どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

(再登板!?)…幻の期待いだかせた「純ちゃん」小泉元首相

-No.0013-
★2013年10月04日(金曜日)
★《3.11》フクシマから →  939日
★オリンピック東京まで → 2485日



*この小文、じつは後になってとんだ思い違いに気がついた。そう、小泉さんはもうすでに、議員バッジも外してしまった過去の人であった。息、進次郎くんに世襲したのであった。それがなぜにアレほどの現実感でありえたのか、不可思議。とまれ失礼しましたが……失礼ついでに蛇足を加えれば、小泉お父さんのこの発言ひょっとすると進次郎坊っちゃんの将来、総裁への道しるべ意識があってのことかも*

 フクシマ事故に伴う被災者への補償や、事故収束の費用を含めると「原発ほど(発電)コストが高いものはない」。
 「核のごみ(放射性廃棄物)の最終処分のあてもなく、(安倍政権が)原発を進めるのは無責任」
 「原発ゼロを実現し、循環型社会を目指すべきだ」。

 この、まことにノーマルな、庶民感覚ともフィットした発言が、自民党の大物から出てハッとさせられた。ムニャムニャ(有耶無耶)が大好きな政治屋さんの言とも思われない。
 しかし、そう言ったのがほかでもないあの小泉純一郎元首相だとなれば、多くの人がナットクし気分もスッキリしたのではないか。

 なんやかやオイシそうなことを言いながら、ちゃっかり自民党という権勢欲深古畳の上に乗っかている安倍さんと、その自民党を中から「ぶっこわす」と叫んで一時代を突き抜けた小泉さんとでは、庶民の支持の厚みに格段の違いがある。
 
 ふと、「小泉再登板」という想念が浮かび上がった。
 ご本人“純ちゃん”だってまさか「ひとつお賑やかしに」なんて心算じゃなかろうし、ひょっとすると(安倍政権もそう長くはなさそうな)気配を読みとってのアドバルーンかも知れない、ではないか。
 いま得意満面のアベノミクス優等生顔が、いったん破綻すればあとは前回政権のときと同じ、自信満々ほど崩れたときの消沈ぶりは惨めだ。

 小泉政権だっていいことばかりじゃなかった、のも確かだが、そもそもひとつの政権に多くを望めるもんじゃない。たいていが大きなことはせいぜい一つか二つ。小泉さんは、庶民社会と政治世界との隔壁を毀して風通しをよくした、だけでも功績はでかい。少なくとも、これまでに誰にもできなかったことだった。

 まだ71歳の小泉さんが再登板、「原発ゼロ」の実現だけ(それでいい)を掲げて駆け抜けてくれたら。ニッポンは未病の大病を脱して快復(復興)できるのではないか…。

 北朝鮮相手のむずかしい拉致問題を、タイミングという外交の妙もあったとはいえ、大きく前進させたのも小泉さんだった。あのとき日朝両首脳の傍にいた安倍さんに(ひょっとするとヤッてくれるかも…)解決にひそかな期待を寄せたが、これもどっかへ行っちゃった。

 「日本人はピンチをチャンスに変える特性がある。今こそ原発ゼロにして(太陽光など)再生エネルギーによる循環型社会をつくるという夢に向かって結束できる」
 「いま原発ゼロの方針を打ち出せば、一挙に(脱原発への)国民の気運が盛り上がる」。
 小泉言説や、いまよし。

 それから後に「2020年東京オリンピック」があれば、いうことはない。

*写真は、青森県下北半島東通原発(2013年春、撮影)。原発を立地してもいいという自治体のためにどれだけの税金を使ってきたか。しかも、その多額の税金が投じられた施設は付近の沿岸部には見あたらず、寂しき海辺の風景が広がるばかりだ*