どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.72~  年に1度の心機能検診「心臓二次予防センター」にて

-No.2127-
★2018年07月19日(金曜日)
★11.3.11フクシマから → 3053日
★ オリンピックTOKYOまで →  371日
★旧暦6月17日
(月齢16.7、月出20:37、月没06:26)






◆年に1度の〝関門〟…

 ぼくが北里大学病院 循環器内科で虚血性心疾患(狭心症の診断を受け、ステント(経皮的冠動脈形成)術を経験(2度の施術で計3本のステントがボクの心筋には滞在中)したのが09年(平成21)のことだった。

 早いもので、それから10年。
 おかげさまで、施術のタイミングも良かったんでしょね、きっと。
 本人にも案外なくらい〈げんき〉に生き延びてはいる。

 …が、「なにか気がかりな気配〔てん〕はないか」。
 年に1度の心機能検査は、ぼくにとってドキドキものの〝関門〟(まさに〝関所〟)なのであった。

 施術後は北里大学東病院 心臓二次予防センターに移って経過診察(年に1度の総検査と診察)をつづけ、16年早々からは運動療法・心臓リハビリテーション(以下〈心リハ〉と表記)に通っている。

◆〝生きざま〟チェック2019

 日々の暮らしの実質・実態を調べる、いわば「クオリティー・オブ・ライフ」検査。
 これが〈無く〉なったときは、この世におさらば…だろうから、〝生きざま〟チェックのようなものなのだ。

 ことしは、6月19日(水)に検査を受け、7月8日(月)に検査結果の診断を聞いた。
 これまで2年ほどつづいた2日がかりの検査が、ことしは1日ですむことになり、それは経過状態が良いからなのか、どうか…それはわからない。 

 受診する側からの感想で、もっとも大きな変化は次の2項目。

 ①が、心機能評価検査(心臓負荷検査)法 
 昨年までは、これだけで半日がかりの「薬剤負荷心臓核医学検査(心筋血流シンチテクネシウム)」と呼ばれる「薬剤負荷」(アイソトープ・放射性薬品)によったが、ことしは「運動負荷」検査。

 いずれにしても、十分な血液が心臓(心筋)に流れているか、そして心臓のポンプ機能も調べる。

 「運動負荷」にも、ウォーキング・マシンによる「トレッドミル」法と、自転車こぎによる「エルゴメーター」法とがあり。
 ぼくはトレッドミル法を指定された。ちなみに、ふだんの〈心リハ〉では「エルゴメーター」法によっている。

 検査は、心電図計測の電極をつけた上半身裸で。
 はじめは〈平らな道をゆっくり歩く〉イメージでスタート、しばらくすると〈スピードアップして坂道をのぼる〉ようにギア・チェンジされる。

 …コトバにすれば簡単なこと、だが…
 実際のボクは、ギア・アップされた途端に、心臓と脚の筋肉とを同時にグイッとひっ掴まれたような感じで、非情な不安感、一気に攻め寄せられて敢え無くギブアップ。
 (この後遺症…と思われる脚筋の不具合が、いまだにのこっている)
 心臓のバクバク、しばらくは収まらず……

 無慚にガックリ、こころ挫けて帰宅した。

 ところが、後日の診断は「しっかりと血流の確認できてます、とくには問題ありません」と!
 (なんだ、そりゃ…)
 この落差、あまりに大きすぎて、受診者の精神的健康にまったくヨロシクない。
 ぼくは、その旨、担当医に抗議しておいた。
 検査法の見直しが必要ではないのか!?

