どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

2020東京オリンピック「マラソン」コース決定/クールな〝特殊舗装〟のほうは大丈夫だろうか!?

-No.1731-
★2018年06月18日(月曜日)
★11.3.11フクシマから → 2657日
★ オリンピックTOKYOまで →  767日


*ベートーベンの『第九(交響曲)』アジアでの初演は第1次世界大戦中の1918年6月1日、徳島県鳴門市にあった板東俘虜収容所で、ドイツ兵捕虜の演奏によるものだった。それから100年の同じ日に、鳴門市ドイツ館広場で、同じ構成のオーケストラと男性合唱団(女声パートのソプラノ・アルトも男声)で再現された、という。古き良き時代の、ちょいといい話し!*






◆女子8月2日(日)、男子8月9日(日)最終日…大会の華

 5月31日、東京2020組織委員会からオリンピック・マラソン競歩のコースが発表された。
 正式決定になるのは7月の国際オリンピック委員会(IOC)総会とのことだが、そもそもが国際陸連から「東京を象徴する場所を通ってほしい」と要望されてつくられたコースというのだから、まちがいなくキマリといっていいだろう。
 この都市巡回コースはだんぜん魅力だし、ワクワク好記録の予感さえする。
 (パラリンピックについても、このコースをもとに調整されるらしい)

 前回1964年大会のとき、甲州街道飛田給調布市)折り返しのコースも、あれはあれでヨカッタ…けれど、アベベの驚異的な走りもいまは陽炎の彼方…だ。
 
 こんどのマラソン・コースは、「東京マラソン」とほぼ同じといっていい。
 違うところは
  ①スタートとゴール地点差の出入り(五輪マラソン=スタート&ゴール千駄ヶ谷・新国立競技場、東京マラソン=スタート新宿・都庁、ゴール東京駅前・行幸通り)
  ②東京マラソンで採用の、隅田川を渡って富岡八幡宮までの往復を、五輪マラソンではカット。
  ③また、東京マラソンでは日比谷通から国道15号を品川駅前付近まで行っていてのを、五輪マラソンでは東京タワーまでに短縮。
  ④その分を、皇居外苑の往復などで埋めあわせ。
 浅草や日本橋・銀座のといった観光的にもめぼしい名所はそっくりカバーされており、そのかわり曲折の多い分タフといえそうだが、全体にフラットだし、序盤が下り坂なのでリズムにのりやすそう。勝負どころも盛り沢山の感がある。

 (なお、大会前年2019年9月15日の代表選考レース「グランドチャンピオンシップ(MGC)」も、このオリンピック・コースで行われることに決まった。わくわくレースになりそうだ)
 
 去年の東京マラソンで男子の日本記録をマークした設楽悠太(ホンダ)が指摘するとおり、「勝負どころは37kmあたりから高低差30mほどの上り坂」だろう。ポイントは、そこまでシッカリ粘れるか。
 東京の夏の暑さを考慮して、スタートはいずれも早朝7時になる予定、とのこと。
 瀬古さん(利彦=日本陸連ラソン強化戦術プロジェクトリーダー)によれば、「男子は2時間10分、女子は21分を切るのはむずかしいだろう」という。

 このところ続くアフリカ勢の強さは揺るぎそうもない、けれど、日本選手にとっては「地の利の生かせるコース」という気がする。

 これまでに、代表を決める「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」レース、ファイナリスト資格を獲得した選手は、男子12人、女子6人。ワイルド・カードにのこった選手も加えると、そこそこ粒は揃ってきたか…な。

 ここからは、まことに個人的な思い入れで申しわけないけれど、男子3人の代表選手のなかには、なんとか川内優輝くんが入ってほしい、と思っている。
 この冬のボストンマラソン、悪天候のなかでのみごとな優勝は記憶に新しいし、彼のだんぜん抜きんでたガンバリズムは素晴らしいの一語に尽きるし。

 ついでにもう一言つけ加えれば、あの1991年夏の東京、世界選手権マラソンで優勝した谷口浩美さん、気温30度のなかを粘り抜き、最後の上り坂のスパートで振りきった走りに、なぜか川内くんの影像がダブってみえるからなのだ。

 本人は暑さを苦手としているらしが、ぜひガンバってほしい。

 本番オリンピック・マラソンの観衆になることも、いまから考えておこうか。
 もちろんレース当日の沿道は、徹夜組も含めてたいへんな人出になるだろうし、きっとピリピリした警備もまたご苦労な、大騒ぎになること必至。こりゃやっぱりテレビ観戦がもっとも安全で悧巧なテかな…とも思われるのだ、が。

 もうひとつ、こんどのオリンピック陸上競技で、おおいにメダルが期待できる種目。 
 競歩のコースも決まった。
 こちらは皇居、二重橋前を発着点として内堀通りの直線・往復コース。
 男子50kmが1周(往復)2kmを25周、男女20kmは1周1kmを20周する。

 こちらの見物も混雑に加えて、熱中症対策にも気をくばりながら、粘りでどこまで選手諸君に迫れるか。

 さらに、もうひとつ。
 国土交通省が16年9月にうちだした、ロードレースの「暑さ対策」のことがある。

 真夏の大会に備え、選手の負担を和らげるため、コースに特殊な舗装(赤外線を反射する遮熱材を表面に塗布)を導入、一般的な舗装より温度にして5~6℃程度は下げられる、とのことだった。
 費用は1㎡あたり一般舗装の2倍弱(約2万円弱)、といっても規模が大きいし繁華な都心では工事も楽ではないだろうから、ちと気がかり(もちろん国の負担なんでしょうネ)……