どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

エッセイ

ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.98~  「肩透かし」と「枝透かし」と

-No.2336- ★2020年02月13日(木曜日) ★11.3.11フクシマから → 3262日 ★ オリンピックTOKYOまで → 162日 ★旧暦1月20日、更待月 (月齢19.2、月出21:56、月没09:09) ★〝桜〟開花まで積算600度追跡=12日まで…

 「来てくれました」逢ってきました −福島の美術館で若冲に−

◆2013年08月06日(火曜日) ふと思いついて寄り道というのはよくあっても、被災地巡礼の途中で美術鑑賞など思いも及ばない。8回目になる《3.11》行脚で初めてのことだった。 その気に誘われたのは、若冲の絵が見られるからだったし、「若冲作品…

 2013春・東北巡礼【4】 押し波と引き波の挟み打ちにあった−石巻市・日和山公園−

◆4月6日(土) 仮設の屋根に赤錆が浮く 昨夜の泊りは、《3.11》から定宿になった奥松島月浜(東松島市)の民宿山根。 浜の整備はなんとかできて、いよいよこの夏からは本格的に海水浴場を開く予定という。しかし…。 この宿に隣接する仮設住宅団地の屋…

 2013春・東北巡礼【3】いまある命をこそ−仙台市若林区荒浜−

◆2013年4月5日 復興どころではない慰霊の地−仙台・荒浜− 閖上から、名取川を渡って仙台市若林区……うたた荒涼。 浜沿いの県道10号、海側の荒みきったありさまは、あれから2年の時を経たとは信じがたい、ほとんど(被災したまま放ったらかし)の感が…

2013春・東北巡礼【2】防ぎきれないとワカッチャいるけど−宮城県岩沼市・名取市閖上−

*関連記事=2012-04-11 《3.11》一年後の被災地巡礼【1】閖上の海−風に投げられた献花− ◆2013年4月5日 高さ7メートル余の防潮堤延々−岩沼市− 常磐の海から仙台湾にかけて長く連なる砂浜。 この一帯に押し寄せ、ひたひたと大挙侵略のかぎりをつ…

2013春・東北巡礼【1】 新“いちご団地”の眩しいハウス群? −宮城県亘理町−

*関連記事=2013-04-04 《3.11》それぞれの一年め/2012夏の被災地巡礼【4】 −亘理、奥松島、雄勝、牡鹿− ◆2013年4月5日(金) 宮城県亘理町 《3.11》から二年目の春。 前の年とおなじに、被災地の春が寒い…というより身に沁みて風が冷…

 《3.11》それぞれの一年め/2012夏の被災地巡礼【4】 −亘理、奥松島、雄勝、牡鹿−

◆2012年8月1日。亘理町。 国道6号より海寄りの県道38号を行く。 山本町から亘理町にかけて、低平なイチゴ地帯はまだ津波に浚われたままの痛々しい姿でいた。 亘理町のイチゴ農家Sさんを訪ねる。彼の息子さんは移住生産者の一人として北海道伊達市に…

 かったるい風が吹く“帰還困難区域”/《3.11》二年め夏の被災地巡礼【3】  −ものものしい無情のバリケード、飯舘村−

◆2012年8月1日、水曜日。飯舘村へ。 二度目の、飯舘村。 一度目は福島市から国道114号ルートをたどった。 こんどはすぐ南隣りの二本松市から、ほぼ真東に向かって県道62号を行く。この道は“フクシマ”原発北側の原町市、相馬郡の沿岸に至る。 アプロー…

 迫真は地元にあり、整いすぎの大都会  −東京・横浜で開かれた《3.11》写真展三つ−

◆見映えよく…することなのか 《3・11》から二年…がたって、新聞やテレビの関連報道は予想どおり多彩をきわめた。 ぼくは、その一つ一つを、テレビの録画・再生も駆使して、できるだけ努めて見た。 それぞれの取り組み方の評価をするより、自らの記憶の襞を…

