どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《3.11》2014晩夏の巡礼-8日目-せたな町①/「浮島公園」に赤とんぼ群れ飛ぶ

-No.0400-
★2014年10月26日日曜日
★《3.11》フクシマから → 1326日
★オリンピック東京まで → 2098日





◆赤とんぼにも絶滅のおそれ…

 奥尻島を昼に出たフェリーの、せたな(瀬棚)入港は午後1時半すぎ。
 冬季をのぞくフェリーの就航便数は、江差航路が2往復に対して、せたな航路は1往復。
 江差が函館圏とすれば、せたなは小樽・札幌圏になる。
 (どちらも圏央部まではかなりの距離があるけれど…)
 
 それでも札幌圏より函館圏なのだろうか。
 ワカラナイなりに、ぼくが思うに、これは故郷感覚によるのではなかろうか。
 むかし奥尻島に渡ったのは、その多くが道南から(さらにその素は津軽)の人々であった。
 この「故郷感覚」というものが、《3.11》でも“フクシマ”のその後でも、さまざまな場面に色濃く反映されている。

 さて…。
 せたな(瀬棚)ではキャンプ泊を予定していたぼくらだったが、どうも雲ゆきが怪しい。
 昨日あたりから道南・道央方面を中心に広くゲリラ豪雨の警報があって、この日は奥尻島でも小雨があった。
 ついでにボクは、かぎりなく「ぎっくり腰」に近い感覚の腰痛に、ここ2~3日悩まされてもいた。
 そんなこんなで無理を押す気にもなれず、キャンプを断念して温泉ホテルに宿を頼んだ。

 チェエックイン前のひととき、浮島公園に足をひきずる…。
 この公園は、かみさんのお友だちから「いいところよ、お花がいっぱいで、ぜひ行って見て」と、熱い推薦のあったところだ。

 沼の水面に大小の浮島。春は水芭蕉が咲き乱れ、秋はやさしげな紅葉につつまれるステキな自然環境というのだが。
 あいにくの曇り天、ぎっくり腰気味の腰痛かかえては、やむなし(またね)。
 沼に咲きのこりの睡蓮を愛でて、軽い散歩にとどめおく。

 ただ、赤とんぼの群れ飛ぶ情景が、懐かしく印象に深かった。
 そうだ、きっと「全国的に赤とんぼ激減」の報道があったせいだ。
 しばらく前には「ミツバチがいなくなった」といわれ、ネコチノイド系農薬の害が話題になった。
 そうして実際に、ぼくの身のまわりからも、ミツバチはすっかり姿を消してもどらない。
 農家が受粉に助けを借りる、ミツバチの値段も上がっている。

 メダカが減った。
 ドジョウも、ザリガニも、減った。
 カエルも減って。
 とうとう、こんどは“赤とんぼ”まで。
 
 春の小川…も、夏の想い出…も、み~んなどっかへいっちまう。
 赤とんぼについても、(そういえば…)とぼくは記憶を掘り起こす。
 暮れかかった野遊びからの帰り道、目の前を邪魔っけなくらいに群れ飛んだアノ赤とんぼは、いったい何処へ行ってしまったろう。