どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

〝豊洲新時代〟は来る…のか!?          /豊洲ぐるり公園&ランニングスタジアム

-No.1606-
★2018年02月13日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 2532日
★ オリンピックTOKYOまで →  892日

*平昌冬期オリンピック。昨日12日はシュウカクがあった。スキージャンプ女子ノーマルヒル(オリンピック女子種目はこれだけ)、荒れ模様の天候のなか、1本目でしっかり上位をしめた3人が2本目もみごとに揃い踏み。高梨沙羅がまずトップに立ってメダルを決めると、その後、ドイツのアルトハイムが上をいき、つづいてノルウェーのルンビがさらにその上をいって…結局は、今季成績トップ3がいまの実力どおりに納まったのには、文句のつけようがなかった。さすが。沙羅ちゃんヨカッタ、駆け寄って抱きしめた伊藤有希もヨカッタ。スピードスケート女子1500mでは高木美帆が0.2秒差の惜しくも銀メダル。金はよろこびのメダル、銀はくやしいメダル、銅はほっとするメダル、という。これもオリンピックだ。選手にかわって苦言を呈しておきたいのは、テレビ報道の「日本メダルラッシュ」の空バカ騒ぎ。正しく〝メダルラッシュ〟といえるのはスピードスケートのオランダ勢、連日のメダル奪取の勢いをこそ言うのだ、やっとメダル3つとったくらいでハシャギなさんなっての、ハズカシイから*









◆中央卸売市場「豊洲

 「ベイエリア」といい、「ウォーターフロント」という。
 しかし現実、ふだん着の感覚では、さほど「ベイエリア」でも「ウォーターフロント」でもない…のではないか。

 実際のところ。
 埋立地にできた直線・直角に囲われた水際、不愛想な護岸には水の戯れも遠慮がち。汀に立ち入れない区域も多い。

 昨年、夏前の6月はじめ。
 豊洲市場に隣接する公園のいま、現状を伝える新聞の小さな記事に、ぼくは目を留めた。

 その記事は。
 新中央卸売市場地になるはずの、豊洲の「ウォーターフロント」、市場周辺に整備された「豊洲ぐるり公園」が開園を待っている…と伝える。
 
 この公園は、都が整備、江東区が管理する区立公園。
 当初の計画どおりなら、16年11月の新市場開場にあわせて開園される予定だったのが、市場の移転延期で見送られてきたもの。

 その一部を、「せっかく造ったのに使わないでおくのはもったいない」という区側からの要請があって開園することになった、という。
 (あれっ…そうだっけ…公園なんてあったっけ)
 それが、正直なぼくの感想。

 ぼくは、これまでに3度ほど現地を訪れ、周辺を歩いていたけれど、最初にも述べたとおり「ウォーターフロント」の実感も、緑の園地のオボエもなかった。

 あらためて記憶をたどって…ようやく…そういえば工事関係の警備員に制止された水産仲卸場棟の外れ、(有明地区との間に架かる東雲運河上)富士見橋の脇にそれらしい広がりがあったような…。

 記事によれば夏休みにあわせて開園になったらしい「豊洲ぐるり公園」の在りよう、どんな「ウォーターフロント」になっているのかを確かめに、ようやく初冬の頃になって出かけた。

 「ゆりかもめ」市場前駅に降りて、見渡す新市場周辺。
市場の門も開かれていない、いまは、とうぜんのこと、肌に感じられるほどの変化はない。

 頭上を「ゆりかもめ」高架の走る道、水産卸売場棟の駐車場建物に沿って有明北橋へと歩く、と。

 なるほど、たしかに「ウォーターフロント」の緑の園地が、東雲運河沿いに細長く伸びていた。

 「豊洲ぐるり公園」の面積はあわせて、およそ18ヘクタールほど、とのこと。
 うち、このたび開園されたのは埠頭先端部(富士見橋側)と根元部(豊洲駅側)の約7ヘクタール。
 ぼくが立っている有明北橋の辺りは対象外で、まだ立ち入ることのできない<閉めきり>区域だった、が。

