-No.1055-
★2016年08月11日(木曜日、山の日)
★《3.11》フクシマから → 1981日
★ オリンピック東京まで → 1443日
*《11.3.11》から5年5ヶ月、人々の住まいが仮設から自宅へ…復興はその先にある*
*新しくふえた休日「山の日」、なんとも腑に落ちない…お休みが、「いいね」になるのはいつの日か*
◆また費用負担がふえそうな…
小池新都知事が、開催費用負担の軽減を訴えて当選したばかりのところへ、2020東京大会での追加種目5競技18種目の採用決定というニュースが、じつにタイミングよくとびこんできた。
さっそく、これまで疑問視のあれこれ忘れてしまったかのように、マスコミこぞっての歓迎ムード、諸手をあげて大よろこびの図。
この朗報(?)をもたらしたのは、日本以外では人気いまいちの野球・ソフトボールを除外させないため、世界的に若者に人気のスポーツクライミング、サーフィン、スケートボード、それに空手も加えての一括パッケージ提案が成功したと、もっぱらの評判、なるほどこれは、そのとおりかも知れない。
国際オリンピック委員会(IOC)にしたって、人気にかげりがみえてきたことへの懸念払拭に、渡りに船であったろう。
しかし、これで計33競技、約1万1千人の選手が参加する見通しの拡張大会は、ますます費用負担が深刻なテーマになる。まちがいない。
それぞれの会場は、野球・ソフトボールが横浜スタジアム、空手は日本武道館、サーフィンは房総の一宮町、スポーツクライミングとスケートボードは江東区青海のお台場に新設される予定だ。
さぁ…どうする、どうする。
だいたいが、こういうことになると、お祭り好きな人々のつねとして、縮小より拡大にむかいやすい。
費用縮減の声があっても、「せこい」「みっともない」「はずかしい」など、無責任な論にかたむきやすい。
もともと税金なんぞ、だれだかわからん人の金…の意識が、使う側には根強いのダ。罪の意識や遠慮など、どこにもありゃしない。
民のほうにしって、じつにアマいもんで、目の前で財布から抜き取られるわけじゃないから、「まぁいいか、しょうがない」風情だろう。
しかし……。
ことオリンピックという、このメタボ体質なげかわしいばかりの世界規模競技大会は、それじたい、存在意義を問われるものになっているんじゃないのか。
ロシアの国ぐるみドーピングという、スポーツ根源にかかわる重大事もある。
野球に対するアメリカの、わが大リーグにまさるものはない、とする態度も、わからないではない、ところもある。
サッカーそのほかの世界選手権大会にしたって、オリンピックより上、のつもりでいるではないか。
スポーツ選手諸君にしたって、「出たい」気もちはわかるが、あんまり得手勝手、わがままがすぎるんじゃないのか。
頭に氷嚢のっけて、とっくり考え直したほうがいい。
「どこまでやるんだ」、「だれのためにやるのか」。
丸川オリンピック担当大臣は、すでにリオへ飛び。
組織委の森会長は、とっくにリオに居り。
小池都知事も、極力費用はおさえて、閉会式の五輪旗うけとりのためもあってリオに向かう。
開催そのものが、いっときはあやぶまれさえしたリオのオリンピックだが。
開・閉会式の費用など、これまでの大会にくらべると、かなり思いきってリーズナブルな、”カーニバル”のお国柄らしいマンパワー全開の運営になるようだ。
そのへんをシッカリと、見て、学んできてほしい、方々が……さて、帰ってから、なんと仰いますことやら……