どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

小正月の左義長神事「どんど焼き」/       わが家のお飾り抱えて鎌倉…荏柄天神さんへ

-No.1580-
★2018年01月18日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 2506日
★ オリンピックTOKYOまで →  918日



















◆早や…小正月

 新春を駅伝で迎える近ごろは、三が日本番の正月よりむしろ15日の小正月の方が節目…になった感のあるわが家。
 ひさしぶりに、松飾り抱えて「どんど焼き」に出かけた。

 左義長とも呼ばれるこの行事、むかし宮中の厄除け〝火祭り〟として発祥、のち民間に広まったというから、神事というより季節行事の趣き濃いらしく。
 多くの神社では、正式の年間行事に位置づけられてはいない。

 ともあれ……
 いまも各地、各神社そのほかで行われている、この一年の無病息災を願う「どんど焼き」。
 たとえば神奈川県では大磯の浜で盛大に行われるものがよく知られているが、いまの世の習いにあわせて15日にかぎらず、行事を前後の週末にあわせることが多くなってきた。

 しかしボクらは前に一度、鎌倉の荏柄天神社で出逢った「どんど焼き」、日本三天神のひとつながら鄙びた風情を伝える催事が気に入って、すっかり氏子気分にひたっているのだった。

 ……………

 朝の鎌倉駅
 「きょうの日中は暖かくなる」予報にもかかわらず、冷たい風が吹き抜ける<段葛>を行くに気にはなれず、小町通りを歩く。
 けれども、やっぱり、しまいに出るのは八幡さま(鶴岡八幡)の前。 
 さすがは鎌倉幕府の宗社で。
 雪ノ下や二階堂など、この奥にある寺社に詣でるにも、八幡さまの前を素通りはできないようになっている。

 その八幡さま。
 有名だった大銀杏が8年前に倒れてからは寂しい境内になっていたのが、その後、のこされた根から新しい芽吹きがあって、この古樹の生命力には敬服するほかない。

 その八幡さまでも、この日、早朝に「どんど焼き」があったのだけれど、さすがは大社の、お飾りふんだんに積み上げ大仕掛けな火祭りは(ちょっと…ちがう)気がする。
 「どんど焼き」をすませた幼稚園児たちが、参拝に、ちょうど八幡さまの石段を上がっていくところだった。写真にかわいい構図をあたえてくれる。

 そんなアレコレに気をとられていたおかげで、荏柄天神社の「どんど焼き」には、やや遅参。
 左義長神事の祝詞奏上中に、なんとか間にあう。

 ……………

 八幡さまにくらべると小ぢんまり、ご近所の衆のとりまかれて狭い境内。
 祭壇に奉げられる神事のすぐ脇では、世話役の人たちによる餅つきの準備が並行しており、蒸籠から暖かい湯気が吹きはじめる。

 お飾りの山も、火事に気をつけてのことだろう、ここでは小ぶり。
 持参したわが家のお飾りも、焚き上げのなかに入れてもらう。
 まわりの土に水を吸わせながら、神主の手でお飾りに火がつけられる。

 ふと気がつくと、(これもコスプレ?)鎌倉武士の装束にマジに身をかためた男女が、参拝の輪にまじっている。
 天神さまに願いを託す…去年一年分の絵馬もお祓いの火に昇華する。

 やがて、ようやくに、まわりの空気がぬくもる頃には、糯米が蒸しあがり、臼へと運ばれて餅つきがはじまる。
 杵の音にリズムがでてきたところで、神主さんが搗き、武者振り男が搗き、巫女さんも懸命に杵を振りあげる。

 見物の子らにも「搗いてごらん」誘いの声がかかった、けれど、女の子たちは恥ずかしいのか尻ごみ、見わたしたところ男の子の顔が見えないのは…ははぁ逃げおったか。

 搗きあがったお餅は、控え室で「餡ころ餅」と「黄な粉餅」とに作られ、授与される。
 それを待つ間、参集の衆は思い思いにお詣りしたり、世間話に花を咲かせたり……
 ぼくたちも「餡ころ」と「黄な粉」、搗きたて餅パックを二ついただて帰途につく。

 天神さまの堂々たる梅鉢紋にはかなわないけれど、境内の梅がまだ遠慮がちながら花をつけはじめており……

 人の世は、まだ寒中、といいながら。
 すでに土中からは、春いちばんの芽が萌え出ている。

 ……………

 このあと、二階堂の鎌倉宮までまわって帰ったこの日、後で歩数計を見たら、なんと15、500歩、はやくも昨年の1日の歩数記録を上まわっていて、吃驚させられたことだった。