どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《11.3.11》被災地東北、18次<巡訪>/ ㊱10日目(1)休暇村陸中宮古で2度目のキャンプ  今回のテーマ[つぎのステップにむけて]

-No.1527-
★2017年11月26日(日曜日)
★11.3.11フクシマから → 2453日
★ オリンピックTOKYOまで →  971



◆手ぶらで「キャンプパック」いかが…

 昨日の宿りは休暇村陸中宮古。
 ただし、寝たのはテント。
 この旅では、安達太良山麓(福島)から2度目のキャンピング・デー。

 「休暇村」は、国立公園内に許可をえて設けられる宿泊施設なので、自然とのふれあいが重要なテーマになっており、キャンプ場を併設するところもある。
 ここ休暇村陸中宮古は、名勝「浄土ヶ浜」の北の姉ヶ崎にあって、三陸復興国立公園内。
 《11.3.11》の後、しばらくは復興ボランティアに宿泊施設を提供していた。

 前回、ひさしぶりのキャンピングになった安達太良山麓では、テントの張り方に恥ずかしながら齟齬をきたして苦戦したこともあり、このたびは、宮古の魚市場で食料の買い出しをすませて早々にチェックイン。
 気を引き締めてかかったからテントも無事、短時間に張りおえることができた。

 いま、有料施設のキャンプ場はみな、整備がすすんで不安はない(以前は杭=ペグ打ちなどテントの設営に苦労させられるサイトも少なくなかった)し、流行りのオートキャンプ場などは施設も充実。
 休暇村陸中宮古のゆったりと広いオートキャンプ場、各サイトにはAC電源・水道・洗い場まで整っていた。
 温水シャワー設備があるし、別料金を払えば本館のお風呂もつかえる。

 夏休みがすんだキャンプ場は閑かだったが、ほかのサイトには若者グループの姿があり、外国からの利用客も見られた。
 イザというときには、安心して避難できる場もある休暇村でのキャンプは、初心者たちを中心に人気があるようだ。

 夕食の支度にかかる頃。
 ホテル調理場のスタッフらしき人が、上から布巾のかかった大きなステンレスのバットを抱えて隣りの若者グループサイトにやってくる。
 どうやら、これが手軽と評判の「キャンプパック」というものらしい。
 ようするに料理材料一式の出前みたいなものだが、じっさいは、どんなものか。

 設営済みテント(マット&タープ付き)に入って、夕食には焼くだけバーベキューの材料を配達、朝食は休暇村本館でバイキング。
 寝袋、ランタン、テーブル、イス、炭、着火剤、コンロ、食器セットも準備されており。
 ほかの調理器具や毛布などのレンタルもあって、ホントに手ぶらで行ってもすぐにキャンプできてしまう、至れり尽くせり。

 正直、そこまでするか…と思わないでもない。
 けれども、コミュニケーションでものごとが伝わりにくくなっている現在、こんな入門の手つづきがあっていいのかも知れない。
 考えようによっては、いまほど手づくりのハードルが高い世の中はないのだ。

 その宵、お隣りさん、男女2人ずつの若者グループは賑やかに食べ、そして、おしゃべりを楽しんでいた。

 翌けて今朝、ぼくらが顔を洗ってコーヒー・ブレイクのひとときをすごしていると、この若者グループは本館へバイキングの朝食に出かけて行き。
 そうして朝食後、ぼくらがテントの撤収とあと片づけをしているところへ戻ってきて、パタパタと私物を整理すると、2台の車に分乗してさっさとお先に帰って行った。

 ボーゼンとそれを見おくったボクら、ほろ苦い笑いをかみころしつつ、つづいてキャンプサイト後にしたことだった。

 いっぽう、その頃。
 これもビギナーらしい外人さんの若者グループは、懸命に自前で火をおこして朝食の準備中。
 飯盒飯を炊くつもりらしい女性のひとりが、剽軽な笑顔で肩をすくませ、朝の挨拶をしてくれた。
 同じ若者世代に見た、好奇心2題……