 そこが「ウォーターフロント」であろうと、また、なかろうと、本質はハッキリ見えていた。

 公園や緑地などの〝園地〟というものは、すべて、<集う人あっての天地>であり、それがない状態では評価のしようがない。
 その日は冬のウィークデーで、ただでさえ人気の少ないタイミングとはいえ、やはり〝開園前〟というのは〝休園中〟あるいは〝閉園〟と一緒なのだった……

 ぼくは、いま開園されている「豊洲ぐるり公園」の方へ行って見る気も、すでに失せていた。

 「ゆりかもめ」市場前駅に戻る。
 まだ〝建設中〟というより、いまはただひたすら〝市場開場待ち〟に見える豊洲大橋南詰、左側、千客万来施設用地は空地のまま。
 未開通の大橋の向こうにはオリンピック選手村、急ピッチの工事現場が望める。

 ぼくには未だに、豊洲新市場に対する拭えない将来不安があって、それは現在の築地<場外市場>にあたる<にぎわい施設>の成否、にかかっている。

 地元、江東区長の心配もまさにそこにあると思うのだが、市場にはその周りをとりかこむ集客の仕掛け<にぎわい施設>が欠かせない。
 千客万来施設の内容と成否が、ひいては「豊洲ぐるり公園」を含む地域発展のカギでもある。

 ……………

 その後12月中旬に至って、都と業界団体からなる「新市場建設協議会」で、今年18(平成30)年10月11日の豊洲移転が正式に決まった。

 さきの衆院選で、知事選・都議選の大躍進モードから一転、にがすぎる苦杯を舐めた小池都知事には。 
 この豊洲新市場移転にまつわる今後の対処を誤るようなことがれば、それこそ政治生命を失う羽目になるだろうことを肝に銘じておいてほしいものだ。

 ぼくは、その「豊洲」と「築地」新旧中央市場の将来を見据えて、これからもたびたび訪れることになるだろう下町のことを思った。

 近くは2020TOKYOのことがあり、首都直下地震対策のことも、首都一極集中から各地方へ繁栄分散のテーマもあるのダ。

 ……………

 豊洲新市場の青果棟前から東京ガス豊洲脇の小道を晴海運河の方へ。
 晴海大橋南詰に近い「ウォーターフロント」に、細長く延びた「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」を訪ねる。

 ここは、全天候型(国際陸連公認トラック同仕様)60mの陸上トラックを個人アスリートに開放する施設。
 同時にロッカーやシャワールームを備えたランニングステーションでもある。

 クラブや組織に属さない市民アスリートにとって、これまでになかったハードルの低い施設は、いまのところ利用する立場にないボクにも興味があった。

 声をかけてみた、けれど、折からスタッフ不在の中に入って見せていただく。

 全部で6つあるレーンのうち、2つはパラ・アスリートのために割りあてられており、手前のスタート位置から奥への一方通行になっている。

 もちろん有料だが、そのハードルも高くはない。
 この頃は、もっぱらウォーキングばかりの老年が、ふとジョギングの真似ごとでもいいから、走路に立ってみたい気を誘われた。

 ここには昨年11月下旬、パラ・アスリートへの一歩を踏みだすための、すなわち競技用義足の試着ができる「ギソクの図書館」がオープンして、2020TOKYOムードの高まるなか、「走るよろこびが生まれる場」として明るい話題の発信地にもなっている。

 設立の資金は、関係者が寄ってたちあげたクラウドファンディングで集めた。
 一本50万円前後と高価な、カーボン製の「板ばね」競技用義足、おとな用から子ども用まで25本ほどを揃え、試着料1回500円でトラックでの試走もできるメリットはおおきい。
 
 すでに、20年東京大会の出場を目指すアスリートの利用もあるというのが、なにがなしウレシかった。