どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

おげんきよう!…の明日へ /          きょうは…お休みです

-No.2482-
★2020年07月08日(水曜日)
★11.3.11フクシマから → 3408日
★延期…オリンピック東京まで → 381日
★旧暦5月18日、居待月
(月齢16.9、月出21:29、月没07:10)


その魚体そのものが「潜水艇」…深海のデメニギス

-No.2481-
★2020年07月07日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 3407日
★延期…オリンピック東京まで → 382日
★旧暦5月17日、居待月…七夕・小暑
(月齢15.9、月出20:51、月没06:08)






◆深海探査艇

 日本だと、現在は海洋研究開発機構の大深度有人潜水調査船「しんかい6500」が、世界2位の実力艇として運用中。
 猛烈な水圧に耐えながら、アクリル樹脂製の覗き窓(7cm厚の2枚重ねで計13.8cm)から深海を調査しています。

 ぼくが、深海に興味を深くするわけは、高山や極地のほとんどが征服されたいま、そこが「地球最後のフロンティア」とも呼ばれる世界だから…にほかなりません。

 宇宙もフロンティアに違いないでしょう、けれども、ぼくはより現実派。
 といったところで、その〈深海〉のゲンジツは、手の届かない遠い世界であり、あじわえる領域もまだわずかな記録映像にすぎないのです…が。

  ……………

 NHK・BSの『ブルー・プラネット』という海洋世界にまつわるあれこれを、テーマごとにまとめた映像シリーズ番組があって。
 その「深海」編を観ていたら(………)ただただ唖然。

 深海に棲む生物は皆、奇妙な形や色彩に富んで、仕掛けも凄いばかり。
 恐怖映画やSF映画にヒントを提供することも多い、わけですが。
 こんどのコレには、まったく開いた口がふさがらなかった!

 そのカタチ、丸ぽちゃのお魚ちゃんにちがいなく…しかし、その構造たるやまるで、アクリル樹脂製の観察窓をもった深海探査潜水艇そのまま。
 だって、ナント中が透けて見えてる!
 これまでの常識が真っ逆さまに覆されて、向こうが人間の智慧と工夫をマネてるようにしか見えませんでした。

 その魚の名は「デメニギス」。
 「デメ」とは言っても、「出目金」のそれとは根本的に異なっており。
 透明なドーム状膜の頭部内に、「管状眼」と呼ぶらしい〝筒〟状の眼球がドヨ~ンと、いかにも眠そうに見えている…のでした、が。

 なんでも、この眼がスグレモノらしくて。
 筒状の眼球の軸を回転させることができ、ふだんは眼を真上に向けて上方から射し込むわずかな光をキャッチ、それによって獲物の影をとらえ、捕食しているらしい…といいます。
 深海探査艇のかぎられた視角からは、それ以上の了解は得られなかったのだ、
けれども…

 「カウンターイルミネーション」というのを、ご存じだろうか。
 深海魚のなかには、みずから発する光で狩りをするものがあって、その代表格がチョウチンアンコウなんですが。

 デメニギスは、この深海魚ならではの特技、捕食術を無にする保身術をもっている、というのです。
 どうやら、眼に特殊なフィルターのような器官があるらしい。

 さらには、こやつ、獲物の少ない深海で命ながらえるため、クラゲ類が捕らえた獲物を横取りする術も習性している、そうな。
 (う~む…やるのぅ、おぬし!)
 
  …………… 
 
 この奇態なデメニギスという魚。
 しかし…その棲息域は、わずかな陽光をキャッチする、くらいですから。人がイメージする〝深海〟よりは、かなり浅い水深400~800mくらいの層。

 ぎりぎり陽光が届くかどうかの「薄明」域、明け方とも暮れ方ともつかない、水深1000mくらいあたりの深海を「トワイライト・ゾーン」と呼ぶわけですが、デメニギスはもっぱらこのあたりに生きる者。
 かなりエキゾチックなムードを漂わせます、けれども、日本でも岩手県以北の沖合には分布する、そうですよ。

  ……………

 以上、述べてきたように。
 ぼくは、この歳(齢75間近)になって初めて知ったのですし、いずれにしても最近になって発見された魚かと思いきや。
 最初の報告があったのは1939年(ナント! ぼくが産まれる前)のこと、とか。
 ただし、生きた姿で観察されたのは2004年になってから、だそうですけれど。