 電気屋が…電源なくして…ドウスルのだ  −東電には“国民侮辱罪”が相当と認める−

[ ◆なんのこっちゃ…やい、ナメたらいかんぜョ まずは、俗曲をひと節…… 東電が 電源なくして (どないしよ…) 街の呑み屋へ 裏からこっそり メチルを少ぉし わけておくれな 電気借りとは 情けなくって (しょんがいな) 《3.11》の直後にも、言っておいた…

 帰れっこないだろ/《3.11》二年め夏の被災地巡礼【2】  −双葉郡の二つの村、川内と葛尾−

◆2012年7月31日、火曜日。川内村。 常磐道の「立入禁止」広野と楢葉の町境から、いったん常磐道をいわき四倉ICまで戻り、一般道に下りて“浜通り”から“中通り”方面へとまわりこむ。 国道399号に出て、磐越東線小川郷駅の先から山地へと分け入る。 国…

 ずたずたにされたまま…  −あれから二年、被災地沿岸の鉄道−

◆合掌…あるのみの道半ば 「風化させるな」と叫ばれるほどに、復興は遅々として進まない。 復旧…さえままならない。 鉄道の〈不通〉状況が、象徴的にそれを物語る。 来年春の全線開通を目指す三陸鉄道を別にすると、JR路線の沿岸ルートはずたずたに寸断され…

 裸像彫刻の美か醜か…  −たしかに気もちワルくもあるよなぁ!−

ニュースねたで、ときおり地方の話題にふと関心を惹かれることがある。 最近では、全裸のダビデ像が気もちわるい…というのがあった。 ◆ミケランジェロ作の美術品にパンツを…の声 ところは島根県、人口1万5千人の奥出雲町。 町民が集う憩いの広場、隣り合う…

 牡蠣に復興のねがい託す三陸の海幸  −牡鹿半島の岬焼かき産直セット−

◆殻付き牡蠣…無上の醍醐味 新聞記事に、牡鹿半島(宮城県石巻市)からのカキ産直情報を見つけて、とびついた。 宮城県は、広島県に次ぐ牡蠣の産地。北部の唐桑半島には、〈山に木を植える漁師〉として勇名を馳せた畠山重篤さんたち“森は海の恋人”の有意義な…

 『遺体』公開  −原作と映画のあいだ−

映画『遺体』が公開(2013.2.23)になりました。 ボクはひとあし先に、試写を観せてもらいました。 ……ぜひご観ください…… なんとしても胸に閊〔つか〕えるタイトルではありますが、のりこえて観ておいてほしいのです。 石井光太さんの原作を読んだ…

 訃 報

友人から「訃報」(…というタイトル)のメールが届いた。 手紙でも、電話でもなく。ことしもまた、長年つづいてきた賀状のやりとりを無事にすませたばかりの相手から…だった。 一瞬チクッとする違和感があって、すぐに(いまの人たちはこんなときナンと挨拶す…

 “通行止め”の先にあるもの/《3.11》二年目夏の被災地巡礼【1】  −福島県〈浜通り〉広野と楢葉の町境−

◆めんない千鳥 2012年7月31日、火曜日。 《3.11》から二度目の夏。また巡礼の旅が始まる。 ぼくは常磐道を北へと向かった。これまでの被災地行きは、いつも東北道からだった。 爆発事故から1年半になろうとしている現在も、政府の“終息宣言”はわ…

 スポーツがかわってきた  −コーチング(指導)とバイオレンス(暴力)は別もの−

◆異色が新しい血になってきた 2月3日。別府大分毎日マラソンで川内優輝(埼玉県庁)くんが優勝した。 ロンドンオリンピックで6位だった中本健太郎(安川電機)くんとのデッドヒートは素晴らしかった。タイム(川内くん2時間8分15秒、中本くん20秒遅…

 体罰先生と家庭教育  −学校はいまピースの欠けたジグソーパズル−

◆往復びんた…というのがあった ありのままに、話そう。 ぼくは労働者の町川崎から、中高一貫教育の、東京の私立男子校に行った。 教育熱心な家庭の親子が、よりよい学校への“進学”を目指しはじめた頃だった。 試験に“合格”するのは、うれしいというよりホッ…

