-No.1053-
★2016年08月09日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1979日
★ オリンピック東京まで → 1445日
*長崎原爆の日…慰霊はつづく*
◆超大票田は底なし沼
投票時間が終了した途端。
速報番組開始の午後8時を待つより早々の当確さわぎには、いつもながらウンザリだけれど。
こんどの東京都知事選みたいに、あまりにも見とおしがきいちゃうと、グーの音もない。
立候補者の顔ぶれが、かたまりかけたときからすでに情勢は、序盤から中盤。
どの報道を見ても、はじめから小池さんリード、増田さんと鳥越さんが追う展開に、いちども変化なし。
「追いついたか」「逆転か」…といった興味もいだかせないままに、投票日を迎えた。
こんどの場合、ぼくの思い、ぼくの感じは、選挙戦開始早々に、すでに「迷う」とお知らせしておいた。
それが、そのまんまの流れ、かわることなかったのだから、投票日前にすでに決着はついてた。
そんなことを考えながら、今回は白票ではなく「なめたらいかんぜよ」意思表示の投票をしてきた。
記名したのは、Uさん。
結果、彼の得票は上位3人に次ぐものだったのだから、おなじ思いの方がいかに多かったか…。
とはいえ、数字はなんともはやの桁違い、超大票田はまっこと底なしの沼のごとし。
それにしても……。
既成政党の感性の鈍さ、固陋の見苦しさは、こりゃナンジャ。
勝負どころを見失った野党にあったのは「統一」の看板だけ。
腰を割る間もなしの突っ掛け相撲で勝負になるわけがない。
人気投票に乗じて踊る度胸もないのには、呆れる。
他人のせいにしないで、「面洗って出直して来い」といいたい。
自民党にしても、頑迷固陋のお粗末ぶりは同断だ。
さすが選挙上手の看板は、〈推薦辞退〉の小池さんにもっていかれた上に。
〈除名・除籍〉をちらつかせての一族郎党ぐるみの締め付けも〈縄抜け〉に効なく。
ついでに、よせばいいのにみっともない、引退したご老体まで担ぎだしての〈敵に塩〉。
それでなくても知名度の低かった候補者の、足もとの砂まで浚っちまった。
どっちも、どっち。
もうちっと気のきいた、生きのいいのが出てきてほしいやぃ。