どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.17~  服部勇馬くんも間にあった!

-No.1902-
★2018年12月06日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 2828日
★ オリンピックTOKYOまで →  596日







★続々と名のりを上げる〝箱根組〟★

 本格的なマラソン・シーズン幕開けの、12月2日(日)。
 福岡国際マラソンで、服部勇馬(東洋→トヨタ自動車、25歳)くんが、2時間7分27秒で優勝。

 タイムもよかった(これで、もちろんMGC=グランドチャンピオンシップ出場権を獲得)し、「記録より勝負」でいけば「優勝」で獲得した自信のほうがはるかに大きい、ともいえる。
 この大会、04年の尾方剛中国電力)さん以来14年ぶりの、日本人選手の優勝だ。

 ぼくは、レース中継の映像をずっと見ていた、けれども最初は、服部くんの走りに注目はしても、あまり期待はしていなった。
 箱根駅伝では、東洋大で双子の弟 弾馬くんと共に活躍、自身は「花の2区」で2年連続の区間賞。

 しかし、「ええとこのぼんぼんスポーツマン」のイメージが、ぼくの印象。
 卒業する年の箱根往路、ぼくは、ゴール少し前の湖畔の道を同僚と早足に歩く彼と出逢っているが、姿勢に余裕というものが感じられなかった。

 社会人になってチャレンジしたマラソンでも、東京国際で2度、つづけて35kmの壁に泣いている。
 彼がマラソンで芽を出すには時間がかかるかも知れない…気がしていたところだった。

 それが、30kmをすぎて服部くんとアフリカ勢2選手のトップ争いになり、設楽悠太(東洋→ホンダ、26歳)くんが脱落するに至って、これはひょっとしてイケルか…という展開。
 本人にはこのときはまだ、「35kmの壁」意識がのこっていたようだが、それもクリア、彼天性の伸び伸びとスマートな走りが、〝脱皮〟をつよく印象づけての(やったゼ!)ゴールはみごとだった。

 すでにMGC出場権を持っている設楽くん(4位)と、園田隼(黒崎播磨、5位)くんの二人が10分台の実力を見せ。
 6位の山岸宏貴(GMO)くんと、7位の福田穣(西鉄)くんも10分台の記録でMGC出場権を獲得。
 実りのある大会になった。 
 
 これで、2020TOKYO男子マラソンがいよいよ愉しみになってきた。
 大学駅伝の有力選手(箱根駅伝の〝雄〟といってもいい)たちが、オリンピック男子マラソンの代表争いに駒を揃えてきた。

  〇大迫 傑(早大→ナイキ・オレゴン・プロジェクト、27歳) 2時間5分
        50秒
  〇井上大仁(山梨学院→MHPS、25歳) 2時間6分54秒
  〇設楽悠太(東洋→ホンダ、26歳) 2時間6分11秒
   以上の3枚看板に、新たに
  〇服部勇馬(東洋→トヨタ自動車、25歳) 2時間7分27秒
   が加わって、ピチッと4枚看板になった感がある。

 その始まりが、大迫くんの昨17年、福岡国際マラソンの記録2時間7分19秒だったことを思えば、〝一挙の開花〟と言えなくもない。

 その意味では、大迫くんが現時点では一歩リード…か。
 しかし、他の3人がのがしている「優勝」をもぎとった服部くんの殊勲、これも大きい。 

 それでも……
 ぼくは まだ ゴールド・メダリストまでは期待できないと思っているだが、ひょっとするとメダルには届くかも知れない気分にはなってきた。

  ……………

 ただ、近づく「箱根駅伝」にまつわる懸念は消えない。
 ことしの福岡国際マラソン、出場選手のなかで目玉のひとりだった神野大地(青学→コニカミノルタ、25歳)くんは結果を出せなかった。

 同じ〝箱根組〟でも、「山上り」の往路5区。
 「山の神」などとモテ囃された選手のその後、社会人なってからの(少なくとも近頃の)伸び悩みは、柏原竜二(東洋→富士通、引退)くんの例を見るまでもなく、気がかりなことだ。

 かつて「山上り」で活躍した山梨学院大上田誠二監督(順天大卒)は、「5区山上りの刷新・改革」を唱えておられるし。

 その身体的影響は果たして如何なるものなのか。
 その後の選手生命に翳りが見えたりするのを、選手個々人の問題として片づけていいことなのかどうか。
 ぜひとも科学的につきとめてほしい…と、ぼくは思っている。