どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《11.3.11》被災地東北2018福島・巡礼/ <報告記10>-川内村-天山文庫の縁

-No.1837-
★2018年10月02日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 2763日
★ オリンピックTOKYOまで →  661日


*かつては〝夢〟の「空飛ぶ車」。海外ではすでに試作開発が進むプロジェクトを日本でも。ということで、人を乗せて電動で垂直に離着陸、自動運転で飛行するクルマの実用化を目指して、政府が推進する官民協議会の初会合が8月末に開かれた。都市では渋滞緩和に、離島や中山間地域では高齢化社会の移動手段に、さらには災害支援などにも役立つことが期待される、この技術。「50年までには誰もが自由に空を飛べるようにしたい」という(以下この投稿記事の末尾に…つづく…)*



◆天山文庫でマインドフルネス

 常磐道を富岡ICで下りて山側へ、川内村を目指す。
 川内村は去年も訪れていた、けれども、通過したにすぎない。

 空は高く澄み…(アレから7年余)…沿岸部とは違って津波の傷痕もない村に、あと、のこる心配は目には見えない放射線量のこと。

 それがあって、いまも村外避難をつづける人はまだある、けれども。
 その線量にしても、(あくまでも平均的な比較にすぎないとはいえ)他の〝相双〟市町村に比べれば、安定的に低い、といっていい。

 川内村の《11.3.11》以後を振り返って見ると。
 震災と原発爆発事故のあった6日後に、一時は郡山市に役場機能を移していたものの、村長が「早期帰還」の方針をうちだして、翌12年4月には村内に復帰。
 16年の6月には全村の避難指示が解除されている。

 昨夏、感じた<閑かな落ち着き>にかわりはなかった。
 ただ、村長の「周辺相双地域の避難民の受け皿になりたい」というもくろみは、どうやらはずれ。
 ほとんどの避難者は、(考えてみればとうぜんのこと)放射線被害を避けて散って行ったのだった……

 天山文庫に行く。
 蛙の詩人で、川内村と親交のあった草野新平さんの資料館と図書館がある。
 (近くにはモリアオガエルの生息する平伏沼も)

 はじめて訪れたときから、ぼくはここのお気に入り。
 ……けれども今日は……
 職員の方に声をかけ、旧居のある池畔への入場を許していただく。

 人気のない緑陰の池の畔に、しばらく瞑想して寛ぐ。
 とくに考えるわけでもなしに想い泛ぶ、《11.3.11》からこの方のアレコレ。
 泛ぶにまかせ、考えることをなくして、ひたすら呼吸にのみ意識を集中……
 <マインドフルネス>のひとときをすごさせていただいた。




◆「ツクシんぼ」とヘリポート

 村役場からも近いところに、産直の「あれ・これ広場」がある。
 おなじ敷地内には入浴施設「かわうちの湯」があって、このエリアは「憩いの広場」のイメージ。

 震災・原発事故から間もない春、ぼくはここで「ツクシんぼ」の芽吹きを目撃、わけもなく感動したものだった(あの頃は、まだ、そういう情勢にあった…)。

 すぐ隣りが消防署で、広々とした緑の草っ原の訓練場には、ヘリポート
 その、なんともいえず安心いっぱいの風景が、いまも頼もしい……



◆小学校生徒45人、中学校生徒17人

 川内村では、すでに小学校も中学校も、それぞれに再開されており。
 まだ〝帰還〟しない生徒の寂しさはあるものの、校庭からは雑草が消えていた。

*「完全燃焼 2020年東京オリンピックの聖火をバイオメタンで燃やそう!プロジェクト」、ぼくたちは、ここ川内村でも小学校と中学校とに、左写真の広報キットを携え、協力をお願いしてきた。

 ……………
 
 なお、冒頭の「話題」にとりあげた「空飛ぶ車」。
 技術者団体の代表は、そのデモ飛行に「20年東京オリンピックパラリンピックの聖火台に火を灯す」ことも目標にしている」とのこと。
 「空飛ぶ車」から点火される聖火が、バイオメタンで燃えれば、いうことなし。
 <新しい地球環境の時代>の幕開けが飾れる…というものだ!

 ……………

 [数字で見る川内村
   ※18年8月末現在の…
  〇世帯数1262戸
  〇人口2677人(男1366人、女1366人)
   ※ちなみに11年3月11日(震災当日)現在の住民登録によれば…
  〇人口3038人
   
   ※17年12月1日現在の…
  〇避難者数516人(県内379人、県外137人)

  〇村内世帯数929戸
  〇村内生活者数2197人