-No.0568-
★2015年04月12日(日曜日)
★《3.11》フクシマから → 1494日
(高倉健没から → 153日
★オリンピック東京まで → 1930日
◆明日から沖縄に旅する…にあたって
先日、翁長沖縄県知事と菅官房長官との初会談は、おたがいの考えを述べあうことで終えた。
もういちど、「辺野古新基地」の問題点を整理しておくと。
沖縄の民意は、「普天間のかわりに辺野古なんてハナシではない」ということ。
米軍の抑止力に、かならずしも沖縄の基地が絶対不可欠とはいえないこと。
にもかかわらず日本政府のスタンスはずっと、軸足をワシントンに移したまま、日本はどこへやら、ましてや沖縄はすっかり置き忘れられてしまっていること。
上向いてきている沖縄の経済は、(基地負担と交換条件の)国の補助金に頼ってきた時代とは、すでに違ってきていること。
これらをひっくるめて、沖縄と本土との距離は実際以上に遠い、遠すぎること。
「日本をとりもどす」と声高な安倍首相の頭には、どうやら「沖縄はふくまれていない」らしいこと。
だから、翁長知事は辺野古のことに「腹をくくった」のであり、「基地建設は不可能」との決意を示した。
もともと保守系の方の、この重いコトバ。
菅官房長官の「粛々と」と繰り返すばかりの、上から目線の遠いコトバとは、まるで段が違った。
9日。
新基地反対の地元民意を、国内外に発信するための「辺野古基金」設立の会見があった。
あえて、言わずもがなの「反対」の字句は加えず、すっきりとした形で”意志”のかたいことを示した、この基金の名称そのものが、清々しいまでに高潔ですばらしい。
では……行ってきます。