どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

オリンピックを前にヘイトが暴走する我がニッポン/アテネオリンピック後のギリシャのいまを見てご覧な

-No.0363-
★2014年09月19日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1289日
★オリンピック東京まで → 2135日



ギリシャとニッポンについて…想うこと

①2004年のアテネオリンピックから10年
 ギリシャでは、あのとき新設された競技会場が、いまでは酷いことになっているらしい。
 「野球センター」はヘビの棲みかになるほどの草っ原、隣接する「ソフトボール競技場」とともに荒れ放題。野球センターの方はその後、サッカー場に改修されたがダメだったという。
 「水泳センター」のメーンプールも諸設備残骸だらけのありさまだし、多くの夢舞台が無用の長物となり、後利用もされずに放置されているとか。

 アテネオリンピックは、発祥の地での開催ということで、たしか“原点回帰”が掲げられた大会だったはず…でしたよネ。
 2020年の東京オリンピックでは、日本民族の性格からしても、まさかギリシャのようなことにはなるまい…と想うけれど、人口減の老齢化社会を考えると、ふと背筋がサムイ感もある。
 “国威発揚”とか“見せびらかし”は、やめといたほうがお利口さんというものダ。

 アテネオリンピックの開催に、ギリシャ政府が捻出した総費用約1兆1千億円が、そのまま負の遺産となり、その後の深刻な財政難に繋がった。
 いまやギリシャは、不況と失業と貧困の巷…。
 ギリシャの国家財政破綻が明るみになったとき、ボクらは、けっしてそれが「他人ごとではない」ことを痛感したはず、ではないか。

 いまの政府の、金遣いの荒っぽさを見ていると、まるでヤケのヤンパチ。
 一点豪華にドーンと花火打ち上げて、「ハイそれまでよ」はゴメンだぜ。

②“ヘイト”の増長ぶりまで、似てきたみたいダ
 また、いまギリシャではヘイトクライム憎悪犯罪)の増大に手を焼いた国会が、罰則を強化した人種差別禁止法改正案を可決した、という。
 「ネオナチ」による人種差別行為が、ドイツ・フランス・オランダなど欧州各国に広がりを見せるなかで、ギリシャはもっとも深刻な国のひとつとされている。
 その根底にあるのは、(国民の4人に1人以上が失業状態といわれる)明るい展望の見えない、閉塞感からくる「イラダチ症候群」とでも呼ぶべきものに違いない。
 
 その点でもまた、いまのニッポンはギリシャの状況に似てきているよネ。
 ヘイトスピーチ(差別煽動表現)のヒドさは、表現の自由などというマトモなレベルを飛び越した、ヘイトクライムの一種だし。
 マスコミの“嫌韓・憎中”ムードや、“朝日新聞叩き”まで加勢して、イヤーな感じのイジメ社会が蔓延しつつある。
 ほんとうなら、彼らを〈不遇の身〉に落としいれて恥じない者たちをこそ恨むべきなのに、どういうわけかこういうときには逆目がでて、憐れむべき者同士のイジメあいになってしまうのが、なんともセツなく、解〔げ〕しがたい。