-No.1198-
★2017年01月01日(日曜日、元日)
★《3.11》フクシマから → 2124日
★ オリンピック東京まで → 1300日
◆新たまる年のはじめに、お元気よう
ことしの干支は「酉」。
ぼくは年男で、かぞえて72になります。
「酉年」ということで、ニワトリ(鶏)のようにいわれる(絵に描かれたりする)と、「オレは鳳凰(オオトリ)だから」と切り返してきたものでしたが……
「酉」という字は、〈首の長い酒器〉からからきたもので、作物や果実などから〈酒を醸す〉字義がある。
お酒の好きなボクには、これほどウレシイことはない。
ちなみに「酉」のつく字は、みな〈酒〉にまつわり。
それは〈万物の老〉つまり〈熟成〉からきている。
さらには〈くすり〉や〈あく〉の意味もあって、訓では〈おさむ〉になる。
いいね、じつにイイ感じになってきました。
「酉」はまた、月にすると〈8月〉にあたり、(もちろん旧暦ですが)ピッタリぼくの生まれ月。
「酉の刻」になると18時を中心にする2時間ですから…えぇ、いうまでもない酔い酔いの刻(とき)です。
ひとつ、惜しいのが方角で「酉」は〈西〉、ぼくの性向は「もっと光を」の〈東〉ですが。
まぁ、西はいうまでもない西方浄土ですから、いいとしましょう。
……………
ところで、ことし酉年のボクですが。
なんでも、十二支のなかで1番に人口の少ない干支が酉年(およそ943万人)なんですってね。
そりゃ、あたりまえ。
敗戦の1945年生まれ(ぼくがまさにそのくち)がありますから。
ついでに、2番目に少ない干支が戌年で、こちらにはカミさんの1946年生まれがある。
ベビーブームが始まるのはその翌年からのことで。
どうも、ウチは二人そろってマイノリティらしく……
でも、ともあれ、ぼくはドッコイ。
齢とともに、じぶんでは(ずいぶん練れてきた)つもりなれど。
怒りを覚えること、少なくなく。
怒りの切っ先、研ぐことを忘れてもおりません。
最大の忿怒が「怒髪天を衝く」。
俗に言えば「頭にくる」より、さらに強烈に上をいくのが「鶏冠〔とさか〕にくる」。
絵師(伊藤)若冲、描くところの雄鶏が声をかぎりに威嚇する図さながら。
ことしは〈喜怒哀楽〉を鮮明に、うまくペースを切り替えていきたいと思います。
「コケコッコー」なんぞではない。
「ココ、ケッコー」に。
よろしく、おつきあいください。