 なんだかホッと安堵の、ふしぎな気分を味あわせてくれたお魚ちゃんでした……

おげんきよう!…の明日へ /          きょうは…お休みです

-No.2479-
★2020年07月05日日曜日
★11.3.11フクシマから → 3405日
★延期…オリンピック東京まで → 384日
★旧暦5月15日、満月・望月
(月齢13.9、月出19:16、月没04:07)


おげんきよう!…の明日へ /          きょうは…お休みです

-No.2480-
★2020年07月06日(月曜日)
★11.3.11フクシマから → 3406日
★延期…オリンピック東京まで → 383日
★旧暦5月16日、十六夜の月・立待の月
(月齢14.9、月出20:07、月没05:06)



都知事選、小池現職のつよみ、雪崩のごとく。雲厚く垂れ込めて…相手はすべて目標も見えぬまま、手もなく「肩透かし」に敗れた。出直し…じゃね!

ほんとうに! コレでいいのか…〈都知事選〉

-No.2478-
★2020年07月04日(土曜日)
★11.3.11フクシマから → 3404日
★延期…オリンピック東京まで → 385日
★旧暦5月14日、宵待月・小望月
(月齢12.9、月出18:17、月没03:13)





★東京都現職知事の〝凍りついた〟「小池語録」★

 都知事選も最終盤。
 ぼくに解〔げ〕せないのは、
 どこの選挙情報をみても、現役知事の優勢はうごかない、らしいこと。

 どこも、差し障りがあるから、けっして、コトバでそうは言わないけれども「再選まちがいなし」の情勢、というのだ…けれど。
 これがワカラナイ。

 対抗馬がない、わけじゃない。が
 こっちが、また、割れていて。
 こんどこそ、一緒になって闘ってこそイイ勝負にもってけるのに、それができない。
 政策では、宇都宮健児に安定感があるけれど…
 発信力なら、山本太郎に迫力があるけれど…
 どちらにも一発逆転の決定打は期待できそうにないし。

 支援する野党間で、始めから2位争い「向こうには負けるな」じゃ、どうにもならない。
 おまさんたち、選挙民にそっぽ向いて、どこ見とんじゃい。だが

 それにしても、これはマズイ、これはヒドすぎる。
 モヤモヤ感に困惑するばかりの都民、有権者には、せめて批判の「無効票」でもいいから、「いい加減にしろ」叱責意思の一矢(1票)で報いたい。

  ……………
 
 このことの背景には、現職小池知事の「新コロ」対策を、「まぁまぁ…評価できる」とする人が多数ある事情がおおきいようだ、けれど。
 それって、例によって「ほかよりヨサそうだから」という消極的選択じゃないのか。ついでに、しかも「安倍政権にくらべれば…」なんて、とんでもなく間違った判断によっているとしたら、いいかげんにしてもらいたい。

  ……………

 なぜなら
 小池都政の、この4年間とは、どんなものだったのか? 

 要約すれば
 耳ざわりのいい横文字コトバで実態をつつみ隠すことでしかなかった。
 「小池語録」とやらのケムに巻く戦略は、すっかりマスコミにも浸透。
 たしかに(お上手)…(うまいね)…とは思う。切れ味もある。
 
 とくに出身母体の自民党、固陋派なんぞはいうまでもない、ことにも現政権・安倍晋三のあまりにも拙〔つたな〕すぎる言辞にくらべたときには、パッと打ち上げ花火の如く…。
 ついでにこれは、カビの生えた既成野党連にも同じことが言えて、てんで相手になんか、なりゃしない。

  ……………

 しかし、それでいいのか?
 「ステイ・ホーム」「ソーシャル・ディスタンス」あたりから始まった「新コロ」パンデミック場面では、(カッコつけちゃって)でも(お上手)だったんだけれども。
 「東京アラート」「ウィズ・コロナ」になってくると、さすがにゴマかし催眠術のイヤラシさ、プンプン鼻についてきて、もはやハッキリ吐き気もの。

 きわめつけは「ネクスト・ユニコーンを生み育てる東京」とおいでなすった。
 「ユニコーン」とは、伝説の一角獣に縁付けられた「超有望な未上場ベンチャー企業」のこと(かつてのフェイスブック社とかツイッター社とか)で。評価額10億ドル(約1250億円)以上のベンチャー企業を言うそうだ…が。
 それと、いま現在の「新コロ」東京と、どういう関係があるのか?

