-No.0829-
★2015年12月29日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1755日
★ オリンピック東京まで → 1669日
◆プールが舞台のハンドボール
水球の日本代表チーム、「ポセイドン・ジャパン」が32年ぶりのオリンピック出場権を得て、リオ行きが決まった。
…といっても「ポセイドン・ジャパン」てナニそれ?
関係者以外はたいがい、そう思ったのではなかろうか。
じつはボクも、まったく、その名を知らないでいた。
けれども、想いだすことがあった。
ぼくの父親は、明治末の生まれだったが、いわゆるモボ(モダンボーイ)な人だったらしい(若いころは…)。
物置を探検したガキんちょのぼくが、スキー板やらテニスのラケットやらを発見している。
水泳も得意で、YMCA仕込み、ということだった。
会社でも水泳部に所属、エース格の時期もあったようだ。けれども…。
だいじな大会のリレー競技で、アンカーの大役はたしてトップでゴール、と思いきや、前泳者のタッチよりも一瞬はやく跳びこんでしまった、泳法違反でチームはまさかの失格。
父は、ど近眼に乱視まじりの人でもあった。
それに懲りたかたちで、競泳からは退くことになったのだが。
父には水球の経験もあり、ぼくにはプ-ルサイドで観戦の記憶があった。
「…きつい…」
息をはずませ呟いていたのを想い出す。
……………
水球は、「水中の格闘技」とも呼ばれる。
ハンドボールという、見た目より格段にハードな競技(格闘技)があって。
おなじ球技を、水中で、泳ぎながら闘わせることを思えば、想像に難くない。
シュートのときなどはシンクロ選手なみに、上半身を躍りあがらせたりもするのダ。
水鳥は、人には見えない水中で、セッセと水掻きに励んでいるわけだが。
水球競技では、審判に見えない水中で、たがいに蹴りあったり、パンツを引っ張りあったり、やり放題だと聞く。
ボクは、思う。
競技そのものにも、いまひとつ観る人を惹きつけきれない点があるけれど。
「水球」という名称がイケナイ気がする、はっきり言ってこれじゃ味も素っ気もない。
世界では「ウォーター・ポロ」。
こっちの方が、ずっとレベル高く感じられるのに。
「2020TOKYO」のチャンス逃がさず、改名したらいいんじゃない。
……………
ともあれ。
そんなこんなで。
ぼく、泳ぎは父親ゆずりではありませんが。
スポーツ大好き人間になったのは、まちがいなく、親父さん薫陶の賜物デス。
あらためて、合掌。