どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.47~  ホンソメワケベラ

-No.2028-
★2018年04月11日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 2954日
★ オリンピックTOKYOまで →  470日
★旧暦3月7日、弓張月
(月齢6.1、月出09:14、月没23:56)







★お節介魚がオノレを知る★

 水族館の水槽には……
 ゆったりと水に漂うがごとくの魚、アスリートみたいに活発に泳ぎまわる魚、ダッシュをくりかえす魚、海底にジッと動かない魚など、いろいろ。
 
 藻場やサンゴ礁の海でおもしろいのは、チョコマカとこきざみに動きまわってダンスを披露する小魚たち。
 そんななか、(ボクにはねタイセツなお仕事があるんですから)と言わんばかりに、存在アピールに余念がないのがホンソメワケベラ。

 特徴的なのは、その体色で。
 背と腹は白、その間を口吻から目を通って尾鰭まで、黒の一本線が走る…という。
 まるで、アンビュランス(救急車)を強調する塗色のごとく。

 だから、ぼくは、その名は「本染め」からきたもの、とばり思っていたのだ。
 …が、チガウという。
 黒い一本線の帯が通ってイヤでもめだつ、その目が小さいことから「ほそめ」だったが、読み違えられた名だとのことでアル。(そうかなぁ…)

 ともあれ
 「お掃除魚」として名高いこの魚が、じつは、それだけじゃなく「マッサージ」も手がける、驚きの技師であることは、前にいちどご紹介しておいた。
 -No.1753-18年7月10日(火)記事『ホンソメワケベラは「海の掃除屋さん」だけではなかった!…/魚世界の生存戦略、新発見』
blog.hatena.ne.jp

 ところが、こんどは……
 こやつホンソメワケベラめが、なんと<鏡像>つまり鏡に映る吾が身を認識、ときどきに、さまざまな感情表現を見せる、というのダ。
 (う~ぬ、おぬし、ただものではないな)

 この「魚にも自己認識機能がそなわっている」ことを、ホンソメワケベラでの実験と観察でつきとめたのは、大阪市立大・幸田正典(動物社会学)教授のチーム。

 ホンソメワケベラの水槽に鏡を入れて、実験の結果。
 はじめの数日間は、ほかの個体と勘違いして攻撃した、が。
 やがて
 鏡の前でとつぜんダッシュするなど不自然な行動が見られるようになり。
 そうして1週間もすると
 鏡に映る吾が身を頻繁に覗きこむようになった……という。

 これで
 これまでは「記憶力や認知能力は低い」と考えられてきた魚類にも、チンパンジーやイルカ、ゾウなどと同じ「鏡像自己認識」能力のあることが認められた、としていいのではなか…と。
 すると、魚には「知られざる高度な知性や洞察力」まで、そなわっていることになる、のだろうか。

 これは、オモシロイ展開になってきた。

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