-No.0585-
★2015年04月29日(水曜日、昭和の日)
★《3.11》フクシマから → 1511日
(高倉健没から → 170日
★オリンピック東京まで → 1913日
◆「オール沖縄」の声
きのう4月28日は、1952年に発効したサンフランシスコ講和条約によって、とりあえず日本に平和がもたらされた日。
東京では「主権回復の日」として祝典が開かれたりしたわけだけれど、それは”欠落と代償”の大きすぎるものだった。
この条約からは、沖縄を含む南西諸島が除外され、アメリカの施政権下に置かれるという”差別”が行われたから。
沖縄では、この日は「屈辱の日」。
このたびの《戦後70》沖縄巡礼で訪れた「不屈館」でも、「4.28県民集会」への参加呼びかけがおこなわれ、入会させてもらった「友の会」からもアピールの声が届けられてきた。
那覇・県庁前の集会後にはデモ行進が国際通りを行き、おなじ日の午前中には名護市辺野古の米軍「キャンプ・シュワブ」ゲート前、そして沖合海上での抗議活動があり。
地元紙「沖縄タイムズ」「琉球新報」は、その熱い声を伝えてきた。
けれども。
在京メディアの扱いは、ざんねんながら”遠い声”の感があり、安倍首相とオバマ大統領との”同盟強化”外交にすっかり気を奪われているようだった。
「本土」と、沖縄の人々が呼び慣らすことに、TOKYOに棲み暮らすボクには、拭い去れない違和感がある。
「オール沖縄」の人たちには、ぜひ、この”呼び方”からも卒業してほしい。
*写真は、那覇市「不屈館」にある瀬長亀次郎さん愛用の湯呑み*