どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ラウンドアバウト(環状交差点)がいいらしい/死亡事故ゼロ…は、それくらいの交通量がイイということ

-No.0851-
★2016年01月20日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1777日
★ オリンピック東京まで → 1647日



 

◆真っ正面から”ガチンコ対決”しないところがイイ

 一昨年(2014)9月から施行された改正道路交通法で、ルールが定められ導入されたラウンドアバウトが、一年後の去る10月までの間に。
 死亡事故ゼロ、重症事故もなし(軽症の事故もわずかに5件だけ)だったという。
 (なお補足すれば、新ルールが導入される前の3年間にも死亡・重症事故はなかったそうだ)

 されば、ラウンドアバウト(環状交差点)なるものが、いま現在どれほどあるのか。
 全国15都道府県(関東では東京、神奈川、埼玉、千葉など)の48ヶ所というから、まだほんの序ノ口ではあり。
 ボクなんかのように、まだお目にかかったこともない人が、かなり多いだろう、けれど。

 さらに、されば、ラウンドアバウト(環状交差点)のルールとはいかなるものか。
①交差点内は時計方向まわりの一方通行で、左側を〈徐行〉すること、と定められ
②交差点のセンター部には、横切り防止の円形構造物を設ける
*つまり、”環道”の交通が優先される円形平面交差点で、信号がないから、停電のときも混乱がおきにくい
*交差点内では環状路の車両が優先だから、他車両の進入がなければ一時停止もない、原則〈渋滞〉もない
*したがって横断歩道は、ラウンドアバウト外の周囲に設けられることになる

 補足すれば。
③多車線の大型もあれば、1車線だけのラウンドアバウトもある
 (ぼくは沖縄のリゾ-トホテルで、この1車線だけのラウンドアバウト経験があるが、とくに違和感はなかった、ホテルの玄関前などによくある円形式の一方通行路とさして変わらない)

 ぼくは、このラウンドアバウト方式の採用が話題になったとき、(いいんじゃない)と素直に思えた。
 むしろ、これまでにナゼ実現しなかったのか。
 パリのラウンドアバウトなど見た目には、車社会の成熟度の違いかと思われたりもした記憶がある。
 
 あるいはそれよりも、日本では国土が狭いせいで、そんなゆとりがもてないからデキナイのかも、と思えなくもなかった。
 そのとおり、ニッポンの交差点は、国情の縮図かと思われるほど、チョコマカ、チョコマカせせこましい。
 実際、高度成長期あたりの慌ただしい世相、人口も車を増える一方の世の中では考えられもしなかったこと、にチガイない。

 それが、いまになってできる、のは…。
 人口が減ってきて、持つことがステータスではなくなった自家用車の台数も頭うち傾向になり、気分にゆとりというか、隙間から仰ぐ夜空に星の輝きが見えた、ようなものであろう。

 なお、このラウンドアバウト(環状交差点)。
 導入の目安は1日の車の交通量1万台未満という。
 大都市の巨大交差点のようなところでは、むしろ混乱、事故多発のもとだそうで。

 それは、ワカル。
 きっと、狭い輪のなかに多数がひしめくラットレースのごとき状景となるにチガイない。

 ともあれ、この結果に意をつよくした警視庁の担当者は、各地方自治体の「道路関係者と連携して適切な場所への設置をすすめていきたい」意向だとのことだが。

 ぼくには、別の想いがある。
 それは、「ラウンドアバウトで捌ける程度の車交通量がテキトウ」なのだ、ということ。

 〈スロー〉という、未来志向の社会通念は、なにもスピードの抑制に主眼があるわけではなかろう。
 スピード・アップしなければならなくなる〈量の抑制〉こそが、まず望まれなければならない。

 少子高齢化現象が進む日本ではいま、「人口減に歯止めをかけ人口増にもっていくための方策」に、政府も率先してご執心のようだ、けれど。
 ぼくは正直、いまぐらいの人口がテキトウなのではないか…と、世相諸相を観ながら痛感している。

 これまでの「拡大・成長」の資本主義から脱して、「定常化」時代のポスト資本主義を探るのが、あるべく方向性に思えていマス。