 唐突、荒唐無稽にすぎるし、説明不足で意味不明。
 (気がつけば、いつものことながら……)だ。

  ……………

 しからば
 この小池都知事の本質はナニか…といえば。
 2017年、「都民ファーストの会」で都議選に勝った(このへんアメリカのトランプ政権像にダブって見える)後、「希望の党」で国政選挙に打って出て惨敗。
 そのときに吐いた「排除します」の一言で、大衆のノックアウト・パンチを喰らい。後で反省しきりだった…というが、心底、悔い改めたわけではなく。
 はっきりいえば「愛」なんかクソ喰らえ、なにがなんでもアタシは初の女性総理をめざしますよ…ソレがコノ人の本質である。

 政治家らしい、といえばたしかに…しかし、それは昔タイプの男性優位社会で負けないキャリアにすぎない。

  ……………

 たとえばの話し
 「新コロ」対策として休業補償に金をドンと出したという、けれど。
 それは東京都というメガ・シティー(巨大都市)ゆえに積み重ね得た財産から出しただけだし、もとは都民の税金をチト払い戻したにすぎないし。
 その証拠には、後はタマ(金も智慧も)がつづかない。

 「新コロ」感染をなんとか喰いとめようとする、のではなしに、運よく風向きが変わってくれるのを、ひたすら待つだけ。
 「手がない」わけじゃない、「出せない」か「出すのがコワイ」だけ。
 「失敗」だけは、「できない」、「したくない」、それだけダ。

 そもそも
 「新コロ」の感染、市中への広がり出しにも敏感になれなかったのは、オリンピック開催ムードに水を差されたくなかったからだし。
 オリンピックが1年延期と決まってからも、「新コロ」対策に思いきった手をうつことができなかったのは、開催延期にともなう追加費用のことが頭から離れなかったからだし、もうひとつには、すぐ夏に控える(こんどの)都知事選再選出馬か、安倍の後釜ねらって国政に戻るか、悩ましかったこともあったろう。

 いずれにしても
 あくまでも、失点を最小限にとどめたかったからで、都民の命を最優先に考えてのことではなかった
 この人のスタンスはずっと、そればっかり。

 したがって…
 「新コロ」対策の現場に、やむをえず立たされることになると、みごとに政府に下駄を預ける作戦に出て。
 本質、目だちたがり屋のヒトが…。
 そうなればホント、呆れるくらいキレイに手の平返して、みずからは手傷を追わない作戦に徹しながら、親分(元締)、自民党のごキゲンを損なわないようにして、うまいことやり過ごして見せた(このへんはホントにお上手…おみごと…)。
 その間は、得意のキャッチ・コピー作戦「三密」などで、ちゃっかり点数を稼いできた。

 そうして
 「東京アラート」がムードづくりにすぎなかったように、それを終了させるあたりから、あとはもう、ひたすら都知事再選をはたすまでのムード作戦
 無理にもおしきって勝ってしまえば、こっちのもの。また別の作戦は、きっとみごとに捻り出して見せよう心算…に違いない。
 (テッテイ的に都民を、国民を、見くびってござる)

 「ウィズ・コロナ」のムード作戦、綻〔ほころ〕びかけたアラート後の感染再拡大にも、ひたすら冷静を装う姿…まるで忍法〝霧隠〟の術。
 6月30日に打ち出された「モニタリング(監視)新指標」にも、肝心の具体的な数値目標がない。
 「臨時(初めは〝緊急〟だったが慌ててヒッコメた)記者会見」で示されたのは「感染拡大要警戒」だけ。
 つまり、どう「総合的に判断する」と言い訳したところで〝言い逃れ〟の余地をのこしていることに変わりはなく。

 (選挙に勝つまで、もう少し待ってよ「新コロ」さん!)
 ひたすら祈りの境地…というところか。

 そうこうするうちに、7月2日。
 ついに、新規感染者数が100人を超え(107人)。
 つづいて3日には120人超(124人)。

 しかし、まだ…
 これを「第1波の燃え残り」とする見方があり。また、「第2波が始まったら、こんなものではすまないだろう」との観測もある、が。
 いずれにしても、まだまだ吾々は、都知事候補を含めて…現政権・与党・野党もひっくるめて…まだまだ「新コロ」を甘く見ているのはマチガイない。

