どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.24~  エレファント・ノーズ・フィッシュ

-No.1951-
★2018年01月24日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 2877日
★ オリンピックTOKYOまで →  547日
★旧暦12月19日、寝待月・伏待月(月齢18.4、月出20:36、月没08:59)





★濁り水に対応する進化の賜物★

 これは、ひとりボクにかぎらないと思う。

 意識しようと、しまいとにかかわらず、なんとはなしに、そこはかとなく、ふと「アフリカ」を想えば、こころ懐かしく、親しさにちょと血がさわがしい。

 そうなのだ、いま現在の現実を遠くはなれて、共感を呼び覚ますモノがあるのを、自覚する。
 大海のなかの大地。大地を流れる大河。
 狭小な島国のニッポンが望んでも得られない、もっとも大きなもの。

 精神といってもいい。

  ……………

 大地といえば大河。トップ5は
  地球1位=南米「アマゾン川」 7,570km
    2位=アフリカ「ナイル川」6,650km
    3位=中国「長江」    6,300km
    4位=アフリカ「コンゴ川」4,700km
    5位=北米「ミシシッピ川」3,779km
 このうち4位のコンゴ川、じつは「流域面積」と「流量」ではいずれも「アマゾン川」に次ぐ堂々の2位である。

 人の営みによる乱開発、とどまるところを知らない地球…だけれど。
 どっこい生きてる命が「お~ぃ、ここだ、ここだ」と呼んでいる。

 地球上にのこる、人類「未発見の新種」はまだまだいっぱい。
 そのほとんどが、アマゾンかナイル、コンゴの流域にあるだろう、といわれる。

 ナイル川や、とくにコンゴ川流域には、〝新種〟ではなくても、珍しい魚が多く棲む。
 そんな珍種中の珍種が「エレファント・ノーズ・フィッシュ」だろう。

 「象の鼻をもつ魚」。
 水族館でおなじみの大型肉食淡水魚「アロワナ」と同じ仲間…というのが、ほとんど信じがたいくらいだ、が。

 もっと信じがたいのが「鼻」ではない「口吻〔こうふん〕」の突出。
 これ、解剖学的には下顎にあたる部分だそうだが、なんとも奇妙に下前方へカーブを描いて伸びて、まるでハチドリかミツスイか…いずれにしても、食べるというより吸いとるタイプのスポイトみたいに特殊な口。

 それでも、これでちゃあんと、水底の砂泥中に潜む生物を捕食している、という。
 その進化の秘密は、コンゴ川の砂泥まじりの濁った水質にあって、そんな環境ではなるほど視覚は役に立ちそうになく、触覚が頼り。

 ついでに、この「エレファント・ノーズ・フィッシュ」、なんと尾の付け根に発電器官をもっており、ここから口の方角に向けてレーダーのように、微弱な電流を体外に流し、その電流を乱す存在(餌)を補足する、そうな。

 たいへん臆病なオトナしい魚だそうだ(ホントにやさしい目をしている)、が。
 電場を知覚するために発達した脳の、全体に対する重量比率は3%ほどあって、これは人間の場合の2%前後を上まわり。
 さらに、脳が消費する酸素量は60%にものぼり(人間は約20%ほど)、脊椎動物中で最大とか。

 人間より大きい脳をもつイルカの例を考えれば、まぁ、たいした問題ではない…かも、だけれど。
 生命の、進化のふしぎ、ここにも!
 とても、とても、興味ふかいものがある。

  ……………
 
 そういうわけで、大河をもたない、われらニッポン人。
 これからはますます、<大海に生きる>ことを、あらためて念頭におかなくちゃいけない。

 いうまでもない、「あま」は「天」であり「海」でもある。

 アフリカに発して、ユーラシアを通り、アジア大陸から海を渡って来たと思われるニッポン人の祖型、むかし大陸人から「倭人」と呼ばれた人々は、もっと海に生き、はるかに海に親しんできたことだろう。

 そのことを、いまも如実に物語って生きているのが沖縄の、なかでも「海人〔うみんちゅ〕」たちだ。

 忘れちゃいかんゼよ!