカッタ。
独身者が、これを日々クリアしていくのはかなりムズカシイであろうことも。
「ベジタリアン」が、すでにコトバとして懐かしいものになってひさしい。
「草食系」男子、「肉食系」女子、というのも、すでに遠くなりつつある。
世の中、たしかに進む、が。進んで、また似たような風景に出逢う。
それって、〝ふつう〟っていうか、〝あたりまえ〟のこと、じゃなかったっけ!?
……………
「てきとう」という。「適当」と書く。
「適とう」と書くのがいいんじゃないか…とボクは思う。
「とう」に「当」という字をアテると、「あたり」か「はずれ」かみたいな〝博奕〟語感に嵌り込んでしまう。
ことばの意味としても、
➀「ほどよい」
➁「要領がいい」あるいは「いい加減な」
…と、ある意味、真逆というか、アッチとコッチみたいな分裂気質の気味がある、ぜんぜん居心地よくない、吐き気がしそうだ。
ぼくは「てきとう」な「ほどよさ」を愛する者だ、けれど。
世の中テキには、「てきとうな奴」みたいな語感で〝バカにする(される)〟使われかたが圧倒的主流だ。
しかも、じぶんだって「てきとう」なくせに他人の「てきとう」がゆるせないタイプの、差別感情がその根底にあったりする。
これって、ヨクナイ。
たとえば「てきとう刺激」という分別判断があって、「眼に光り、耳に音」のように感覚的に自然〔じねん〕なもののこと。
これが〝ふつう〟で、つまり「てきとう」でイイ状態なのに、人はなんで、あえてビリッと感電とかズキッと痛撃みたいな〝不てきとう刺激〟を求めたがるのだろう。
ほんと〝変な動物〟だ。
……………
気がつくと今日は、〝箇条書き〟が多くなっている。
箇条書きには、書き手(語り手)が考えを整理し、それを読み手(聞き手)に理解しやすく、印象づよくする表現法で、ぼくもよく使う。
現実場面でも、箇条書き的な用法・用例は枚挙にいとまがない。
思いつくままに。
「地震雷火事親爺」という諺があるけれど。
これなんかも、じつは、
地震
雷
火事
親爺
と箇条書きにしたほうが、はるかにワカリやすく、インパクトもある。
頭に「・」「★」「▼」みたいな記号とか、数字やアルファベット付けると、ひとつひとつ灯台に灯りが点ったようになるし、上記のように前後を1行空きにする、もっと効果的な手段もある。
近代では第二次世界大戦時代のイギリス、チャーチル首相が箇条書きの思考法を駆使したことで知られるけれど。
その近代化を迎えた日本では、徳川幕府から天皇家へ大政奉還という政局をうけた明治政府が、明治天皇が天地神明に誓約するかたちで示された「五箇条の御誓文」が、代表的な〝箇条書き〟ごとといっていい。
ただ、この国の新たな「基本方針」とされたものは、じつは公卿・諸侯(大名)を対象にしたもので、広く人民が相手にされているわけではない。
ともあれ、来年2018(平成30)年は〝国策〟テキに〝明治150年〟にあたり、あれこれ政治的な画策も目されているようなので、この五箇条を当時のままの表現(ただし漢字は現代版)で下記しておきたい。
(不明の語句については各々、辞書をひいて意味あいを知ってください、いまは電子辞書ってラクなもんがあるんですから…)
【五箇条之御誓文】
一 広く会議ヲ興シ万機公論ニ决スヘシ
一 上下心ヲ一ニシテ盛ニ経綸ヲ行フヘシ
一 官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マサラシメン事ヲ要ス
一 旧来ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クヘシ
一 智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