  ……………

 「新コロ」パンデミックが始まってから、アレコレ言われてきたなかで。
 感染を抑えながら、経済をまわす舵とりに必須なこと、それは…
 「PCRなどの検査を徹底して〝感染者〟と〝非感染者〟+〝治癒者〟を峻別、〝感染者〟は隔離して、のこった者で経済活動に励んでいくこと」
 経済活動に励める(働いていい)者には「安心のお墨付き」が与えられること。
 ほかには、ない。これだけは明らか。

 「新宿だ」の「池袋だ」の、また「夜の街だ」「濃厚接触関係だ」と、局地戦のごとくにコトの核心を紛らわしちゃいけない。
 騙されちゃイケナイ!

 逼迫〔ひっぱく〕「医療の現場」も心配、受け入れ態勢は破綻しないか?
 「PCR検査」ができる人材がたりない、ばかりじゃなくて、カネを出しても買えない「試薬」がたりない…心配も消えない。
 (これら重要な情報を公開できない理由はナンなのか?)

  ……………

 にもかかわらず、現職知事で再選を目指す人には、そんな覚悟につながるナニモノもナイのが、ザンネンながら厳しい現実。しかし

 もっとたいせつなのは…
 それが、はたして
 都民、有権者にはどう映っているのか?
 オリンピックどころじゃない、この国の首都は? 未来は? どうなる?
 そっちのほうがはるかにコワイ……

おげんきよう!…の明日へ /          この半年はナンだったんダ!

-No.2477-
★2020年07月03日(金曜日)
★11.3.11フクシマから → 3403日
★延期…オリンピック東京まで → 386日
★旧暦5月13日、一三夜の月
(月齢11.9、月出17:12、月没02:26)



国は、ナニやってたんだ!
都は、ナニやってたんだ!
「緊急事態宣言」して、「東京アラート」して。
ここまで半年も時間かせいで、ガマンさせておいて……
オレたちはヤッテきたろ! オマさんたちはナニしてた?

アレや、コレや、手遅れだったから。
気がついて、猛烈に反省して。
あれから褌締め直して、ガンバってくれてたんじゃないのか?
とった対策、見せろや! ナニがドレだけよくなったんだ!
オレたちは〝自粛〟したろ。なのに、そっちは
また〝威し〟の一手か!

いいかげんにしろ!!!
ひとかけらでも〝安心〟とどけてみせろ!!! 
「年寄り〝疎開〟」だって、ふざけんじゃねぇ……

「おげんきよう!」の明日へ…きょうの記事は/  別ブログ『ちっこ房だより』でお届けします

-No.2476-
★2020年07月02日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 3402日
★延期…オリンピック東京まで → 387日
★旧暦5月12日、きょうは七十二候の「半夏生」梅雨も田植えも終わる頃…ですが
(月齢10.8、月出16:03、月没01:44)


おげんきよう!…の明日へ / きょうはお休みです

-No.2475-
★2020年07月01日(水曜日)
★11.3.11フクシマから → 3401日
★延期…オリンピック東京まで → 388日
★旧暦5月11日
(月齢9.9、月出14:54、月没01:07)





※7月に入りました。
 「新コロ」禍〝自粛〟疲れから解放されたはずの6月は、むしろ体調管理に苦労を重ねる、これまた苛酷な1ヶ月でした、チガイますか?
 …にもかかわらず、ウイルス対策をウマいこと巧みに政治利用した現職に対して、厳しい判断が問われるべき東京都知事選が、ほとんど無風状態というのが、ぼくには信じられません。
 せめて後々のための批判の一石、投票前日になりますが土曜日に、ひと言申し上げておきたい…と思っています。

「新コロ〝濃霧〟」の道を照らすフォグランプ/  点灯中!しばらくは〈模索の旅〉がつづきます   ㉚追討ち!…「 食害バッタ」と「新コロ」!!

