-No.0151-
★2014年02月19日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1077日
★オリンピック東京まで → 2347日
◆ソチ冬期オリンピック
カーリング女子の日本は、惜しくも予選リーグ突破ならなかった、けれども...。
「日本のスポーツ振興にカーリングはいいね」と、ぼくは思う。
前回オリンピックあたりから高くなりはじめた注目度が、今回さらに好感度を深めたことはまちがいない。
(だからせめて、準決勝くらいまでいってほしかったのだ)
欧米人にくらべるとパワーではひけをとるが技術的な器用さでは優る、カーりングは日本人むきの競技とハッキリいえる。
日本のカーリング発祥の地で、盛んなのは北海道、オホーツク海側のサロマ湖に近い、現在は北見市の常呂町。
今回の日本代表5選手のうち、岩手県出身の苫米地さんを除く4人が常呂町出身だ。
常呂でカーリングが始まったのは1980(昭和55)年頃。88(昭和63)年に専用の常呂町カーリングホールができてから本格的になったわけだが、ぼくはその頃に取材させてもらう機会があって、初めて出逢ったウィンタースポーツに(これはイケる)光明を見た。
スキーやスケートにくらべて、老若男女をとわず親しみやすくて、しかも場所もとらない。屋内競技だから練習にも支障が少ない。
もちろん、それにはボクなりの理由もあった。スキー・スケートには馴染みがなかったボクは、いっぽうでビリヤードには親しみがあった。ビリヤードの玉と、カーリングのストーンの弾き方には共通点がある。
ぼくは、できれば自分でもやってみたいと思ったものだが、結局、機会に恵まれないままになった覚えがある。その頃の東京では、カーリングというものがあることさえ、ほとんど知られてはいなかった。
この競技がもっと広く普及するには、やはりテコ入れが必要であろう、つまり、やっぱりそれなりの金がかかる。しかし...。
たとえば、スケートにショート・トラックという競技がある。そちらのファンの方には、たいへん申し訳ないけれど、競技の自由さ、おおらかさ、親しみやすさなどから見たら、カーリングの方が断然、将来性があるとぼくは思うのだ。
◆都道府県別“こたつ”の所有率
ときどき「おもしろい調査結果」というのがある。
こんどの“こたつ”所有率調査は、気象情報会社ウェザーニューズによるもの。
結果、「厳寒の北海道に住む人がいちばんコタツを持っていなかった」
46位沖縄の30%を大きく下まわる最下位23%であったという。
そんなこと北海道人なら、北海道をよく知る人ならアタリマエだが、あらためて具体的な数字に出逢と、なぜか感慨深いものがある。
それほどにガンガンとストーブを焚く、冬は燃料手当(むかしは石炭代といった)の支給がある。外は泪が凍るほどシバレても内に入ればシャツ1枚。雪かきに追われちゃさぁ、コタツになんか潜ってられないっしょ。
理由はどうあれ、冬や雪というものに対する受け止め方の違い、あきらか。
“こたつ”所有率の上位を、東北・甲信・北関東の各県が占めるのも、ナットク。
人口の多い大都市部では、“こたつ”に頼る人が少なかったのにも、ナットク。
また、福井・和歌山で30%以上が電気毛布を使い、岩手・滋賀・宮崎・奈良で20%以上が湯たんぽを愛用している、などというのにも、説得力があった。
おもいろいネ、おかしいネ、ニッポン。