どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「メダル」と「チケット」のオリンピック /   近づく〈2020TOKYO〉

-No.2168-
★2018年08月29日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 3094日
★ オリンピックTOKYOまで →  330日
★旧暦7月29日、晦日
(月齢28.4、月出03:16、月没17:36)


※きのう28日(水)は、72候の「天地始粛(ようやく暑さが鎮まる)」頃。ウム……













◆「メダル」 from 都市鉱山

「2020TOKYO」開幕まで1年になった7月24日。
 オリンピック大会で授与されるメダルが披露された。
 (パラ大会のほうのメダル披露は後日)

 直径85mm、最大厚12.1mm。
 重さは、「金」が556g(純銀製に6g以上の金メッキ)、「銀」が550g(純銀製)、「銅」が450g(丹銅製)。
「金」「銀」の重さは、夏季大会史上最重量だそうな!

「光と輝き」・「アスリートのエネルギー」・「多様性と調和」3つのテーマでデザインされたという、やわらかく渦を巻く曲線と、それにともなう光の反射がやさしげでもあり…。
 ひと目、見て(いいね)と思ったのが、じつは「裏」面。
 こっちが「表」でいいじゃないか…とさえ思った。

 じつは、オリンピック・メダルの「表」は各大会とも共通の「勝利の女神ニケ像」ときまっており、あらためて「表」面を見ればなるほど、こっちのほうがオリンピック・メダルとしてふさわしかろう…けれど。
「2020TOKYO」のオリンピック・メダル、「裏」面デザインは、それくらい佳いデキであった。

 この感動には、多分に、その原料いっさいが、不用になったスマホや携帯など国民が寄付したIT関連機器からとりだされたモノ(これを〝都市鉱山〟からの産物とした)であった…という、〈物語性〉によるものだと思われる。

 ぼく自身、かみさんと2人分の用済みスマホを都庁まで出向いて寄付してきただけに、メダルの重みに実感が加わる(これはイイこころみであった)……

◆悔しい「チケット」…「申し込み履歴がありません」

 かわりに、なんともナットクのいかなかったのが、オリンピック観覧・競技観戦の、もじどおりのプラチナ「チケット」。

 ぼくも、申込者が殺到した第1次募集に、まさに「チャレンジ」といっていい「ほねおり」をして、手続きを踏んで申し込んだ。
 あとは(運を天にまかせた)…つもりの、かみさんと2人分。
  〇陸上400m・800m(新国立のトラックを実感しておきたい!)
  〇女子重量挙げ(リオでバーベルに頬寄せた三宅宏実ねらい!)
  〇馬場馬術(これこそオリンピックらしさの象徴ではないか!)

 ところが……
「1枚もとれなかった」どころか、ぼくの場合はなんと、「申し込み」そのものが受け付けられていなかった、という。
 抽選が済んで、結果を知ろうと公式ウェブサイトにアクセスしてみたら、
「申し込み履歴がありません」
 アタリもハズレもない、白々と「知りませんよ」とばかりの門前払いである。

 (えっ…なんで)
 電話認証までシッカリすませて、「受け付けました」とのメッセージもたしかめたはず…なのに、であった。
 どこで、どうマチガエたのか、思いあたるフシもなし、まるで、とりつくシマもなかった。
 ハズレなら「くじ運」のせいにもできるが、それもない。
 バカみたいに気抜けするだけの〝真っ白闇〟に紛れこんでしまった……

 はじめには予定のなかった〈敗者復活〉追加抽選の話しがもちあがったときにも、「すべてハズレ」だった人だけが対象で「申し込み履歴にない」人は対象外とのこと。
 でも、(なにかの救済法がとられるかも知れない)藁にも縋る思いで、ふたたび公式ウェブサイトにアクセスしてみたが、あえなく、ふたたびの門前払いは〈2度目のがっかり〉になっただけ。

 ぼくと同じ〝真っ白闇〟に嵌まりこんだ人が、ほかにもずいぶんあるのではないか…と虚しく宙を睨む想いでいたら。やっぱり
 2度目のがっかり門前払い組は、ほかにも少なくなかったとみえて、新聞にとりあげられた。
 
 …が、組織委の応えは、「問題はない」の一点張り。
 〝お役人仕事〟のよくない点、〈問い合わせ〉も〈ねじこまれた〉とうけとる僻み根性が壁になる。
 なんとかならないものだろうか。

 やむをえない。
 (炎暑が予測される競技大会に、あえて参加観戦のリスクをもとめるまでもあるまいし)
 ぼくのチケット作戦は、この後にある、パラ大会の方にスッパリ切り換えることにした。

◆アスリ-ト意識の変化に期待

 かわりに、ひとつ。
 いいニュースがとびこんできたので、ご紹介しておきたい。
 
 さきごろ、南米の陸上イベントに招かれたカール・ルイス(58歳、アメリカ)氏は、スポーツ界における男女平等問題について問われ、こう答えたという。
「われわれの大統領(トランプ氏)はレイシスト(人種差別主義者)でミソジニスト(女性蔑視者)だ。彼は自分以外、誰のことも尊重しない」
 また
「私の母はパイオニアだった。両親は教育者で、誰もが平等の機会を持つ権利があると教えてくれた」「もちろん陸上界で、私は(男女同一賃金に)賛成だ。議論するまでもないと思う」「われわれは人々の権利のために闘い、たがいを愛し合わないといけない」

 カール・ルイスといえば、オリンピックの男子走り幅跳びで4連覇(1984、88、92、96年)。さらに、84年大会では男子100m、200m、4×100mリレーの3冠。88年大会では100m、92年大会では4×100mメートルリレーでも優勝。
 9個の金メダル、計10個のオリンピック・メダルを獲得した伝説のアスリートである。

 近年、日本のアスリートたちも、かなり社会的な存在になってきてはいるものの、まだまだ、自由と民主主義の先進地域、欧米にくらべれば、ものたりない。
 ルイスの背中を追うジャパン・アスリートが、こんどの2020TOKYO大会で1人でも多く、あらわれてほしいものだと思う。