どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.15~ 「ざんねんな」生きものたち

-No.1895-
★2018年11月29日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 2821日
★ オリンピックTOKYOまで →  603日



★『ざんねんな いきもの事典』★

 …という、子ども向けの本が、この春、出版されてヒットした。

 ぼくは、この種の本にも気をくばる。
 子どもたちが、どんな本に惹かれるか興味がある、というよりも、子ども向けのイイ本には、かならず大人にもイイ(とても勉強になる)智慧が散りばめられているからだ。

 この本も、そんな1冊。
 著者は、哺乳類の分類学生態学を研究・調査する動物学者で、「ねこの博物館」(静岡県伊東市)館長でもある今泉忠明さん。

 生きもののアレやコレやを、興味深くわかりやすくお話していく、むかしからある「なぜだろう? なぜかしら?」なのだ、けれども。
 やっぱり、大人が呼んでもオモシロイし、タメになる。

 あれこれ話しは、3つのグループに分けて進められ、1話1ページ。
 進化のフシギ、ナゾ、ヒミツなどを、イラストレーション付きで教えてくれるわけだ、けれども……

 最初のお話しグループ「ざんねんな体」(45話)からして、グイグイひきこまれる。

 ぼくも70すぎまで好奇心いっぱいに生きて、それなりに知識の積み重ねもあれば…さすがに、すべてが未知の世界ということはなくて。

 たとえば、「カバのお肌は超弱い」とか「サイの角はただのいぼ」とか「ゾウの歯は、年を取るとすりへってなくなる」とか、また「フラミンゴの体が赤いのは食べもののせい」だの「オオアリクイは爪が長すぎて、上手に歩けない」のは知っていても。

 お魚好きを公言しているクセに、「カツオはこうふんするとシマシマの向きが変わる」とか「ウナギの体が黒いのはただの日焼け」なんて、とんと、知らなかった。

 「ヒトデは胃袋を口から出して食事する」ことは知っていても、「クリオネは食事のときに頭が割れる」なんてオドロキだったし。「ミズスマシの目は、上も下も見える。でも、前は見えない」知識はあっても、「オサガメは口の中がとげだらけ」なんて、まるで知らなかった。

 それどころか、そんな存在、名前さえ知らない生きものが、まだまだアッて。
 「アードウルフ(ハイエナの仲間)」とか「バイオリンムシ」とか、あるいはまた「バビルサ(イノシシの仲間)だの「ユカタンビワハゴロモ(昆虫)」だの……いやぁ、マイリマシタね、ほんと!

 以下、「ざんねんな生き方」(46話)、「ざんねんな能力」(32話)まで、飽きるヒマがなかった。

 ぼくはいま、(あと何冊の本が読めるか)という境遇にいたって、一読して済む本はしかるべきところへ寄付(ちなみに図書館はいま〝本余り〟の状況にありマス)することにしているのだ、けれども。

 この本は、もうしばらく、ベッドサイドの書棚に置いておくつもり。
 この「ちょっとヒトコト…」のネタに、いずれ登場する日がくるやも知れませんネ……