 奥日光の春の色  −ズミの白とシャクナゲの紅−

◆(2012年)6月なかごろ…久しぶりの日光 ぼくの日光は、もっぱら“いろは坂”より上の中禅寺湖畔から、戦場ヶ原など“奥日光”と呼ばれる世界のことになる。 東照宮も、左甚五郎の“ねむり猫”も、ガキのじぶんの遠足かナニかで観て「ははぁ…へぇ…」ですんでいた…

 小正月の鎌倉  −“どんど焼”とお礼参り−

◆初詣と左義長の一石二鳥ねらい 昨年末の大晦日〔おおつごもり〕前日から、うっかり引き込んでしまった風邪っぴきのオカゲさまで、望んでもここまでの徹底はできなかったろう寝正月になった2013年。 もともと、いったん風邪にかかれば長びくクセがあるの…

 メケメケ・銀巴里・ヨイトマケ  −ゆらぎと美貌の美輪明宏−

◆寒波の年の瀬 紅白で美輪が唄う、と聞いたときに(ヨイトマケ…)しかないと思った。 デビューして60年、77歳での初出場は史上最年長とか騒がれたけれども、そんなことは、まぁ、いい。 (若いときの)美輪の面影を想いうかべるときには、きっと、(自決…

 鮭帰願祭と“ひょうたん島”の灯  −サンガ岩手・手作り工房大槌のこと…など− 

*以下は2012年12月30日東京新聞「あけくれ」に掲載された投稿記事です* 帰願祭 あいにくの冷たい雨降りになった岩 手県大槌町。今月中旬に開かれた復興 を祈る「大槌鮭祈願祭」を訪れた。 前日には大槌町の女性たちが作った 手芸品の販売など被災地支…

  防衛大学のスポーツ“棒倒し”

◆ワァー…っと一斉に雄叫びあげて相手方の守備陣に踊りこむ 向うからも同時に、赤ハチマキの相手方攻撃陣が押し寄せてくる。 赤組の攻撃陣とすれちがうと、向うには相手方守備陣の砦、円く輪になって肩を寄せあい、押しくらまんじゅう状態の中心に3メートル…

 ≪Photoエッセイ≫№2 前かがみになって

朝もやの 縄文のなぎさ ひとり ひそかに ネアンデルタールになって 歩いてみた すこしは謙虚に なれた気がした

 ≪Photoエッセイ≫№1  人の身の丈

忘れるともなく 忘れる こと 途切れ 途切れに 想いつづける こと 大きくも 小さくも こっきり これだけ 人の身の丈

 シネマティック・コンサート『ウエストサイド物語』  −佐渡裕指揮のフルオーケストラで蘇る青春−

◆9月21日、金曜日。有楽町の東京国際フォーラム。 ぼくが観て…聴いて…感じて…ふるえてきたのは、佐渡裕指揮のシネマティック・フルオーケストラ・コンサート『ウエスト・サイド物語』。演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。 まず前宣伝のどこに魅かれた…

 オート・キャンピング考【4】/八甲田山から田沢湖への割算(÷)ルートを行く   −山中に粋人あり〈美人多しスピード落とせ〉とは…−

◆6月16日、土曜日。八甲田へ。 深夜3:00函館発、早朝6:40青森着のフェリーで海峡を渡ってきた。 早朝便を利用するのは、この先のドライブになるべく余裕がほしいからである。若い頃はそのまま直ぐに東北自動車道へ、青森から東京まで長距離トラッ…

 快なり!…田舎館村の“田んぼアート”  −感動の出逢いからすぐまた再訪は有り難いこと−

◆迂闊にもこの村の名をぼくは知らなかった 6月10日、日曜日。津軽へ。 東北自動車道も盛岡から先はめっきり車の数が減る。 どうしても気が弛んでくるのは避けられず、眠気ざましの気晴らしに窓を少し開け、風の唸りが煩さすぎない程度に速度をゆるめる。 そ…

 記憶と連想の綾織[002]  ベビーパウダーとカラスウリ

◆秋の日、洗面台の棚の隅っこにシッカロールを見つけ… 思わず手にとってふたを開けると、懐かしいやさしくやわらかな匂いがした。 猛烈な残暑がようやくに去り、途端にがくんと冷え込んでふるえたあとに、台風一過の秋晴れがむじゃきにはしゃぐ児のような日…