-No.0389-
★2014年10月15日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1315日
★オリンピック東京まで → 2109日
◆“スーパー台風”とやらが去ってホッと青空
先週の18号につづいて、今週の19号。
大型の“スーパー台風”と騒がれて、実際、南方洋上ではグングン発達。
不気味で、心配なことだったけれど…。
過ぎ去ってみれば、ぼくの住む町田あたりでは、たしかに相当な暴風は吹き荒れ、あいまに台風の怖ろしげな“息継ぎ”なども実感され、眠れない一時さえあったけれども、おかげさまで大禍なし。
一部の地域を除いて、おおむね予想されたほどの被害はなかった模様だ。
(やれやれ、よかったぁ…)
余波というか、吹き返しの風は強いが、見上げる空は気持ちのいいカラッと秋晴れ。
安堵の胸を撫でおろしながら想うに、この結果は偶然、幸いな方に傾いただけ。
台風が、海の思いのほかの秋模様もあって、予想されたほどには大きく発達せず、むしろ中心気圧の上昇が始まるのも意外に早かったことによるのだろう。
テレビの実況などを見ても、レポーターたちの深刻な口ぶりに比べて、映像にさほどの迫力はないことが多かった。
明らかに“肩透かし”を喰った感は否めない。
報道関係がそうなら、交通関係もこんどの場合は非常に慎重。
「よく状況を確かめてから出かけてほしい」とか、「時間に余裕をみてご利用ください」とか、外出自粛を呼びびかける雰囲気さえあった。
大島や広島での災害のことが、行政の意識にも明らかにあった。
“避難”の勧告や指示が前倒しで多発されることになり、結果はほとんど「空振りでよかった」のだけれども…。
このことが、住民の油断を誘うことがないように、くれぐれも気を付けてほしいと思う。
油断大敵、たいせつなのは〈アフター・ケア〉だ。
こんどの経過と結果を、分析・吟味した情報の開示を、けっして忘れないこと。
自治体広報紙の“号外”を出してでも、警戒の心もちがゆるまないように、おたがいの反省点も欠かさずに、官民が“減災と備災”の心構えを共有することだ。