 (じつは、ぼく、術後まもなくの検査でも一度、この「トレッドミル」の経験があり、そのときの結果も自身にとっては最悪…それがトラウマになっていたのやも知れなかった…けれども)

 ②は、ホルター(24時間連続記録)心電図検査、今年はナシ。
 
 以下、今年の検査結果の<概要>。

血液検査
 肝機能、膵臓機能、血糖、BNP(心臓にかかる負担の数値)ほか、とくに問題はなし。
 ただし、あいかわらず中性脂肪値が高い(これはきっと飲酒習慣によるもの)ところは要注意。
 
X線 とくに所見なし(一昨年、昨年に同じ)

心電図
 波形のグラフが描く規則的な線を見るかぎり、素人目にはキレイなものだ…が。
 これも、毎度指摘されてきた「完全右脚(血流)ブロック」の注記がコワイ。

血圧脈波検査
 心電図でも指摘された、右脚大動脈の硬化。これが「進んできているので要注意」と言われる。
「冷え」や「痛み」が出ないようにすること。そのためには「運動」、なによりも「歩くこと」…と。

 で、この件はその後、〈心リハ〉の理学療法士とも相談の結果、次回リハビリからは「エルゴ(自転車こぎ)」から「トレッドミル(ウォーキング)」に、切り換えてみることになった。

 上記のとおり、ぼくに「トレッドミル」はトラウマものだ…けれども、このままスゴスゴ撤退というのも情けない。
 ちょいと(のりこえテストしてみるか…)だ。

超音波(心エコー、腹部、頸動脈)
 以前からある血栓プラーク(石灰化狭窄)に大過なし。プラークが無くなることはナイ。
 
  ……………
 
 以上。
 担当医の総合診断は、「一部、注意すべきところはあるものの。心(ポンプ)機能ほか、とくに懸念材料もなく、むしろ状態は良好といってもいい」とのこと(ヨロコブほどの自信、本人にはないが…)だった。

 そう言われみれば、一昨年まで、ぼくを心的に追いこんでいた病名欄、「労作性狭心症、高血圧症、高脂血症、閉塞性動脈硬化症」と並んでいたのが、すべて霧消。
 昨年まであった、検査目的欄「労作性狭心症」の名も消えているのが、なによりの朗報かも(…と、ひそかにボクはほくそ笑む)。

 念のため、服薬による影響はないか…を最後に確認。
 ぼくは、経皮的冠動脈形成(ステント)術を受けてのち、「血液さらさら」製剤を含む薬剤7種類を、朝・昼・夕にわけて服用しつづけているのだ。
 ぼくはもともと、なるべく薬には頼らない生活習慣できたので、気になっていたわけだ、が。
 これも、気になる「所見はありません」だった。
 

◆のこる課題は、かみさんの「BNP」値

 その後にこんどは、かみさんの方の定期検査と診断があった。
 彼女の場合は、「心房細動にともなうつよい不整脈」の再発に見舞われ、去年の5月に心房細動除去「カテーテルアブレーション」術を受けて、1週間の入・退院を経験。
 (なんと、家は夫婦そろっての心疾患もちでアル)

 予後は、おかげさまで順調…といいたいところだったが。
 経過観察中に、BNP(心臓にかかる負担の数値)値が下がらないどころか、なぜかだんだんに上昇するというわけで、「回復確認」できないでいた。

 7月の診断では、なにか「食生活」に課題があるのかも…ということになり、後日あらためて栄養士との面談・問診を受けてきた。
 結果は、次回の経過診断をみてのことになるが…疑われるのは、やはり〈塩分〉らしく。

 ……しかし、ぼくも栄養指導を受けたことがあるが、専門家に指摘されるほど塩分過多ではないつもりだし、心がけて(若い頃はたしかに塩分過多であったろう…けれど)気をつけてもいるので、どうもいまひとつナットクがいかない。

 だって、栄養士さんの言うことがすべて正しいとしたら、現代人の食生活はほとんどのケースがアウトであろう…と思われるからだ。
 でも…検査結果の数値は厳然、ならば「やるしかない」吾ら、いまはリベンジ精神で一丸、格闘の日々である。
 
 これを乗り越えて、ようやく、待望ひさしい以前の「ふだん」の生活、活動にもどれることができる……