どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《11.3.11》被災地東北2018福島・巡礼/ <報告記07>-楢葉町②-「ここなら笑店街」ニギニギしく新装オープン

-No.1799-
★2018年08月25日(土曜日)
★11.3.11フクシマから → 2725日
★ オリンピックTOKYOまで →  699日


*あした26日(日)から9月8日までの2週間、《11.3.11》2018被災地東北-宮城・岩手-行脚に行ってきます。「福島」報告記がまだ中途で、とぎれることを、おゆるしください。そのつづきも含めての再開は、休養日および資料整理日をはさんで9月18日からになります。それまで どうぞ おげんきよう!*

 ……………

*この夏のヒドイ〝酷暑・炎暑〟に、ひとくぎりがついて…ホッとひといき…で考えました。この、まさに〝非常事態〟ともいうべき暑さのなか、どこの家でもクーラーつけっぱなしの状況でも、ついに<電力不足による停電>はありませんでしたよネ。…ということは、前から指摘されてきたとおり、原発の稼働なしでも電力はたりている…少なくとも、間にあわせることができる! 庶民の<節電効果>あなどるべからず、<浪費>をつつしむだけでも<原発ナシでいける>証しデス*




◆町が存続、できるか…どうか…

 「避難指示」が解除されても、楢葉の「町存続」には危機感を抱く住民が多い、多くの人が避難先から〝帰還〟していないし、故郷を離れる人も少なくない、「帰りたくても帰れない」人だって多い。

 帰りたくても帰れない のは、高齢者が多いのに医院がない、買い物したくても店がない、子の世帯と同居したくても仕事がない…の無い無いづくしだから。

 危機感を抱く町では、あの手この手の住民帰還策、町の生きのこり策にのりだした。

 ちなみに
 楢葉町の人口は、7046人(2018年5月末現在の住民登録数)。
 65歳以上の高齢者は、2390人。人口の33.9%。
 18年3月時点ではさらに増えて、37.9%。

 帰還した住民は、2017年3月時点で441世帯。全世帯数2826の約15.6%だった…が。
 18年の住民登録数では、約半数の3343人が帰還、居住している、という。 

 そんな楢葉の町の、いま現在を、垣間見に行く。
 国道6号沿いの町役場に隣接、常磐線竜田駅からも歩いて15分のところに。
 彩り明るく、賑々しく、「ここなら 笑 店街」が、この6月にオープンしたばかり。

 「笑」店街というネーミングには…避難先から帰還した町民が気軽に買い物や交流をして、笑顔になってほしい…懸命の願い、イタイほどによくワカル。
 
 これは別の場所にあった仮設共同商店街の役割を引き継ぐもので、大々的にイメージチェンジ、スーパーや飲食店、理容店など、テナントあわせて10店舗。
 これは、宮城や岩手ではすでに続々〝復興〟されているケースで、この点でもヤッパリ原発爆発事故後遺症の福島は2年遅れている。とはいえ、
 まだ工事中の住民センターも、ガラス張りのモダンな建屋になりそうだった。

 楢葉の町は、国道6号が通じてすぐに木戸・竜田の両駅付近を訪れているボクだった、が。
 それこそ<人っ子一人>見ない状況で、その後も外見に変化は感じられなかったから、折からの昼どき、店に見られる客の多くは工事関係者…とはいえ、目を瞠らせるものがあり。
 車中食用に買いに入ったパン屋さんの店員は、「がんばってます、もっとお客さんが多くなってくれるとイイんですけど…」と、めいっぱい笑顔のサービスだった。

 笑店街のすぐ隣接地は、復興公営住宅街。「笑〔えみ〕ふるタウンならは」の名称が、こちらはチトくるしい。 
 まだ新居に移り住んだばかりの人たちが、庭の花壇づくりなど、思い思いに、わが家らしさの獲得に励んでいるところ…で。
 暑い日向を避け、裏の日陰に涼んでいる老夫婦に尋ねると、
「ここならイイ…買い物もラクだし…ゼイタクはいえね…な」
 ほっくり渋めの笑顔がヨカった。
 
 ………… 

 楢葉町の、これからの課題は、若い子育て世代の帰還。
 ちなみに、学童数を見ておくと。
 楢葉中学校、43人。
 楢葉北小学校、39人。
 楢葉南小学校、23人。
 あわせて105人の生徒が、いまは、中学校に同居するカタチで学んでいる……

 再開された学校に通う小中学生は、101人。事故前の14.9%。

 ……………

 楢葉町に立地する、福島第二原発1~4号機(敷地はお隣り富岡町にまたがる)は、ついこの6月、東電が廃炉の方針を表明した。