どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《11.3.11》被災地東北2018福島・巡礼/ <報告記24>-まとめ①-暮らし復興

-No.1887-
★2018年11月21日(水曜日)
★11.3.11フクシマから → 2813日
★ オリンピックTOKYOまで →  611日




◆心身ともに「げんき」にはなれないゲンジツ

 福島巡礼からの帰途、福島市に出て、息ぬきに花見山公園に寄った。
 周辺は花木生産農家の集落で、色とりどりの花に彩られる春は「桃源郷」と讃えられるところ。
 ぼくも、いちど訪れてみたいと思っていたのだ。

 しかし、折からの真夏どきは、ざんねん花の端境期。
 しばらく歩いて、やっと百日紅さるすべり木槿〔むくげ〕が見られた程度の里山に やむをえず 木蔭を見つけて休ませてもらうにとどめ、またの再訪を期すことにした。

 以下は、汗を拭き拭き、あらためて想いかえした福島のいま。
 ぼくの心にのこった残影のようなもの…かも知れない。

 …………… 

 ここまで23回の<報告記>で見てきた〝浜通り〟。
 双葉郡7町村(楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、川内)、約2万7,000世帯の<生活実態>アンケート調査結果(18年1月まてめ)が、興味深かった。

 調査票を郵送して、回答があったのは約1万世帯。
 その75%が県内避難者、県外は24%、不明が1%。
 
 避難中の人もふくめた住民の半数以上(56.5%)が「うつ症状」に近い。
 (それでも前回、11年9月調査結果の74.3%にくらべれば改善してはいる…というのだが)
 これが、わが身近のことだったら、誰しもが眉を曇らせるにチガイない。

 なかでも大きかったのは、「現在の考え」の問い、「原発廃炉までに事故が起きないか不安」には49.6%が「強くあてはまる」と応えている。
 職業の「正規の職員・従業員」20.6%(無職55.5%)という数値も、生活不安をうかがわせてシンコクだ。

 元の住居地への<帰還意志>、「戻る気はない・戻れない」が58.8%……

 「うつ症状」というのは、病気と診断されるほどになれば誰にも気づかれるだろうが、まだ軽いあいだは専門科医師でもないと判別はむずかしかろう。

 調査したのは、福島大学「うつくしまふくしま未来支援センター」。
 (気もちはワカルけれども、こうしたネーミング どこか ひとりよがりで、わかりやすさ、親しみやすさを忘れている…考えてほしいものダ)

 まだ8割ちかい人が震災時の所在にもどっておらず、長期化する避難生活や放射能影響の不安から、ストレスを抱えている。ごく、あたりまえのことなのに、国や自治体は、親身な把握と対策に手をつけない(つけられない…のではない)でいる。

 この国でシンコクなのは、なにかにつけて〝上っ面(たてまえ)〟で〝偏狭〟なことだ、といったら言いすぎだろうか。