どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《11.3.11》被災地東北2018さんりく巡礼 / <報告記32>-大槌町②-木工ワークショップ=最終回

-No.2039-
★2018年04月22日(月曜日)
★11.3.11フクシマから → 2965日
★ オリンピックTOKYOまで →  459日
★旧暦3月18日、十六夜の月・立待の月
(月齢17.1、月出21:20、月没06:57)


※20日(土)は、二十四節気の「穀雨(春雨が降って百穀を潤す)」、同時に七十二候の「葭始生(アシが芽を吹き始める頃)」)でした。春爛漫…は、しかし、長くはつづきません。もうじき暑気がやって来ます。


フォト・エッセイふうに……



















◆ラスト・イベント「木工ワークショップ」

 (2018年)9月2日、日曜日。
 恒例の「木工ワークショップ」イベントデー。
 場所は大槌川沿い、いつものサポートセンター「和野っこハウス」。
 
 岩手県大槌町には、東日本大震災後、被災者支援の「応急仮設住宅団地」が、ぼくの知るかぎりでも48くらいはありました。

 どこの市町村でも仮設団地は、空き地をもとめて造られたわけですが、かぎりある平地を津波にやられてしまうと、あとは川すじを上がっていくほかありません。
 大槌町では、大槌川と小鎚川、2つの川すじが仮設団地の拠点になりました。

 大槌第5仮設団地にできたサポートセンター「和野っこハウス」は、小規模仮設団地の集会所(座卓に座布団)にくらべると、器が大きいぶんスペースもゆったり、とくに椅子とテーブルのある(立った姿勢で作業ができる)ことが大きなメリット。
 材料も道具も仕掛けの大きな「木工ワークショップ」は、場所を選ばざるをえませんでした。

 2013年春から始まった「木工ワークショップ」は、この「和野っこハウス」との出逢いがあって、これまでつづけることができた、といっていいでしょう。

 月日は巡って、このたび……
 自宅や災害公営住宅への転居が進んだのにあわせて、仮設住宅団地の統廃合も進むことになり、そのながれのなかで、サポートセンター「和野っこハウス」は9月末までで閉鎖ときまり。
 これが<最後を記念するイベント>ということになりました。












◆ハード面の復興は進んだので…これから先の課題はソフト(実生活)面

 被災地での、支援のワークショップも、いまでは珍しいものではなくなりました、けれども。
 その多くが、座卓でできる縫い物・編み物系、つまり女性向きであったことから、<男性の参加できるイベント>として考えたのが「木工」、その意味では画期的なものと(まぁ)言えるのではないでしょうか。

 そのかわり、準備にかかった手間暇は半端じゃありませんでした。 
 毎回、製作するモノのテーマを決め、試作をし、参加人数分の材料と道具を揃えて、現地まで持参。
 当日の会場で、完成までに与えられた時間は最大3時間くらいまで、ですから、その時間配分にも配慮が必要ですし、そこには人それぞれに違う個性というものもあります。

 さいわい、地元で協力してくださる方、お二人にめぐり逢うことができて。
 それからはお二人に試作をお願いして…所要時間の把握や進行の手順・工夫もスムースになりました。

  ……………

 そうして
 このたび最終回の製作品は「CDケース兼飾り棚」。
 道具を揃えるのがたいへん、時間にもかぎりがある…といいながら、今回は、組み立て仕上げの仕口に「木だぼ埋め」という、ちょいと上級編の技を使ってみることもできました。
 参加くださった皆さんの、達成感も大きかったようです。
 
 ぶじ、ここまで出来て…やぁ、エガッタぁ…!
 イベント開催に協力くださった「和野っこハウス」のスタッフさんたちにも、ありがとう❤️デス 。

 そうして、ホントウにごくろうさま…これから先、まだつづく生活再建への着実な歩みを応援していきたいと思っています。

 ※次回、この6年間の「木工ワークショップ」の歩みを、振り返っておきたいと思います。