-No.2473-
★2020年06月30日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 3400日
★延期…オリンピック東京まで → 389日
★旧暦5月10日
(月齢8.8、月出13:44、月没00:33)



★背筋が氷結する!…!…!★

 ぼくは、興味本位に〝恐怖心〟を煽るものを、とくに映像作品を好まない…というより、ハッキリ嫌悪・唾棄します。
 じぶんを高尚とは思わない、けれども、そこにある現実の〝恐怖〟だけでたくさん、です。

 うちは、かみさんが、細小なものの密集に怖気〔おぞけ〕を震いますし。ですから夫婦そろって「怖いもの見たさ」なんて趣味も、いっさい、もちあわせません。




 「蟻」という生きものには、ぼく、その生命の神秘に感銘する者ですが、「軍隊蟻」だけはイケマセン。
 アクション映画の『インディ・ジョーンズ』シリーズは、大仰な仕掛けをよろこびました、けど。けっして趣味はよくなかった。

 なかでも、ついつい見てしまった…あれは『クリスタル・スカルの王国』でしたか。人間を襲って餌食にする軍隊蟻の登場に、目を背けたのを忘れません。
 映画ではほかに、いかにもヤンキーっぽい『黒い絨毯』(1954年)なんてスリラー作品があったのも覚えてますが…もちろん観ちゃいません。





 子どもの頃からナゼか旅好きだったボクが、「旅ねずみ」レミングに興味を惹かれたのは、とうぜん、でしたけれど。
 最初に出逢った記録映像が、イケナかった。どこぞ、アラスカみたいな断崖海岸から、レミングたちが海に転げ落ちていく……

 その映像に被って流れるナレーションが、さらにイケナかった。
 ……何年かに一度、旅ネズミたちは、増えすぎた群れの個体を減らすため、なにかに憑かれでもしたように、群れて走って海に身投げする……

 なにしろ昔々のことで、いまはもう細かい記憶は定かでないものの、この子ども心にも〝理不尽〟きわまりない生態は、生涯、忘れることのできない〈衝撃〉となって脳裡にのこりつづけ。
 (そんなワケがない)想い…なんど夢に見ては魘〔うな〕されたことか。

 後に、この「旅ねずみ」レミングの〈集団自殺〉行為とされたのは、事実誤認で。じつは集団移住の旅の途中、ときたま群れの一部におきる事故にすぎず、しかもレミングは泳ぎが達者だと知らされたわけです…が。
 到底、〈悪夢〉のごとき記憶が消えるものではなかった。(ふざけるな!)

 それにしても、理不尽なことの多い旅の人生をかさねていきながら、ぼくの〈記憶の襞〉のなかの「旅ねずみ」レミングは、かわいそうに、いつも小さな体を震えさせていたものでしたよ。

 現代の旅の達人であった永六輔さん(2016年没)は、つねづね「旅なんかしないで生きていける人を尊敬する」と言っていましたっけ。
 ぼくも、(家族の死に目に会えないこともあるだろう)覚悟で取材者人生を生きてきましたけれども。
 なにかの折りに、ふと、吾が生死を想うときには、なぜか、かならず「旅ねずみ」レミングと大雪の「蝦夷鳴きうさぎ」とが、姿を見せるのでした。





★すべてを喰い尽くす…砂漠飛びバッタ★

 さらに…さらに…
 もっと烈しく肌を粟立たせたのは、〝食害〟バッタの発生。
 サバクトビバッタ(別名ワタリバッタ)は、これも「旅バッタ」と呼んでいい生態ですから、ぼくには興味津々の存在。

 「新コロ」感染パンデミックが、こんどの場合は、アフリカに広がるのが遅れました、けれども。
 専門家たちから「これから懸念されるのがアフリカでの蔓延」との指摘がなされるのと、ほとんど時を同じくして、3月頃から新聞の社会面に登場してきたのが、「食害バッタ非情の進撃」というニュースでした。

 サバクトビバッタは、成虫になると体長約5cmと大型で、移動距離が長く速度も速いため、通り道に酷い〝蝗害〔こうがい〕〟を起こす存在。
 いまでも、地球陸地の約20%、世界人口の約10分の1、約60ケ国がこの昆虫の被害を受けている、と言われ。これは、小さい群れでも1日に3万5千人分の作物を喰い尽くす計算になるそうです。

