-No.0160-
★2014年02月28日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1086日
★オリンピック東京まで → 2338日
きょうは、気温が上がって一気に初夏ムードの18度という予報だ。
風邪と大雪(?)に苦しめられたこの冬を思い返せば、ホッと溜息ものだが。
世のうごき、政経ともに無理のごり押し風、いっこうに不安の拭えない頼りなさなら、天候の方もまるで落ち着きというものがない。
花粉と一緒に、汚染も空から降りかかる…。
◆京橋から銀座へ歩いた
…のは、一昨日のこと
“雪解”の雨が降って、ようやく陽も春めいてきた。
有楽町駅にでる少し手前、銀座1丁目のビルの谷間の、坪庭みたいなところに一株の花木が花をつけていた。
はじめ時季からして梅か、早咲きの桃かと思ったが、どうも枝ぶりが違うようだった。
幹肌は、寒さ除けの包帯に巻かれて判別の縁にならない。
かすかな風に吹かれて揺れた、花の風情が「桜か…」に見えて、ぼくの心は温もりに満たされ、でも「まさか…」と思いながら近寄ると紛れもない桜花。
枝から下がった札に「カワヅザクラ」と記されていた。
そいうえば東伊豆の河津、河津桜の本場からは満開間近の知らせがあったばかりだ。
ただ、つい昨日まで冷えきっていた大都会、ビル風の狭間ではさすがに、やっと3~4分咲きというところ。
それでも薄く紅をふくんだ花びらは、桃の節句化粧の童女の唇のごとく、愛らしく笑みこぼれていた。
元気をもらったボクは、そのまま新橋まで歩いた。