どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

”近大マグロ”…さすがの味わい美味/       優秀な成績…の”卒業証書”はダテじゃなかった

-No.0659-
★2015年07月12日日曜日
★《3.11》フクシマから → 1585日
    (高倉健没から →  244日
★オリンピック東京まで → 1839日





◆はじめての近畿大学水産研究所・銀座店

 ”近大マグロ”を直営店で味わっておきたい。
 話題になった銀座進出以来の、のぞみが叶った。
 あれからずっと、銀座にでるたびに、チャンスをねらっていたのだけれど。
 電話で申し込む「予約」は、いつも「いっぱい」だった。
 あとは空席待ちの手がある、とのことだったが、こういう嗜みの店先では、いやなことだ。

 しかし…この調子では、どうにも、なりそうもない。
 このたびは店の近くで、時間のできたのが夕方、ちょうど開店の5時ごろ。
 ダメもとで訪ねたら、入れてしまった。

 ぼくには、営業の仕組みがよくわからないのだが。
 「2時間以上の長居はしない」条件なら…席を都合できる、どうやらそういうことのようであった。
 こっちはそれでかまわない、会合でも接待でもない、”近大マグロ”で軽く一杯でいいのだ。

◆まるで養殖魚らしくない爽味

 食べてみたかったのは、もちろん刺身、関西風にいえば「お造り」。
 「近大マグロと選抜鮮魚のお造り盛り」と「キンダイのお造り」を注文。
 選抜鮮魚は、シマアジ、カンパチ、タイ。
 いずれも近大ならではの、網いけす式養殖もの。

 流石でしたね、近大ブランド。
 マグロにしても、選抜鮮魚たちにしても、舌にしっとり吸いついて、脂っぽくもないし、養殖臭もない。
 むかしの養殖モノとは、もう、ぜんぜんチガウの。これは別格の”爽味”です。

 「キンダイ」というのは、イシダイとイシガキダイをかけあわせた新種の鯛。
 もちろん手がけた”近大”の洒落ですが、「近鯛」なんて当て字もあるくらい。
 はじめて食べましたが、ちゃ~んと、イシダイとイシガキダイのいいとこどりになってました。

 いずれにしても、ここのお魚たちの料理には、いずれも”卒業証書”が付くんですね。
 「近畿大学の水産養殖学部を優秀な成績で卒業」というわけです。
 いいでしょう、なるほど立派なものでした。
 
 もともと養殖モノは、熟成を待つと脂と匂いが気になってきますから、活〆してすぐの、刺身のほうが美味いんですが。
 ただ、この日のキンダイのお造りは、ちとコリコリ感がつよすぎたみたいで、わさび醤油よりもポン酢で味わいたかったですね。もうひといき、そのへんの吟味があれば、完璧、いうことなし。

 調理師も、サービス・スタッフも、なかなか気が利いていて。
 肩肘のはるような高級店ではありませんが、いいお魚とお酒を嗜むふんいきの、お代もふくめてレベルは高い店。
 そうですね、お酒もわるくない、魚の爽味にさわりないところを、揃えてました。

 ぼくらは、もう一品(なにを頼んだかは、ヒ・ミ・ツ)お造り以外の料理を味わい、ぬる燗のお酒を追加して。
 (梅雨寒の日でした…)
 席についてから1時間半弱、「お時間です」と告げられる前に、心得て、初会のキリをつけてきました。

*(上)は近大マグロと選抜鮮魚のお造り、(下)はキンダイのお造り、写真はいずれも”卒業証書”の札つき、このたびは事情あって携帯フォトで失礼します*