-No.0909-
★2016年03月18日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1835日
★ オリンピック東京まで → 1589日
*きのうは、春本番の陽気。町田市でも昼間の気温が21度まで上がり、クーラーがほしくなったほど。空気も澄んで、三浦半島の海岸では富士の絶景が見られました。ぼくの”冬眠”もこれでおしまい、そろそろ身体を動かしたくなってきました*
◆再認識したプレートの秘密
《11.3.11》から5年ということで、さまざまな検証の結果や、新たに判明した事実の報告などがあいついだ、この春先。
あの東日本大震災にともなう大津波の影響が、遥かに遠く離れた北欧フィンランドの。
フィヨルド(峡湾)の水面をも大きくもちあげて住民を畏怖させていたことを知って。
ぼくはあらためて。
「地球はひとつの星、ひとかたまりの繋がり」にあることを痛感させられた。
そうして。
プレート境界部における「プレートのズレ」についても、じつは勝手な思いこみや、認識不足があったことも…。
じつは、ワカッタようなつもりでいただけ、なのだった。
その、ひとつ。
《11.3.11》もそうだったプレート境界型の地震は。
プレート沈み込みの無理が限界に達し、たくわえられた歪〔ひずみ〕を一気に元に戻そうとする反動による。
その事実にチガイはないのだろう、けれども。
ぼくは、その歪の大きさのもとになるのは〈角度〉と。
そのように誤解していたらしい。
つまり、ズレの角度が大きいほど発生する地震も大きい、と思いこんでいたのだけれど。
じつは、そうではない。
(これには報道で使われる参考図の”強調”表現も影響していると思われるのだが)
たとえば、日本から見ると地球の反対側の、南米チリ。
ここも日本列島に負けず劣らずの”地震の巣”地帯として知られ、大地震を連発しているところだけれど。
その原因になっているナスカ・プレートは、相対する南米大陸プレートへの沈み込み角度が浅く。
そのためにプレート間の接触面積が大きくなるから、起きる地震の規模もおおきくなるのだ、と。
ナルホドそうか、そういうことであったか。
もう、ひとつは。
沈み込むプレートも、平らではなく凹凸がある、ということ。
これはウカツであった。
ボクなんなも、プレートの沈み込み図示を見せられたとき、正直(こんなに滑らかなものだろうか?)と思ったものだが。
それ以上、疑問を追求することなく、また、専門家のしかるべき説明もなかった。
…が、じつは。
《11.3.11》の地震規模を大きくした原因も、沈み込んだプレートに海山が含まれていたからで。
つまり、その突起、引っ掛かりが摩擦をより大きくした、という。
ナットク、だった。
ナゼそれを、関係者はもっと効果的に、知らせ、伝えようとはしなかったのか。
少なくとも、防災・減災意識を高めるなんらかの役には立ったはずだろうのに。
オソマキながら。
ぼくは、この事象を「オルゴール効果」と名づけることにした。
オルゴールという装置は。
金属の、円筒あるいはディスクに付けられた”突起”を、やはり金属の”櫛歯”を弾くことで音響が生まれる。
それは、プレート境界部で起こる地殻変動の、けっして平坦ではないもの同士の”摩擦”と同じメカニズムといえる。
怖ろしい地震の鳴動は、心いやしてくれるオルゴールの音色とはあまりにも異質にすぎる、けれども…。