どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《3.11》2014晩夏の巡礼-2日目-③陸前高田(補)/「安息角」のおはなし

-No.0383-
★2014年10月09日(木曜日)
★《3.11》フクシマから → 1309日
★オリンピック東京まで → 2115日

*今朝の交差点、信号の「青」がひときわ輝いて見えた。青色LED発光ダイオード)の開発で、日本の3教授が2014年ノーベル物理学賞を受賞。わが家の省エネ照明にも使わせていただいていて、でもじつをいえば…こんなたいへんなコトとは思っていなかった。ごめんなさいませ*





◆たとえば富士山みたいな「安息角」

 昨日の記事を書いてから、自身、「盛土」についての知識がたりないことに気がついて、調べていたら「安息角」に出逢った。

 専門書の解説はむずかしくなるので、かみくだいて説明すると。
 「安息角」というのは、「粒状あるいは粉状のものを、自然落下させて積み上げたときに形成される斜面が、崩れ落ちないで安定する最大角度」のこと。

 「休止角」とも呼ぶそうだけれど、だんぜん「安息角」がいい、気に入った。
 なんともいえない包容力があって、とても土木の用語とは思えない。

 形としては円錐状になるわけで、「たとえば富士山のような」という表現もグッとくる。
 上の写真、「盛土」の角を見ていただけばナットクされよう。
 30度という角度には、なじみもあるし安定感もある。

 ところで、この「盛土」造成地を広く利用したくなると、「安息角」で欠けた(余角)部分に土を入れることになり、しかし、それでは「安息」でなくなるから、補強が必要になる。
 その、崩れようとする横への力を止めて支える構造が、「擁壁」とか「石積み」というわけだ。

 だからまた、たとえ「擁壁」で土留めされていても、建物の安定が満足されるのは、あくまでも「安息角」の内側部分ということになる。

 今後の報道で、崖崩れなどがあったときには、その傾斜地が「安息角」を保っていたかどうか…を、安危の判断材料のひとつにしていいかと思う。

 つまり、いま被災地のいたるところに現出している「盛土」というのは、ボクの解釈でいけば、途中経過の構造物であり、今後、それぞれのケース・バイ・ケースで、なんらかの仕上げの工夫が施されて、はじめて完成になるはずなのダ。

 「盛土」については、今後もその成り行きを注意して見守っていかなければならない、ことになる。

 なお、ちなみに、「盛土」は「低い地盤に土砂を盛り上げて高くすること」。
 逆に、「高すぎる地盤を削り取って低くすること」が「切土」。
 だから、ふつうなら「盛土」より「切土」の方が頑丈であって、「切土」にもかかわらず崩れたりするのは土質に問題があることになる。