-No.1044-
★2016年07月31日(日曜日)
★《3.11》フクシマから → 1970日
★ オリンピック東京まで → 1454日
◆わが工房「ちっこ房」のフリータイム木工教室
小学2年・男子の個人授業がはじまったのは、5月の大型連休後のことだった。
2週間に1度の日曜日、10時から12時までの2時間。
先生と生徒、どちらにでも都合のわるいことができた場合は、相談のうえ変更する。
2回ばかり、手はじめに木のおもちゃづくりをして。
3回目からは、底辺40cm×50cm×高さ30cmばかりの「おもちゃ箱」製作にかかった。
じぶんが作りたいものを作りながら技術を身につけていく、のが、この教室のねらい。
とはいえ、ふつうなら小学2年生の手におえる製作物ではない、のだけれど。
この教室を探しあててこられた、おばあちゃんの願いは……。
「夢中になれることをさせてやって、母親(娘)のふたんを少なく」だった。
片づかないおもちゃの整理箱を作ることも、その願望のルート上にある。
Nくんとしては、じぶんが欲しいというより、みずからを躾けるためのモノづくりだった。
なんとか、達成感をもたせてあげたい。
なんといっても小学2年は、まだ子ども(あたりまえだが…)。
体力・集中力ともに、不足はいなめない。
かなりの手助けがいる…覚悟でのぞんだわけだったが。
必要な寸法の板をノコギリで切りだし、ネジ穴を開け。
2回目で、ちゃぁんと箱型のカタチになった(上の写真)。
まず、ぼくにもオドロキの出来栄え、といっていい。
あとは、底とふたを付けて容れ物にし、把手を付けて完成する。
それが、次回の目標だ。
末頼もしい小学2年生、Nくん。
といいたいところだが、なぁに、そのうちに興味はうつる。
それまでに、できるだけ多くの達成感をもたせてあげたい。