どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

9月6日(木曜日)12日目…停電、断水に喘ぐ北の大地②




台風の余波、揉み反す海峡を渡り越えて函館。
フェリー岸壁は傷んで、車の下船に手間取り…待ち構えるのは地元報道陣。
 街は沈んで、空だけが青い。
停電…断水…
給油できないガソリンスタンドが、恨めしいばっかり。
 暗いコンビニの店内、めぼしい飲食物の棚だけがポッカリ空っぽ。
……………

信号のはたらかない街なかを走るコワさ、こういう場合には高速道路がいちばん安心して走れる…現代の皮肉。
ゴクリ生唾といっしょに苦いものを呑みこんで、噴火湾岸の伊達市まで120km余りを走る。
……………

亘理町宮城県)から移住生産に励むイチゴ農家のハウスへ。
ここも停電、断水の渦中…でも、街中の人たちより、落ち着いている…大地に足を踏ん張っている者の強さ。
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いっぱし支援の心算で来た…けれど、地元の人たちに混じって、水と食料を求めドラッグストアの行列に並ぶようでは…とんでもない、ナニが支援なもんかぃ!

ホテル4階の部屋まで階段を歩いて荷物を運び、クーラーも水洗トイレもはたらかない、暗いなかで食べて寝て…とどのつまり、非常時の旅人なんぞは邪魔なだけ。
迷惑にならないためには、立ち去るのみ、だった……