 サバクトビバッタの寿命はわずか3~6ヶ月ですが、くりかえす世代交代回数、つまり繁殖力が1年に2~5回ときわめて旺盛。ふだんは別々に暮らしている個体が、雨季になって草が生長すると、雌が草地に卵を産んで数を増やす。とともに餌を求めて集団を形成します。
 しかも、集団環境で育ったバッタが生む子の体色は、もとの緑色から黄色や黒に変化(相変異)して、旅姿そのものも逞しく成長、たがいに惹きつけ合うフェロモンを発しながら群れを成し、行く先々の植物を喰い尽くす。

 統計によれば、1平方キロメートルあたりに4,000万から8,000万匹といわれる1つの群れが、最大で1,200平方キロメートル(1日に130km以上)を移動することになるそうな。
 また食餌量は、毎日、自分の体重と同じ量の緑の植物。種類は葉、花、皮、茎、果実、種となんでもござれ。農作物であろうと、ただの雑草であろうとおかまいなし。
 「肉食をした」という報告はないようですが、家畜の餌のペレットなんかなら平気で喰っちまうに違いありません。

 (若かった頃のボクは、できることなら待避壕に身を潜めて、バッタの群れを迎えて見たい誘惑に駆られたものでした…が。いまはもうとても、そんな怖ろしいこと考えたくもありませんネ)

 サバクトビバッタの群れは多くの場合、アフリカ大陸のサハラ砂漠あたりで発生して北上、北東アフリカからアラビア半島あたりまで行くと、いずれ自然消滅していたようです…が。

 約30年ぶりの今年は、東アフリカで発生した大群がアラビア半島を経て、中東からパキスタン、インドにまで迫ってきている様子。
 バッタたちは「新コロ」禍で喘ぐ住民たちの農作物を食害しながら、東を目指しているわけで。この「世界でもっとも破壊的な移動性害虫」による被害総額予測は、ざっと50億ドルにものぼるとか。
 
 …といっても、バッタの飛翔力(もっぱら風にのって移動するのみ)では、ヒマラヤのような大山脈を超えて進むことはできない…そうです、けれども。
 大西洋を超えてカリブ海にまで達したことはある、と言いますから油断は禁物。

 駆除は、もっぱら薬剤散布に頼るほかなく、最近はドローン作戦も展開されているそうですが。なにせ移動の早い大群が相手では、効果も十分ではなく。ついでに、駆除薬物が住民の井戸水を汚染するオソレもあって、徹底しきれないらしい。

 さらに、それよりも、もっと刮目すべきは……
 「新コロ」感染対策に気をとられている隙に、いまアフリカでは、「世界三大感染症」とされるエイズ結核マラリアの感染拡大の兆候がある、とのこと。

 日本が、まっこと先進国であり、こんどの「新コロ」感染阻止対策にも成功している…と自負するのであれば。
 いまこそ、ここで、途上国向けの医療援助に思いきった一歩を踏み出すときではないでしょうか。
 (新宿なんかの夜の街でアダコダやってる場合じゃない…っての!)

 感染症対策にとりくむ医療従事者の間には、「プラネタリー・ヘルス」という不動の概念があるそうです。
 これは、つまり「一つの世界、一つの健康」ということ。
 アフリカを放っておくことは、日本の首を絞めることになる、のです。
 (ワカッテルのかな、ホントに……)

 

おげんきよう!…の明日へ / きょうはお休みです

-No.2471-
★2020年06月28日日曜日
★11.3.11フクシマから → 3398日
★延期…オリンピック東京まで → 391日
★旧暦5月8日
(月齢6.9、月出11:29、月没....:....)


おげんきよう!…の明日へ / きょうはお休みです

-No.2473-
★2020年06月29日(月曜日)
★11.3.11フクシマから → 3399日
★延期…オリンピック東京まで → 390日
★旧暦5月9日、上弦の月
(月齢7.9、月出12:36、月没00:01)


ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.108~ Japanese「ゴールデン・ブック」

-No.2471-
★2020年06月27日(土曜日)
★11.3.11フクシマから → 3397日
★延期…オリンピック東京まで → 392日
★旧暦5月7日、弓張月
(月齢5.9、月出10:21、月没23:28)





