どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

河野太郎と小泉進次郎に見る……         近い将来のニッポンどこ行く

-No.2190-
★2018年09月20日(金曜日)
★11.3.11フクシマから → 3116日
★ オリンピックTOKYOまで →  308日
★旧暦8月22日、彼岸入り
(月齢21.1、月出21:18、月没10:41)





◆神奈川11区と15区の2人

 第4次安倍改造内閣が9月に発表された。
 これといって目新しさもない、「子分&お友だち+在庫整理=内閣」に、ちょっとだけ注意の目を向けておきたい、と思ったのは……

 日本の政治の将来の見とおし。
 …といっても、あいかわらず視界はハッキリしない、けれども、そんななかで、この2人をチェックしておく意味があるのではないか。そんな気がした。
 ポスト安倍のこともある…が。

 それよりも。
 国際関係のタガが緩んで、各地にキナ臭い火種が燻〔くすぶ〕りはじめている、いまこのとき。
 日本の進路を図る、ひとつの指標と見ることができるのではないか…と思うからだ。

 ……………

 その2人とは…
 河野太郎(56)と小泉進次郎(38)。

 河野が、衆議院・神奈川15区(平塚市茅ヶ崎市、大磯町、二宮町)で8選のキャリア。選挙区での人気には高いものがあって、次期総裁候補にも名が挙がる。

 小泉が、同じく衆議院・神奈川11区(横須賀市三浦市)で、まだ3選ながら、ご存じのとおり、いまいちばんに人気は高く、早くも次期総裁に期待する声もあるほどだ。
 ちかい風土に育った2人でも、置かれた立場や環境には大きな差もある。

◆安倍にとりこまれたか…河野太郎

 河野は、政治家でしかも陸上競技に縁の深い家系に育ち、自身も慶応義塾高校時代は陸上競技部箱根駅伝を目指していた。
 いうまでもなく、海外留学もふくめて学歴にも不足はない。

 父・河野洋平は長らく衆議院議長を務めた党の重鎮(これも代々のこと)だったが、いちどは自民党総裁にまでなりながら、ついに総理にはなれなかった。
 長男の太郎には、じぶんこそは「総理の椅子に!(これも河野家代々の悲願かも…)」の想いがあったろう。

 実際、彼もかつて一度は、総裁選に名乗りをあげたが、少数派閥の殻をついに破れなかった。
 現在は、党内の最大派閥の麻生派に属するが、自身にとってはどうか…。
 かつては、「次の総理に期待したい人」のポイントも稼いだが、いまは後続世代の小泉進次郎におカブを奪わてしまっている。

 河野太郎という人は、性(格)=ストレート。よく言えば「嘘がつけない、すぐ顔に出る」。
 野球にたとえるなら、投げてはもちろん直球一本槍。打っても同じで、直球には喰らいつく(ヒットを打てるかは別)が、変化球には手が出ない(ファウルで粘ることもできない)。

 若いときのスポーツマンならワカルが、彼の立ち位置は政治家、しかも、もう若くはない。大きな包容力をもって構えるだけの、ゆとり、度量のないのが惜しい。

 外務大臣としての、とくに日韓関係では、この点、対応のドギツさが際立ちすぎた。もちろん韓国にも非(問題)はある…が、外交で相手に遺恨をもたせてしまうほどの、行きすぎは論外であろう。
 記者会見などでの、問答無用のシャットアウト態度もたびたびで、政治家としての資質を問われかねない。
 世渡り下手…のイメージが、あらゆる面でソンをしている。

 安倍総理とは、キョリを置く立場だったはずが、外相の椅子でとりこまれ、挙句、ヤリすぎで防衛相に格下げ(ダレより本人がそう思ってムッとしたらしい)された。
 原発問題で、いまは記者の質問さえシャットアウト。弱みを衝かれてキレるようでは、総理のメはない。

 ぼくは、彼の「原発不経済」論には賛同する者で、ほかにも〝開明〟的な思潮には好感をいだいてきた…が。
 政治家ゆえの「言えない事情」があるとはいえ、彼のメルマガ「ごまめの歯ぎしり」が、いまは虚しく。逆効果でしかない、ことを知るべし。

 このあたり、よくよく考えて出直さないと。
 庶民のキビシい見方は、同じ総裁候補の岸田文雄(62)に対する評「ドコのダレなんだか」と似たり寄ったりではないか……

◆こんどはお前もか…小泉進次郎

 この人の、「人気を味方に選挙につよい」ウケのいい発信上手は、とにかく、みごとにスゴイ。党内随一の知名度は伊達じゃない。

 好感度づくりの発言、受け応えのキレのよさなど、ほかの、これまでの政治家にはなかったものだ。
 (コワいのは、羨〔うらや〕みから妬みに移行するカタチでの、同僚からの反感か…)

 行動の巧みさにもキラリと光るものがある。
お・も・て・な・し」の滝川クリステルさんとの結婚でも、首相官邸での発表会見など…ひとつ対応を誤ればアブナイところを、周到なヨミと対策でのりきり、ボロを見せないしたたかさは、政治家の資質そのままかも。

 期待に応えようとする行動力、すばやさも、さすが。
 初入閣の環境相原子力防災担当兼務)になってすぐ翌日の福島訪問など、もちろん、いつも「見られている」意識を忘れない、きわめつけの態度にソツはない。

 ただ、いちばんの泣きどころは、やつぱり若さゆえの不安定感。
 これは、やむをえない面もある、けれど。
 大臣就任で「育休どうする」を問われ、なんとかキリ抜けはしたものの、自身(冷や汗もの)だったろう。

 これから、対処していくことになる「原子力」、「防災」ともに、重い課題だ。
 河野と同様、安倍にとりこまれた弱みを露呈することになるか、正念場だと思う。

「ソツなし」の面皮を、どうやって乗り越えるか…が勝負どこ。

◆一寸先は闇…の政界で河野・小泉タッグはあるか!?

 もはや、国内・対外どっちにしても手詰まり感ぬぐえない、いま。 
 ささやかれるような「安倍総裁4選」のようなデキゴトでもあれば、あぶない日本。

 少なくとも、〈舵とり交代〉はかかせないだろう、が。
「次期総裁候補」と下馬評にあがる人たちの顔ぶれを見ても、「清新」にはほど遠いばかり。
〈安倍一強〉に堂々と、これまでは対抗してきた石破茂(62)にしても、本気でヤル気があるのかどうか…どうも、あやしくなってきた感、拭えない。

 ならば、そんな目がゲンジツにあるものか、どうか…は別にして。
 少し早いが、年明けの「初夢」など想い描いて見る。

 安倍にとりこまれたかに見せた(……)、河野・小泉がタッグを組んだら。
 少なくとも、〈富者・強者べったり〉&〈アメリカべったり〉で、独自性など毛ほどもない、いまの安倍政権下の淀みからは、脱け出せるのではあるまいか……