どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

オバマが中間選挙に負けた大国アメリカの憂鬱/  EUは解体し、米露は冷戦時代へ逆戻り…か 

-No.0413-
★2014年11月08日(土曜日)
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★オリンピック東京まで → 2085日




オバマが負けた

 アメリカの中間選挙で、こっぴどくやられた。
 新聞・テレビには、専門家によるさまざまな敗因の分析と、今後の見通しが見られるけれど。

 ボクも、同盟国ニッポンの庶民的な視点から、民俗目線でヒトコト。

 6年前、オバマが大統領選に勝ったとき。
 日本の小浜市民なんかが陽気に浮かれてお祝い騒ぎするなかで、ボクはマジに彼の身の上を案じた。
 そう、暗殺されることになりはしないか、心配した。

 その危険性が、まったくなかったわけでもないから、だが。
 ケネディー暗殺の頃とは、状況がずいぶん変わってきた空気は、たしかにある。
 でも、“アメリカの心底”は変わっちゃいない。

 「アメリカはもはや世界の警察ではない」ことは、認めざるをえないとしても。
 「強いアメリカ」の旗を降ろすつもりは毛頭ない。
 ただちょっと、「いつもの世話好き」な側面がでただけかも知れなかった。
 
 オバマの幅広い支持層となったリベラル派は、彼に新しいアメリカの夢を見たろう。
 保守派は、アフリカ系黒人指導者の器を計ってみる気だったか。
 人種差別意識も、ようやくのことで、そこらへんまでは、なんとか…。
 強面ばかりじゃいまの時代モテない、ことは白人社会もわかってはいたし。
 なにしろ、あのときの大統領選では、じぶんたちの側にコレといった強力な人材がなかった、ことも確かだった。

 オバマは、けっこうよくやった、とボクは思う。
 彼の「CHANGE(変革)」は、ケネディの「TOGETHER」ほどではないにしても民衆にアピールしたし、キマッテもいた。
 実際、医療保険制度改革なんかだって、アメリカほど強烈な個人主義国家でなかったら、拍手喝采ものであったろう。

 再選を目指さず、1期で退いていればナンのことはなかった。
 「いい大統領でしたよ」といわれたろう。
 政権の座が長くなって、保守派もついに限界、痺れをきらした。
 「ティー・パーティー」の背後なんか、すでにけっこうキナ臭い。

 オバマも結局、スピーチほどにリベラルではなかったか…。
 暗殺の怖れが現実味をおびるところまでは、踏みこめなかったか…。
 彼もまた、アメリカ白人社会のよいとこどりの人であったか…。

 TPP交渉における強引な、自国企業利益のごり押し黙認なんか、ぜんぜんラシくもない。
 本来なら同じ立場にあるといってもいはずの、ヒスパニック系の人々に対する(結果)ツメタさが、(結局)中間選挙の大敗に烈しく痛く響いた。

 あと2年……は、長い。
 コワイのは、いま世界的に広まりつつある「苛立ち」感と、それにともなう過激な右傾化だ。
 こんどの中間選挙大敗は、まちがいなくこの流れをさらに加速する。
 「アメリカの自由も、かぎられたものでしかなかった」
 EU諸国周辺に渦巻く不穏な乱気流、威信喪失大国アメリカに対するロシアのリベンジ・ムードも不気味だ。

 オバマに、レィムダック(死に体)を跳ね返す起死回生の秘策ありや。
 あるいは、リベラルの潮流を滞らせないために思いきって退き、うまくヒラリーに引き継ぐなんて奇策も…。