どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「北海道胆振東部地震」で北海道全土が真っ暗闇!!……巡訪「報告記」再開にあたって

-No.1823-
★2018年09月18日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 2749日
★ オリンピックTOKYOまで →  675日

*2週間の巡礼取材行と、それにつづく1週間の休養、資料および写真の整理期間とをいただきました。1000カット以上ある写真のなかには、まだ未整理のものものこっていますが…それは報告記事の執筆と併行して、処理していくことにします*
*なお、報告記は7月末「福島巡訪」のつづきがあり、そちらから順次すすめさせていただきます…が*
*このたびは、たまたま8年目、20回目の《11.3.11》巡訪の旅仕舞い間近に至って、旅中途次のメール投稿でもお知らせしましたように、「北海道胆振東部地震」という〝北の大地の大災害〟に身をもって遭遇することになりました。そこに、クッキリと露わになったニッポンの<減災>の一大課題を、まず、はじめに指摘しておくことから始めたいと思います*



*道新(北海道新聞)9月7日朝刊

◆<電気屋>が<電源喪失>してどうするの…!?

 このことは、8年前、未曽有の大事故「福島第一原発」爆発のあったときにも、正直な<民の叫び>をあげておきました。

 あのときは…原発は福島にあっても<電気屋>は「東電」。
 電力の消費者は、首都東京を抱える大都会圏にその多くが集まっていましたから、それこそ国家存亡の危機。懸命のバックアップがあってなんとか、この難局を、時間・地域を限った「計画停電」で凌ぐことができたのでしたが…。

 爆発事故をおこした原発の、後処理に欠かせない電源・電力さえ自前の備えは喪失、他人さまからの借り物で助けられるありさまでした。
 非常のときだから無理もない…ことはありますが、「これだけは失うわけにはいかない」誇りってものがあるでしょう。
 <電気屋>の<電源喪失>は、そんな<誇りの放棄>にほかならない。 
 
 <電気屋>はいうまでもない<発電(配電)屋>つまり「電力会社」。
 「電力会社」の<電源喪失は、いってみれば専門の電気屋さんが<感電ショック死>したようなもの。
 あるいは<道具を失くしちまった職人>のようなもので、てんでオハナシにならない。
 恥を知れ…デス。
 
 こんどの「北海道胆振東部地震」では、「北電」最大の火力発電所、出力は全体の約4割を占めるという「苫東厚真」の立地が震源に近く、要所要所の設備に深刻な被害を被ったため…そのことが引き金になっての〝全道停電〟には、なるほど、やむをえない点があるかも知れない。
 また、すでに福島原発事故で充分に認識されたはずの、たいせつな<リスク分散>がなされていなかったことも、たしかに指摘されていい。でもね……

 それよりなにより、最大最悪のチョンボは<電気屋>の<電源喪失>です。
 地震で非常停止した発電設備を、再起動するのに必要な電源がイザというときになかった、働かなかった。
 それが<全道真っ暗>という超非常事態の根本原因だった…といってもいい。

 しかも加えて、そういう重大な事実を「バレるまでは隠しておこう」とする、姑息な体質があります。
 (ソレはいうまでもなく、全日本的にヤバイことではあるけれど…)
 これはまた、安全に停止中だったはずの泊原発にも、じつは一時<電源喪失>があったにもかかわらず、それが周辺自治体に報告されることはなかった、という事実とも通底すること。

 こうした<電力会社の病んだ体質>にメスを入れようとしない、いまの政府には、きっとナニか深いワケがあるにちがいない、と思わざるをえないじゃないですか。

 <電気>が、目に見えるカタチの電気にとどまらない影響は、甚大です。
 電気がなければ、卓上電話は通じません。スマホは通じますが、バッテリーが衰弱すればオシマイ充電できません。水道水だって、給水をポンプにたよるところでは断水します。
 鉄道輸送が止ったら、自動車輸送しかない、その動力源のガソリンを給油するスタンドだって、電動のポンプがなければ使えない。
  
 <電源>さえ無くしちまえば「ジ・エンド」…なのが現代生活です。
 ボクたちは、電力会社の無分別と政府の不明を糾弾しながら、しかし、みずからの生活もまた、あらためて考え直し、改めなくちゃいけない。

 水と食料をもとめ、ドラッグストアにできた行列に並んだ主婦の一人が、言ってました。
「うちはオール電化で、どうにもなりません、アウトですよ…懲りました、オール電化はダメですね」

 旅人のぼくは、考えました。
 マイカーにも非常用電源を用意する必要があるのか、を……