どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.58~  災害避難のシステム化②-テレビに強制的な避難情報表示-

-No.2074-
★2018年05月27日(月曜日)
★11.3.11フクシマから → 3000日
★ オリンピックTOKYOまで →  424日
★旧暦4月23日、下弦の月
(月齢22.6、月出00:38、月没11:41)


東日本大震災福島第一原発爆発事故から3,000日。原発は爆発事後処理に〝終息〟はおろか〝収束〟の気配すら見えない。原子力発電に将来はない…が、廃炉のための技術は保持しなければならない……





★テレビ画面に〝即〟避難情報…スイッチOFFも〝即〟ONに★

 大雨や台風の接近で「避難情報」が発表されたら、すぐに、それがテレビに映され「避難」を呼びかける。
 もし、そのときたまたまテレビの電源が「OFF」になっていても、「ON」スウィッチが入ってテレビが点くというのだから、たすかる。
 スマホを持たない人たちにも、これなら洩れなく情報が伝わる……

 そんなこと、いまの技術をもってすれば、さしてムズカシイことではなかろう。
 黙っていても、もうじき開発されるものと、ボクは考えていたのだ、が。

 今年2月になってようやく、このシステムが開発された、という。しかも
 なんと、開発に着手したのが去年4月になってからのこと、だって!!。

 災害列島に暮らしながら、〝危機意識〟は「薄い」とか「遠い」とか言われるニッポン人。
 (つまり、すこぶるつきの「能天気」な日本人…ということだ)
 同じことが、〝危機管理〟や〝危機伝達〟側にも言えるとしたら、この国はアヤウイと思わざるをえない。

 それは、さておき……
 このシステム開発を手がけたのは、深刻な土砂災害に曝される広島県安佐南区にある広島市立大学情報工学研究室(西正博教授)。
 ぼくも現場を訪れたことがある、2014年土石流災害の被災住民と協力してのこと、という。

 具体的には、自治体が出す〝避難〟関係の情報①「避難準備・高齢者等避難開始」「避難勧告」「避難指示」のメールをサーバーで受信。
 対象になる地域をわりだして各家庭のテレビに接続された小型コンピューターに送信、ブザー音と共に避難情報をながす。
 電源が入っていない場合には強制起動させたり、適切なチャンネルに切り替えたりもする。

 画面には、研究室がホームページでライブ配信している近隣河川の映像も表示させ、危険判断を直感しやすくした。被災地区の公民館で行われた実験で合格、あとは区内の各家庭で使える確認ができれば、いよいよ実用段階に入る。

 この場合にも、ハードルになるのはコスト。
 小型コンピューターの製作費用は、現段階で1個1万円程度。量産できれば、もっと安価にできる。

 そうなれば、ほかの地区・地域にも利用が拡大するにちがいなく。
 「緊急地震速報」に、この「避難情報システム」がくわわれば、かなりの〝減災〟効果が期待できそう。
 
 のこるヤッカイは、日本人の脆弱にすぎる危機意識だ。
 あなたナニか…備えはありますか。