どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

 ずたずたにされたまま…  −あれから二年、被災地沿岸の鉄道−






◆合掌…あるのみの道半ば


 「風化させるな」と叫ばれるほどに、復興は遅々として進まない。
 復旧…さえままならない。
 鉄道の〈不通〉状況が、象徴的にそれを物語る。
 来年春の全線開通を目指す三陸鉄道を別にすると、JR路線の沿岸ルートはずたずたに寸断されたまま。
 人と貨物を運ぶ鉄道は、集落を結んで線路が伸びる。
 その集落の再構築が、「高台移転の可否・是非」などで計画も定まらない状況では、線路も敷きようがない……。


◆数字で見る沿岸部の不通区間


三陸鉄道
北リアス線宮古−久慈 71.0km) → 小本−田野畑 10.5km
南リアス線(盛−釜石 36.6km) → 盛−釜石 36.6km
 計 107.6km                計 47.1km
*2014年春、全線開通の計画。
 
JR東日本
・山田線(盛岡−釜石 157.5km) → 宮古−釜石 55.4km
大船渡線(一ノ関−盛 105.7km) → 気仙沼−盛 43.7km
気仙沼線(前谷地−気仙沼 72.8km) → 柳津−気仙沼 55.3km
石巻線(小牛田−女川 44.9km) → 石巻−女川 17.0km
常磐線(日暮里−岩沼 343.1km) → 広野−原ノ町 54.5km
                         相馬−亘理 27.6km
・計 724.0km                 計 253.5km 
気仙沼線大船渡線に、仮復旧策として、線路を撤去・整備した専用道にバスを運行するバス高速輸送システム(BRT)を導入。区間によっては、震災前の鉄道より運行本数が2倍に増え、高校生や高齢者に多く利用されている。ただし、走行ルートに一般道が含まれるための渋滞回避、定時運行が課題。