-No.0758-
★2015年10月19日(月曜日)
★《3.11》フクシマから → 1684日
高倉健没から → 343日
★ オリンピック東京まで → 1740日
◆趣味的に滞在すること
サッポロファクトリーのジンギスカン・ビアガーデンに遊んだ夜の泊まりは、ホテルクラビーサッポロ。
ぼくは、感性ゆたかな旅人である、といっていいと思うのだが。
事情通や消息通ではないから知らないのだけれど、きっとこのホテルは、秘かにファンを自認する、といった大人びた客層が多いのではないか。
“シティー・リゾート”という呼び方があるものなら、その資格をもつホテルといっていい。
上質なときの移ろいの感じられる、瀟洒な空間が演出されている。
あれこれ、さまざまにあるホテルのなかから、このたび、このクラビーサッポロを選んだぼくの眼力は鋭かったといえるだろう。
(また来よう、なにか趣味的な滞在のときをすごしに…)
そう思わせるふんいきを醸しだす空間であった。
このホテルにも、中国からと思しきツアー客の訪れがあり、取材にちがいないカメラを抱えた遠慮会釈もない女性が、朝食会場の料理、陳列そのほかを執拗に撮りまくっていた。
はっきりいって、まことに目障り迷惑、邪魔っ気な存在ではあったけれど、かの国の将来のマナーアップ、センスアップに役だってくれるなら我慢もしよう、と思いなおした。
鷹揚…といわれるたたずまいも、一流ホテルならではの証明か。だが、
まだ、これはちょっと褒めすぎかもしれない。