どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~N0.18~  イワサキヒラタヘビ

-No.1904-
★2018年12月08日(土曜日)
★11.3.11フクシマから → 2830日
★ オリンピックTOKYOまで →  594日






★ぼくは、爬虫類は苦手なのだ!★

 けれど…
 〝右利きのヘビ〟の生態を撮った映像には、思わず魅きつけられてしまった。

 イワサキセダカヘビといって、体長は50cmくらい。
 スマートな細身で、色(淡い褐色)柄(しゃれた縦縞)ともに卑しからず、くわえて牙に毒をもたないことが、なにより気に入った理由かも知れない。

 なにしろ、ぼくは学生時代に、南西諸島(薩南諸島)吐噶喇〔とから〕列島・宝島で、友だち3人と40日間をすごしたことがあるのだが。
 その間じゅう、猛毒ハブ(それでも奄美のハブ毒に比べればなんぼかマシという)との遭遇を怖れる毎日。借家した家の天井裏で、ある晩、ネズミを丸呑みにするハブを目撃したこともあった……

 イワサキセダカヘビも南西諸島の、石垣島西表島だけに棲息する日本固有種。
 とはいえ、同じく夜行性ながらハブとはちがって、餌に捕食するのはほとんどがカタツムリという、変わり者。
 飼育下だと1日に4~5個は食べるそうな。

 <右利き>で<カタツムリが好物>といえば、勘のいい方は、ハハァ…と気づかれるかも知れない。
 そうなのだ。

 イワサキセダカヘビはカタツムリを捕まえる(…のはやさしい)と、上顎を殻に引っ掛け(それに都合のいいように上顎の歯は一部が消滅)、下顎の歯をカタツムリの殻のなかに挿し込んで、殻を割ることなしに、軟体部を器用に抜き出して喰ってしまう。
 
 そのために下顎の歯は、左側が平均25本あるのに対して、右側は18本しかない。
 カタツムリを喰う場面の映像では、そこんところの詳細がいまひとつ、わかりかねるのがザンネンながら。
 一滴の血?も流さずに、きれいにペロリ、みごとな食餌マナーを見せる。

 これ、つまり。
 左巻きに比べ、圧倒的に多い右巻きのカタツムリを効率よく捕食するための、ひじょうに高度な特殊化である、という。
 (そのかわり、左巻きのカタツムリの捕食には、けっして成功しない)

 しかも、この話し。
 サゲ(落語のオチですな)も気が利いている…想像できますかぃ。

 こんどは、カタツムリの方が殻の左巻きが多くなって、これはきっと、イワサキセダカヘビの食害を逃れるための進化にちがいない…と。

  …………

 なお、このイワサキセダカヘビの「イワサキ」は、明治時代の石垣気象台所長、岩崎卓爾さんの名が冠されたもの。

 一気象観測技術者にとどまらない、ひじょうに幅広い文化研究の業績をのこして、南方熊楠に比肩されるほどの、この方。
 生物観察と研究にも精魂かたむけた結果が、多くの新種発見にむすびついて、ほかにも「イワサキ」を献名された生物(おもに昆虫)が多いんですってサ。

 スゴイね…!!