★そうだネ…たしかに「金本」デス★

「これは、金の本(ゴールデン・ブック)です!」
 北マケドニアの、在日外交官女性のひとりが、こんな率直な感想を述べていました。

 「異聞」とか、「異文化圏」の方からの遠慮のない発言には、ときに驚かされたり、思わぬ再認識に目覚めさせられたり……

 こんどの「箔紙」に挟まれてギッシリ詰まった〈金箔集〉は、いうまでもない金沢の伝統工芸(日本の金箔生産の99%を占めて…その大きな理由は高湿な気候にあるといわれます)。
 紀元前1200年頃に古代エジプトで製造が始まったと考えれれている「金箔」、日本には16世紀頃からあったようですが。

 この〈金箔集〉が展示されてあったのを博物館で観たこの方は、さながら「ゴールデン・ブック」であった…と、ため息まじりの率直な感嘆の告白。
 ついでに「金箔入りソフトクリームまである」…と讃えていました。

 じつはこの金箔、ほかにも、みなさんもよくご存じのとおり、さまざまな料理のトッピングや、羊羹・カステラ・葛きり・寿司などにまで採用されているのです…が。
 これも、もうご存知かと思います、食品としての金はべつに栄養にも毒にもならない、ひたすら豪華絢爛の演出効果用であること、いうまでもありません。 

 金箔は厚さ0.0001ミリ。1立方センチメートルの金(あるいは合金)から約10平方メートルの金箔ができる…といいますが。
 ぼくなど、なんど拝ませてもらっても、その超薄さがどうにもナットクはできません。それほど微細なものを、専用の金槌ひとつで打ち延ばしてしまう、というのですから、もう仰天あるのみ。

★ところで、北マケドニアってどこの国?★

 はい。
 もうしわけありません、地理好きのボクにもこれは盲点でした。
 歴史は古いんだよねぇ、たしか…と懸命に記憶を手繰ったけれども、お手上げで。

 調べて、やっと地図から掘り出しました。
 イタリア半島とトルコ・アナトリア半島の間に位置して、アドリア海イオニア海エーゲ海黒海に挟まれた東南ヨーロッパバルカン半島にある小さなお国。

 オスマン帝国に統治された時代もあって、南はギリシャ、東はブルガリア、西はアルバニア、北はセルビアコソボと、四周を外国にとりかこまれた内陸国
 お世辞にも裕福とはいえない経済状況のようですから、「ゴールデン・ブック」にはほんとうにビックリしたのかも。
 なにせニッポンは、そのむかし、伝説の「黄金のジパング」でしたから、そんなイメージがどこかに、のこっていたのかも知れません。

 ともあれ
 外国では、ドイツ(バイエルン州)・中国(江蘇州)が主な産地で、フランスやイタリア、タイ・ミャンマー・インドでも製造されているそうですが、やはり珍しいものには違いなく。

 しかし、わがニッポンでは、さほどの珍品でもありません。
 仏像・仏具をはじめ、美術・工芸品、製本ほかの箔押し、建物の内・外装、建具、家具・調度などに幅広く使われています。
 歯科では、むかし、金歯というのが流行りましたが…いまはもう、すっかり沈静化!?

 それより、この女性外交官さん、「あぶらとり紙」にはふれていなかったのが、不思議なくらい。
 金箔製造の副産物(地金を挟むのに使われた箔打ち紙=和紙)として、かつて一世を風靡した「あぶらとり紙」。
 「肌にやさしい皮脂の吸いとり紙」を、ぼくも女性へのプレゼント用に買ったことがありますし、みずからも試して(なるほど…)効果を実感している優れもの。

 いまでも、高級「あぶらとり紙」としての評価にかわりはない…といいます。
 もし、ご存じなかったら、ぜひ。
 「金箔」産みの親の底力のほどを、おためしいただきたい! ものです。 

おげんきよう!…の明日へ / きょうはお休みです

-No.2470-
★2020年06月26日(金曜日)
★11.3.11フクシマから → 3396日
★延期…オリンピック東京まで → 393日
★旧暦5月6日
(月齢4.9、月出09:14、月没22:55)


おげんきよう!…の明日へ / きょうはお休みです

-No.2469-
★2020年06月25日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 3395日
★延期…オリンピック東京まで → 394日
★旧暦5月5日
(月齢2.9、月出08:06、月没22:18)


おげんきよう!…の明日へ / きょうはお休みです

-No.2468-
★2020年06月24日(水曜日)
★11.3.11フクシマから → 3394日
★延期…オリンピック東京まで → 395日
★旧暦5月4日
(月齢2.9、月出07:00、月没21:37)