-No.0346-
★2014年09月02日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1272日
★オリンピック東京まで → 2152日
◆「防災の日」を2年連続パスのチョンボ
毎年「防災の日」に、“減災”備品(国や自治体の役割は“防災”でも個人にできるのは“減災”だ)のチェックをするのがわが家の習わし…だった。
ところが今年、いざ点検してみると、2年間サボっていたことが判明。備蓄食料品の消費期限が切れていたことから、それが知れたわけだった。
2011年《3.11》の秋は、危機意識も高く点検に怠りはなかったのだが、翌年・翌々年と東北の被災地巡礼に感〔かま〕けているうちに、とんと足もとが疎かになっていたのである。
「あぁ、そうだったなぁ」と、まずは反省の溜息から。
こういうチョンボも含めて、ご参考までにわが家の場合の、“減災の備え3段構え”をご紹介しよう。
◆①リュックに徒歩避難用品
わが家は、70代目前の爺っちゃ・婆っちゃ、二人住まい。
まずは、〈取る物も取りあえず避難する〉緊急のとき。
2つのリュックそれぞれに、ひととおりの〈防災グッズ〉と〈3日分の食料〉。
これは、いつ一人になっても困らないように…である。
リュックの置き場所は、考えた末に、玄関に決めた。
わが家を脱出の際には各自、いつもの〈出かけるときは忘れずに品〉と〈健康保険証と常備薬〉と〈ペットボトルの水〉を持ち、玄関でリュックを背負えばいい。
ちなみに、夜分の緊急時に備えては、〈しっかりした靴を一足〉寝室のベッド脇に用意してある。
減災グッズ、他人さまの智慧で「ナルホドいただき」だったのは、ラップ。食べものをどうしようとかいうのではない、寒い時にはこれを身体に巻きつけて暖房がわりにするのダ。
◆②水と食料1週間分はユーティリティーに
避難ではなく、自宅待機になったときのために。
食料は冷蔵庫も含め、日頃から必需食材のサイクルを心がている。
水は、災害用長期保存水(純水など)は身体のためにはヨクナイので、使わない。いま現在はナチュラル・ミネラルウォーターを常用しているので、これで飲料水の備蓄は充分だ。
その他用途の水は、水道水を10リットル・ポリタンに二つ。3月ごとに交互に入れ替えている。不要になった水は、庭の草木に。風呂の水も、溜め置くようにしている。
別棟の工房が無事なら、1世帯分くらいの人助けにもなるかと思う。
◆車にはキャンプ用具と非常携帯品の一式
災害非常時はいまのところ、行政の方針では自家用車の走行禁止になっているが。
わが家は年寄り世帯でもあり、他人さまより運転に慣れてもいるので、チャンスがあれば逸早く車で逃げることも考えている。
キャンプ好きで、用心もいい方だから、わが家の車一台あれば、結構しのげるだろう。
場合によっては、家よりも安心できるかも知れないのである。
いずれにしても、いつも申し上げているとおり、災害非常時に〈いつ〉〈どうするか〉の決断は自身ですること。他人に頼れる場合ではないし、また、たとえ頼るにしても意志は自前ダ。
*写真は、災害時徒歩避難用品を入れたわが家のリュック2つ・〈内容物一覧〉入りの〈ネーム・カード〉ホルダーを取り付けてある*