どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「はやぶさ2」が宇宙への“夢”飛行旅立って行った/還ってくる頃の地球は…さて、どうなっているだろう

-No.0440-
★2014年12月05日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1366日
    (高倉健没から →   25日)
★オリンピック東京まで → 2058日




◆打ち上げ2014年(12月3日)、帰還(予定)は2020年

 「はやぶさ2」を宇宙空間に運んだ国産「H2A」ロケットの打ち上げは、これで20回連続の成功である。
 種子島の関係者たちの間には、たかぶる緊張感のなかにも、落ち着きのある、ゆとりの雰囲気さえ漂っていた。これがなにより、素晴らしい。

 先の「はやぶ」では、(苦難の連続を乗り越え)世界初となる小惑星イトカワ)の微粒子を持ち帰ることに成功して、国内外を湧かせたわけだが。
 こんどはさらに望み高く、太陽系誕生当時の状態を保つとされる小惑星「1999JU3」へ、生命起源の手掛かりをもとめて、原材料である有機物や水の存在を確認しに行く、という。

 順調に飛行すれば、2018年夏に現地へ到達。
 1年半の探査期間に、火薬を用いた衝突装置によって地面にクレーターをつくり、地中の岩石を採集する予定もあり、この「宇宙みやげ、お持ち帰り」技術は、アメリカにも欧米にもない。
 そうして、地球への帰還は2020年末、「東京オリンピック」後のことになる。

 6年かけての壮大な「宇宙の旅」は、往復52億キロ。
 打ち上げ費用を含む開発費289億円は、超赤字財政ニッポンの現状を考えると「???」ではあるけれど、〈現政治の現実〉に、夢も希望もなければ、やむをえないか。
 (ほんとうは、庶民レベルでは到底、思いおよばない壮大な夢や希望を、身近にひきよせてくれるのが政治の役目なのダ、いまの政治家ほとんどが、およそ考えることが小セェし、セコい)

 それよりも、肝心なのは「はやぶさ2」が還ってくるとき、地球はあるのか。
 “2020TOKYO”までのカウントダウン、していく心算のボクだってじつをいえば、地球が、人類が、それまで無事でいられるかどうか…半信半疑でいる。

 「エボラ出血熱」のような感染症に、脅威が増すばかりの「劇症気候」に、あるいは有効な手をうてないままの「地球温暖化」に、つきつめればいつになっても「廃絶できない核」に、人類みずからが墓穴を掘ることになってしまうのではないか…。

 「はやぶさ2」の使命のひとつに、「小惑星の地球衝突を防ぐ方法を探る」こともあるそうな。
 せっかく、その重大なヒントを掴んで還っても、地球自体が“まとも”でなければ、なんの役にも立たない“壮大な無駄”になってしまう。